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Posted by ブクログ
借りたもの。
子育ての金言がいっぱい!
ハウツーではなく、子供との向き合い方、その考え方について、肝に銘じておきたいものばかり。
児童精神科医の著者が、時代と共に、子育て環境は変化しても「いつまでも変わらない大切なこと」を挙げている。
それは教育でも建築でも一番大事な、土台部分。
すなわち1~3歳は極めて重要、との事。
1~3歳
トイトレでトイレで排泄することが「気持ちがよく快適なこと」であることを知る前に、親が過度に嫌な顔をする、叱るなどで、叱られないためにトイトレが「偽りの前進」をしてしまう。
かといって、「ほめすぎ」も、失敗した時に親がどれだけ失望するかを伝えているようなもの。
ごくふつうにほめる……(普通って何だろう?)
大切なのは、それまで汚いともなんとも思わなかった自分の排泄物をトイレですることが「気持ちいいことである」と自分で分かること。
「叱られてもすぐ忘れる」「失敗しても同じことを繰り返す」は幼児期の子どもの大きな長所。そういうもの。
繰り返す中で、他人への絶対的な信頼感を養う。
子どもの反抗は、喜ぶべきもの。
「なんでもひとりでできるようになること」が自立ではない。他人との調和のなかで主体性を発揮して暮らしていくことが本当の自立。
子どもが望むことをみな与えるのが過保護、親が望むものだけを与えるのが過干渉。
金銭で物を買い与えるより、手塩にかけて育てること。
一番の基本はスキンシップ。
小さい頃の「将来の夢」は荒唐無稽で構わない。自己肯定感を持った子はやがて現実的な夢を着実に実現する。
競争心、協調性を健全に育てるには、たくさん友達を家に呼び、友達の家にもたくさん遊びに行く。
「ひとりで何かに取り組むこと」は勤勉であることとは違う。勤勉さとは仲間の中で何かの役割を果たそうと努める姿勢。
長所をできるだけたくさん指摘してあげること。短所や欠点はそのあとからほんのちょっぴりだけでいい。
4~6歳
分業意識は、価値の軽重を知る事から、心に差別意識を生み出す。これは避けがたい人間の業。
それを乗り越え、同情ではない本当の平等を理解するよう教育すること。
「いい子」は大人にとって「都合のいい子」のこと。
かわいがるから本当のいい子になる。
子どもは、親の社会性を見て、自らの社会性を身につける。家庭が孤立せず「社会化」することはとても大切。
周囲の仲間とともに、互いに育ちあうもの。
動物をうんとかわいがる子には、淋しい子が多い……
この世で最も「純粋に近い愛情」は親が子どもを思いやる気持ち。
きびしい偏差値教育の環境の中に放り込まれてしまったとしても、親が子どもに「成績ではない価値」を伝えられれば、何の心配もありません。
親の孤独が、子どもへの過剰な期待、過剰な干渉、体罰につながってしまうことが少なくありません。
「母性」と「父性」はある。無理に無くして平等にしないほうが良い。
母子家庭のお母さんは時に「父性的」になりすぎることがある。まずは母性的なものをじゅうぶんに与えて。
お互いが深く依存しあえる夫婦であれば、別居婚でも、子どもがなくとも、同性でも、それは健康な関係。
人を尊敬する気持ち、共感する気持ちがないと、先人の素晴らしいものを受け継ぐことはできない。
創造性、オリジナリティは「模倣」から生まれる。子どもに「人の真似をしてはいけない」と教える必要はない。
自主性と主体性を持っているからこそ、模倣することもできるし、創造性を発揮していくこともできる。
小学校の休み時間と放課後は、人生で一番大切な物を学ぶ貴重な時間。子ども同士が学び合う。
自分が他人にどうみられているのか、必死で探る思春期。
ずっと鏡を見ているのも、恋愛に夢中になるのも、必要なこと。
恋愛というのは、自分を愛する感情のこと。大失恋といっても、宝石をなくした程度のこと。
乳幼児期にやり忘れたから「手遅れ」などという事はありません。何歳からでもやり直すことはできますし、また、そうしなければなりません。
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