あらすじ
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情報過多な時代だからこそ、子育てに迷う心に響く。
児童精神科医、故・佐々木正美先生から悩める親たちへのメッセージ。
子育てをしている中で、
わが子を「育てにくい」「手に負えない」「難しい」
「イラっとする」「カチンとくる」などと感じてしまうことがあります。
大人の都合で「ちょっと待って」「あとでね」と生返事したり、
突き放してしまったり、怒ってしまったり……
を反省することもあるのではないでしょうか。
そんなときには児童精神科医の佐々木正美先生のアドバイスを読み進めると、
ハッと気づくことがあり、解決の糸口がきっと見つかります。
子育てに迷うとき、生きづらさを感じたとき、
悩んではいないけれどよりよく育てたいときに、
答えやヒントが詰まった名著です。
佐々木 正美(ささきまさみ):1935年群馬県前橋市生まれ。
新潟大学医学部医学科に編入学し、66年同校を卒業。
その後、東京大学で精神医学を学び、同愛記念病院に勤務。
70~71年にブリティッシュ・コロンビア大学に留学、児童精神医学の臨床訓練を受ける。
帰国後は、国立秩父学園、東京大学医学部精神科に勤務後、
小児療育相談センター(横浜市)、横浜市南部地域療育センターで児童臨床医として地域ケアに力をそそぐ、
その間、東京大学医学部精神科講師、東京女子医科大学小児科講師、お茶の水女子大学児童学科講師などを務める。
川崎医療福祉大学特任教授(岡山県)、ノールカロライナ大学非常勤教授、横浜市総合リハビリテーションセンター参与などを歴任。
長年にわたり自閉症とその家族を支援する療育方法の実践と普及に努めてきた功績で、
2001年「糸賀一雄記念賞」、04年「保健文化賞」、「朝日社会福祉賞」受賞。
著書に『子どもへのまなざし』(福音館書店)など多数。
2017年没後も、そのメッセージは多くの親たちを励まし続けている。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
妹が生まれてから、兄(3歳)の癇癪に困ることが多くなりました。まさしく、今の自分に必要な内容だと読んでみて実感しています。この気持ちを忘れないよう再読しようとおもっています。
Posted by ブクログ
母親寄りの話ばかりなのが残念だが、まさに悩んでいることについて書かれていることも多く、参考にはなった。できたら父親も色々やれって書いてあれば夫に「ここにもパパが頑張れって書いてあるよ!」とか言って育児に巻き込むきっかけができるのだが…
Posted by ブクログ
学び
①“喜んで”要求に答える
“喜んで”がポイント
×「これが終わったらこれをして〜…」と考えない!
⇒子どもの笑顔を見ることが使命
今、この瞬間を大切に
②人間関係は家庭内+家庭外が必要
友達の家など、ルールを学ぶチャンス
③依存が強いのは、依存経験が足りないから
十分手をかけるのがお母さんの仕事
Posted by ブクログ
書いてあることは本当なんだろうなと思う。「手のかかる子には思う存分手をかけましょう」というのは、子供がこのままわがままに育ってしまうのでは?と心配していた私の救いになった。
ただ、「最後の最後で親が怒ってしまったら意味がない」「子供が望むことをとことんやってあげる」などは、理想的な子育てとは思うが、そこまで完璧にできる人は少ないはず。この本を読んで以降、できてないことを責めて、少し苦しくなってしまったので、「まぁ理想的にはそうなんだろうけど、無理のない範囲でやろう」と割り切って読まなくてはいけないなと思う。
それと一つ疑問が。「子供がテレビを見たいと言ったときに見せる続けるのとは違う」というような記述がどこかにありましたが、子供の望むことをしてあげる(アイスが食べたければあければよい)のとは何が違うのか、良くわかりませんでした。
Posted by ブクログ
Twitterでオススメされてきて気になったので購入。育てにくいとはあまり思ったことは今のところないのですが、姉や友人の子育てを外野から見てモヤモヤしていたことに対するヒントがたくさんありました。兄弟喧嘩、下の子を叩いたときなど。気になったことはメモに保存。「理想は分かるけどさすがにそれは無理そう...」と思ったところもあったので、星4つに。息子が大きくなったらまた読み返したいです。とても良い本でした。
Posted by ブクログ
佐々木先生の本を何冊も読んでいるので、
特に育てにくい子を育てている方に。
基本は変わりませんが、家庭問題・発達障害等寄りの内容となっています。
相談形式&字が大きいので内容はそう多くないので読みやすいです。
Posted by ブクログ
軽度のADHD傾向のある息子との付き合い方に迷い、手に取りました。
書かれていることは確かに納得いくものばかりで、参考になります。
しかし、最終的に母親の器・努力・忍耐頼みになるアドバイスが多く、読んでいて苦しくなります。
佐々木先生は小児精神科医であり、子ども寄りの視点を持つことが仕事であるため致し方ないとは思います。
しかし、子どもに怒らず、優しく声をかけ余裕を持つためには、まずは親自身が心身共にゆとりを持って暮らす必要があります。
多忙で経済的にもゆとりのない今の時代、そんな余裕を持って子どもと過ごせる親ばかりではありません。
朝から晩まで育児家事仕事に追われ、日々を乗り越えるだけで精一杯な親が多いはず。
佐々木先生の仰る理論を実行するには、まず親が自分をケアする時間が必要です。
育児に悩んで本書を手に取った中、母親へ求められることが多く余計に多く苦しくなってしまったので☆3つに。