佐々木正美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
素敵な本だし、手元に置いておきたいと思う良書だとも思う。
子どもは自由にのびのびと育てたいし、望むものを与えてやりたいとも思う。
でも、
子どもがそばにいてほしがっているのがわかっていても、それがどうしてもできない気持ちのときがある。わかっているのに、心がどうしても応じようとしてくれない。むしろ逆に逆にといってしまう。わかっているのにイライラしちゃう、そんな時どうしたらいいかも教えてほしかった。
好き放題、やりたい放題やらせていい限度が正直わからない。本当にごはん食べなくてもいいの?お菓子ばかりでもいいの?夜更かししてもいいの?夢中になれる遊びがあれば、そちらを優先でいいの?
やりたいよう -
Posted by ブクログ
ネタバレおっしゃることは、ごもっともなんだけど、本当に必要な人(特に、子育てにお疲れの乳幼児の親)には届きにくい構成と伝え方かなと感じました。
特に前半は、プレッシャーを感じたり耳の痛い理想論が続くので…。余計な例え話が多くてまわりくどいのもネック。
以下、備忘録として私なりの解釈です。
・子育ては、もっとシンプルでいい。
・子どもを信じるまなざし、あり方が大事。
・「ありのままのあなたを大切にしている」が伝わることが、一番大切。
・子どもが求めるときに、求めるだけ、愛情を返してあげること。
・焦らず、その子のペースを信じて待ってあげれば大丈夫。
・子は親を見て育つ。
・期待のハードルは出来るだけ低 -
Posted by ブクログ
もっと早く、子どもが小さいときに読んでおけばよかった。小手先のテクニック的なものが書かれた「育児本」ではなく、育児の本質がわかる本。98年出版(!)でところどころ時代に合わないところはあるにせよ、全く古臭くなく、育児において大切なことは普遍なのだと思い知らされた。
以下、メモ(主に目次より)
・乳幼児期の育児はやりなおしが難しい。喜びと責任をもって
・育児で大切なのは待つこと。ゆったりとした気持ちで
・ありのままの子を受け入れる。過剰期待✖️
・子どもが失敗した時が親の出番!
・乳児期に基本的信頼を。赤ちゃんが望んだことは満たしてあげる
・子供の行動は科学者の実験と同じ
・友達とあそぶことで -
Posted by ブクログ
ネタバレ・いい子にしているときだけかわいがるのではなくどんな時も愛してあげてください。かわいがるからいい子になる。
・しかりすぎ→偽りの前進をさせることに。後に指しゃぶりや敵意や攻撃性の感情を内向させていくことがある。
・反抗期は魚を釣り上げるときの強烈な引きと同じ。手ごたえを楽しむことに良さがある。強引に引き上げると糸は切れる。
・子どもの希望を聞き入れる。佐々木家も好きなものは好きなだけ食べさせ、嫌いなものを食べさせようとしたことはない。
・自分の子どもに過剰な期待はしない。過干渉にならず、保護的に育てる。
・競争心、協調性を育てるためにはたくさん友達を家に呼び、友達の家にもたくさん遊びに行くこと -
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Posted by ブクログ
佐々木先生の著書はよく読みますが、他の方と対話する形式で進む本は珍しかったので読んでみました。
堂珍さんの会話パートがノイズになるかなと思いきや、リアルな親の目線かつ的確にまとめられた質疑によって、良い塩梅で話を盛り上げてくれていて、非常に良かったです。
内容面では、子供のままごと遊びで、昔は"お母さん"役が一番人気だった。しかし、今は"ペット"役が人気だという点、非常に印象に残りました。
(ちなみに、それはお母さんが自分よりもペットの方を、うんと愛しているように見えるからなのではないか、とのこと…現代の育児の歪みがこんなところにまで出てきているのだ -
Posted by ブクログ
非常に良かったです。内容としては、全体を通して、育児に関する相談に対して佐々木先生が回答しているような形式で進みます。
前半は、子どもの個性や子ども同士の友達関係など、割とありがちな悩みに対するもので、それぞれかなり具体的な回答をしていただいていて、誰にでも役に立つような内容が多いと思います。
後半は、発達障害や父親の死別など、より困難な悩みに対して、佐々木先生の的確で温かい回答が、子育てに向かう親の心を支えてくれると思います。特に最後の「Q32 親に愛されなかった私が愛情を注げる?」の回答は、感動すら感じました。ぜひ手に取っていただければと思います。