佐々木正美のレビュー一覧
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大人はどうしても、発達障害のある子の困った行動に目が行きがちですが、それを子どもの視点で点検しなおして、大人側が無理な要求や関わり方をしていないか、見直すことが必要、ということが書かれていた本でした。
確かに、発達障害の子のほとんどは五感+平衡感覚などの感覚の発達がでこぼこしてうまくいっていなかったり、過敏または鈍感だったりするので、その子自身の世界の感じ方が違います。
それだけに、「この子はどんな感じ方をしているのか」を子どもの立場でみてあげることが大事だなと思います。
そう考えると、発達障害またはその疑いのある子は、どの感覚が鈍いのか過敏なのかをチェックして、親やその子に関わる大人は知っ -
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自分の使命は、尊くて、しかも困難なものであることを認識させてくれる1冊。
そして、これから、どんどん、もっと困難なものになっていくことすら予想させてくれる。
それでも、その道を志すのなら、やっぱり目をそむけてはいけないのだと思います。
そして、誇りをもって。
最近、「幸せ」についてよく考えています。
物質的な幸せと、精神的な幸せについて。
若い頃だったら、けっこう気にしてなかったというか、避けてきた考え方なのに、なんか最近は、そういう考え方に頷く自分がいます。
物質的な幸せは、精神的な幸せとつながっていないなぁ。つながっていないというよりも、反比例しているのかも。
でも、今の物質的な豊 -
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続編は、読者の質問に答える形であり、1と並行して読んでも面白い。だって、「子どもの望むとおりにできるだけしろ」と言われても、「我儘になるんじゃないか」と普通は思うよね。でも、希望を聞いてもらった子が、他の人の希望も聞けるようになる、というのはそうだな、と思う。気持ちを受け入れてもらった子が、その人のいう事なら聞こう、と思えるんだもんな。それは大人だっておんなじだよな。義父が、小学生になってもおっぱいを飲んでいたが、大人になって戦争中、戦争反対を唱え続けた人だったらしい。あの時代、自分の信念を貫き通すことなんて、なかなかできることではないが、存分に子どもの頃認めてもらったから、自分に自信をもって
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ネタバレチェック項目11箇所。子どもを健全に育てるためには、まず母性をたっぷり与え、そのうえで必要なところで父性を与えていけばいいのです。「母性」とは、子どもをありのままに認めてあげる力、許容し、承認する力、無条件にわが子を愛することが母性的な愛情の本質です。「父性」とは、規律や規則、約束や責任を子どもに教える力、いわゆる社会性を身につけさせることです、そして、そこに基づく愛情が父性的な愛情なのです。第二次世界大戦後、私たち日本人は自由で豊かで平和な時代に生きてきましたが、その半面、いつの間にか”自己愛的”になってしまった気がします、その結果、子どもが期待する親になるのではなく、自分の望みを叶え、満足
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わたしのバイブルである「子どもへのまなざし」完結編です。
今回は、自閉症スペクトラムについてが中心でした。
もしかすると、私たちは、「わがまま」という言葉の意味そのものを考え直さなければならないのかもしれません。
なんか、当たり前のように言われて、常識として流布されている素人の教育が、実はわたしたちの子どもたちを生きにくくしているのかもしれない。
最近、わたしがよく思っていることは、「他人はかわらない。変えることができるのは自分だけ。」ということ。
他人を変えるのに、汲々となるのではなく、変わるべきは自分かも。
もしくは、どうしてもうまくいかないならば、その人からはなれるというのが正解の -
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『子どもへのまなざし』『続子どもへのまなざし』を読んでいなければ私はどうなっていただろうとよく思う。折にふれ、佐々木先生の教え(「どの子にも自分は特別母親にひいきされてると思わせなさい」「子どもが好きなご飯を作る、それだけでもよい」)が思い出されたものである。最終巻となる『完』は、「発達障害」を抱える子についての考察が大きな部分を占める。「自分の子は関係ない」と思う親も、広い目で見れば関係あるのだ(自分の子とその子が決してかかわらないと断言できるだろうか?)。ゆるやかな視点で生きづらさを抱える子どもたちを、みんなで見守れたら。心からそう思う。
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そして…
『子どもへのまなざし』を読み終えた方…
また初めての方でも 質問形式のわかりやすい一冊。。。
「続 子どもへのまなざし」です。
一章では…
「子どもへのまなざし」を読んだ方からの不安や疑問に
佐々木先生が丁寧に答えてくれています。
二章では…
子どもたちにとって大切な母性と父性について
三章では…
いじめ問題 不登校について
育児と社会のかかわりについて
四章では…
障害のある子どもたちについて
この子どもたちを どのように理解し
どのように育てていったらいいのか…
とても育児の参考になりますので
是非とも 読んでみてくださいね。 -
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大学時代に学んだエリクソンの理論を思い出しながら読む部分もあったが、
それ以上に、理論ではなく「日常のまなざし」を問い直される一冊だった。
「子どもが望むように愛すること」と
「親が望む子どもに育てようとすること」は、
どちらも愛情から生まれるが、同時に緊張関係にあると感じた。
理想と現実の間で揺れるのは当然で、
完璧な子育てなど存在しないのだと思う。
それでも、
「あなたと一緒にいると楽しい」
「あなたがしてほしいことをしてあげたい」
という気持ちが自分の中に確かにあることに気づけたのは大きな収穫だった。
感情的に言いすぎてしまうこと、
相手のためと言いながら自分の気持ちを優先してしま