あらすじ
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ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリーイラスト版》
【子どもの悩みと特性に気づき、正しい対応をするためのアスペルガー入門書】
自閉症の中でも言葉や知的発達の遅れがないため、
自分勝手、無神経と周囲の誤解を受けやすいアスペルガー症候群。
誤った対応が二次障害を引き起こします。
本書は、子どもの悩みと特性に気づき、正しい対応をするための入門書。
佐々木正美先生が薦める支援のヒントが満載です。
[まえがきより]
アスペルガーの子はだれもがすぐれた能力をもっています。
その力をみいだし、本来の才能を発揮できるよう、環境を整えましょう。
障害の弱点に目を向け、治療的修正をするのは、悲劇的なことです。
彼らの人生を支援する正しい知識をもってください。
【本書のおもなポイント】
●まわりから「わがままな子」といわれるアスペルガー症候群
●アスペルガーの子どもは、人の気持ちを読みとれず、いいたいことを一方的に話してしまう
●記憶することは得意だが、想像するのは苦手
●周囲の無理解は二次障害を引き起こす
●併存する障害には、AD/HD、LD、トゥレット障害がある
●療育の具体的な実践方法として大きな効果を発揮するTEACCHプログラム
●独り立ちはできるのか? 受験勉強、性の悩み、就労への準備
【本書のおもな内容】
アスペルガー症候群、高機能自閉症ってなに?
アスペルガー症候群は治せるの?
《1.子どもはこんなことに困っている》
【コミュニケーション】
【こだわり】
【学習】
《2.周囲の理解が、二次障害を防ぐ》
【周囲の理解】
【二次障害とは】
【家族の役割】
【友達の役割】
【教師の役割】
《3.アスペルガー症候群と自閉症の違い》
【アスペルガー症候群】
【診断基準】
【併存する障害】
《4.「視覚的な手がかり」が生活の助けに》
【対応の基本】
【対応】
《5.青年期に向けて、どんな基準が必要か》
【保育園・幼稚園】【小学校】【中学以降】【青年期】
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
もの凄く分かりやすく成長段階に合わせて説明されています。
どう対応すると子どもが過ごしやすく生きていけるか、
成長段階に合わせての助言もあります。
自分の子、周囲の子、よく分からないままで悩んでいる時、
この本を読む事で、「ありのままのその子を受け入れたい」
そう私は感じました。
判断が難しい高機能障害について、少しだけ理解できました。
Posted by ブクログ
○○のすべてがわかる本シリーズの1冊。アスペルガー児童のことを理解したくて読んだ。幼児から成人までで留意することが書かれている。一般的に知りたい場合にはよい。
Posted by ブクログ
母親から借りた。
具体的な行動とその行動に対する向き合い方が丁寧に載っているので、ASの子の親御さんにおすすめ。
アスペルガー症候群(AS)≒高機能自閉症
→自閉症と同じ特性を持ちながら、言語能力に関する遅れが見られない。
→言葉を使える自閉症と定義できる。
・AD/HD(Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder)(注意欠陥/多動性障害)
→落ち着きのなさを主な問題とする発達障害
・LD(Learning Disorder)(学習障害)
→読み書きや計算など、特定の学習能力に極端な遅れが出る発達障害。
・広汎性発達障害(自閉症)
→コミュニケーションの障害とこだわりを主な特徴としている。
・トゥレット障害
→運動性チック(ex,瞬きを繰り返す)、音声チック(ex,咳を繰り返す、唸るような声を漏らす)が見られる。
ASではAD/HD、LD、トゥレット障害を併発しているケースが多い。
Posted by ブクログ
◇感想的なもの。
広汎性発達障害の幼児・児童に、保護者や教師などの周囲の人々はどのように対応していくべきかについて、図解を中心に述べられている入門書。
見開き一ページにテーマは一つ。アスペルガー症候群の特性や実例、解決策が図解によって示されており、視覚的に把握しやすい。
ただし、幼児・児童への対応が中心となっているため、青年期以降についての説明が浅く、また成人してから自身の障害に気づくモデルなどにもほとんど触れられない。
あくまでも入門書として活用した上で、必要ならばより専門的な書籍を探して知識を深める必要がある。
◇参考
1.アスペルガー症候群
知的発達の遅れを伴わず、かつ、自閉症の特徴のうち言葉の遅れを伴わないもの。
2.高機能自閉症
三歳位までに現れ、他人との社会的関係の形成の困難さ、言葉の発達の遅れ、興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害である自閉症のうち、知的発達の遅れを伴わないもの。中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。
両者は、広汎性発達障害に分類される。
(文部科学省ガイドライン試案2004)