山本甲士のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
経営難の実家の民宿ひなた屋に帰った古場。
最初は、色々甘く考えてる感じが不安だったんだけど、少しずつ変わっていく様子がよかった。
最初に就職試験を受ける時のあれは、ちょっとだめだよーって思いながら見てたら、ああなったし。
色々気にかけてくれる大串のことも甘く見てない?って思えたし。
でも、そこで再会した市川への見方も変わっていくし・
何より、希美との関係がよかった。
最初は、お互い距離感を探り合いながらの感じが、釣りをきっかけにだんだん縮まっていく。
舞台であるなべしま市も、自然にあふれた素晴らしいところ。
元の職場の編集長の件は、何か落とし穴が?とドキドキしたけど、考えすぎだったみたいだし。 -
Posted by ブクログ
作者お得意の「釣り」をモチーフにしたハートウォーミングストーリー。
そして、粘児、希実、民宿ひなた屋が光を取り戻す再生物語でもある。
◇
主人公は古場粘児というアラフォー男。釣りライターとして東京で食べていけなくなったため、実家の民宿を手伝うつもりで佐賀へ帰ってきたのだが……。
* * * * *
「芸は身を助く」とはまさしくこの男に当てはまります。
主人公の粘児には取り柄と呼べるものが3つあります。
1つ目は言わずと知れた「釣り」。
執筆記事を掲載していた雑誌の廃刊で失業状態になったとはいえ、紛れもないプロの釣り師です。魚に対する知識・技術 -
Posted by ブクログ
ネタバレ好きな言葉
「忙しいという字は、りっしんべんに亡くなるって書くでしょ。忙しすぎると、心の方がお留守になってしまうっていうことね。実際、人間の心は弱いもので、あまり欲を出すと、そのせいで見えなくなってしまうものが出てくるし、お金はなければ困るけど、多ければ多いほどいいものでもないんじゃないかしら。家族が幸せでいられるさじ加減というのは、いっぺんにお金儲けをしたり、どんどん忙しくなることじゃなくて、何事もちょっとずつ良くなっていくことだと思うのよね。」
丁寧に、当たり前の事を継続する。 簡単そうで、難しい。丁寧な食事、立禅、実行したいな。