あらすじ
浪人生の真崎光一は一日中家にいる。そこへ祖母が同居することになった。小柄で温厚で普通のおばあちゃん……と思ったらなんだかめちゃめちゃ多くの人に慕われてるし!? 周囲の問題解決してるし! たちまち家庭の状況も好転してるし!! うちのばあちゃん、一体何者!? ばあちゃんにひっついていた光一だけが目にした奇跡の数々。これぞ痛快、スーパーおばあちゃん小説!
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Posted by ブクログ
人脈もとても優れている最強おばあちゃん。
そして料理も上手。
私もこういう年のとり方をしたいなと思った!
内容はある日おばあちゃんが
一緒に住むことになる事から始まる。
介護のことや今後のことについて
不安になる家族だが、その心配とは裏腹に
とても元気で活発なおばあちゃんの姿。
リストラ寸前の父やパートを急遽やめた母、
非行に走る妹、そして浪人生の自分。
どん底になるかと思いきや、
おばあちゃんの存在が家族を救う!
読んでいて思ったのは、
何年も慕ってくれたり、大切に思ってくれる人は
いい人生を送るなと思いました。
私もこの本に出てくる ひかりおばあちゃんのような
素敵なおばあちゃんになりたいと心から思った!
続編も読みます!!!たのしみ!
Posted by ブクログ
一人で暮らしているお祖母ちゃんが、 息子家族と同居するところから物語が始まる。
お祖母ちゃんの温かさ、優しさが数々の問題を解決していく。
読み終えたあとも、しばらく心がぽかぽかしていました。
お祖母ちゃんが教えてくれた沢山のことを大事にしたい。
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おばあちゃんを中心に、様々な人に奇跡が怒る話。おばあちゃんがとにかくすごい!こんなに人望が厚い人はなかなかないないと思う。佃煮や漬物は苦手だけど、このおばあちゃんの佃煮なら食べれそう。
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意外と(というと失礼だが)よかった。ひなた弁当が、弁当に惹かれたものの、ちょっと違う感じだったから、こっちはどうかといぶかっていた。
おばあちゃん、すごい。あちこちに教え子がいて、そろって「自分が一番かわいがってもらった」と思っている。
優しいウソ。いや、こんな嘘ならありだ。
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面白かった! 2016年刊。題名と表紙の挿絵から、ファンタジー系かな?と思いながら読み続けたが、最後までファンタジーな設定は無かった。哲学や自己啓発的な本を読んだ後にこの本を読んだのだが、妙にスンナリ腑に落ちてしまった。誰もが自己愛は強いけど、相手を思いやる事を楽しく始めて事を回す人は極めて稀だ。終盤では泣かされた。
うん。面白かった。
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浪人生の真崎光一は、一緒に住み始めた祖母が、あちこちで先生と慕われることに驚愕します。
その上、家族の抱える問題も、いつの間にか解決してしまいます。
ばあちゃんの作る美味しい料理や、優しいうその力がもたらす奇跡。
おばあちゃんが惹き起こす幸せの物語。
とにかく良い!
やさしい気持ちになれる小説です。
Posted by ブクログ
架空の人物かもしれませんが、優しい人は強い。これは本の中でも、現実の世界でも同じかもしれません。日々穏やかな心を持てるように過ごしたいものです
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素晴らしい‼︎
日常を丁寧に過ごす事が本当に大切なんだ。少しでも、自分に出来ることからコツコツとやっていこう!とても気持ちの良い作品に出会えて嬉しい気持ちでいっぱいになった。私も優しいウソのつける魔女になりたいな
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おばあちゃん…!イワシのぬか漬け食べてみたくなります。
おばあちゃんのつく優しい嘘が、巡りに巡っていろんな人を助けて幸せを広めていく話
会う人みんなが、自分が1番おばあちゃんに大事にして貰えていると感じるようになるのがまさに魔法のよう。
日々食いしばって生きていく中で、誰かに大事にされた記憶は、自分の中でいつまでも宝物であり続けるんだろうな。
光一のやさしさは、おばあちゃんに届いたかな?
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浪人生の真崎光一は85歳のおばあちやんと一緒に住み始めることになる。おばあちゃんはいろいろな人から先生と慕われていたり、家族の問題を解決したりととてもパワフルなおばあちゃんです。
おばあちゃんはよく優しいうそをつきます。こんな人がいてくれたらいいなと思うような人です。
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父親の兄が亡くなり、一人になった祖母が同居することになった。とはいえ、そもそも今の家は祖母の名義だという。
浪人中の光一は、母から祖母が怪我をしないように、出掛ける時は付いて行けと言われており、祖母が昔の教え子を訪ねて回るのに付き合った。
教え子たちは皆、祖母を信者のように慕い、昔の出来事や食べさせてもらった手料理を懐かしむ。
そんな祖母の姿を見て、光一は祖母の優しい嘘や話術を知っていく。
そしてギスギスしていた家族も上手く回っていくようになる。
普通のおばあさんだけど、ちょっと不思議で魅力的な祖母とのお話。
2024.1.23
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主人公、光一の冷静な視点が面白い。
と同時に
結局ばあちゃんの術中にハマっている様子も見え隠れして面白い。
ばあちゃんを慕っている人たちが皆、
自分が一番目をかけてもらっているといっているのを皆同じこと言ってるな〜と面白がりながら、
実は自分も自分が一番ばあちゃんに目をかけてもらっていると思っている光一。
客観的な視点で光一がばあちゃんのことを語り、
たまに客観的になれてないところを読者である私が客観的にみて面白がる、みたいな不思議な面白さだった。
Posted by ブクログ
いろいろな人に慕われるすごいおばあちゃんの話。
基本的には相手のいいところをほめて、気持ちよくしてあげて、そのためにちょっした嘘もつく。それをすこしずつ積み重ねて関係を築いていく。
また、身の回りのちょっとしたきっかけ、チャンスを見逃さずに生かしていく。
最後は暴力団の抗争を手打ちにもっていってしまうのがちょっと面白かった。
Posted by ブクログ
立禅が気になってしょうがない。
ちょいちょい挟まる光一の妄想が、もうちょっと簡潔だったら、もっと肉付きの良くなるストーリー結構あるんじゃないかなって思うんだけれど。
これはドラマ化しないのかなー?
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好きな言葉
「忙しいという字は、りっしんべんに亡くなるって書くでしょ。忙しすぎると、心の方がお留守になってしまうっていうことね。実際、人間の心は弱いもので、あまり欲を出すと、そのせいで見えなくなってしまうものが出てくるし、お金はなければ困るけど、多ければ多いほどいいものでもないんじゃないかしら。家族が幸せでいられるさじ加減というのは、いっぺんにお金儲けをしたり、どんどん忙しくなることじゃなくて、何事もちょっとずつ良くなっていくことだと思うのよね。」
丁寧に、当たり前の事を継続する。 簡単そうで、難しい。丁寧な食事、立禅、実行したいな。
Posted by ブクログ
こんなおばあちゃんがいっぱいいたら、日本が平和になるな~と思った。
まさに〝信者〟レベル。でも、そうなる気持ちも分かる。
本当に辛い時に寄り添ってもらえたことって、おとなになっても沁みてしっかり栄養になって一部になっているものだ。
〝青い鳥〟再読からの〝ひかりの魔女〟
二つの関連を考えてしまう。
〝寄り添う〟〝傍にいる〟
なんとなく傍にいるというより、しっかりとした愛情が根底にあって、相手の負担にならないように程よい距離で傍にいる・・って難しいけれど、でも大事だなぁ、と痛感。
あぁ、あの出来立てご飯が食べてみたい・・・。
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当たり前のことを丁寧にする大切さ、毎日の積み重ねが大きい力になること。
優しい嘘も時には必要で自分も相手も幸せになる。
いつも相手のいいところを見つけて褒めようと思った。みんなの気分が良くなる。
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とても楽しく読めました。
中々に問題を抱えた家族の元へ、おばあちゃんが一緒に暮らし始めるところから始まる物語。
コロナ禍で人間に嫌気がさしている時に読みましたが、生活に丁寧に向き合うこと、日々の積み重ねが大事だということ、知り合いを大切にするということ、など、疲れてばかりの現代人にとって疎かになりがちなことばかりですが、結局はそれが1番大事なのだな、と改めて思いました。
物語だから物事が上手く運ぶのだとしても、おばあちゃんで時間がたっぷりあるからできる事なのだとしても、それは一旦置いてみて、おばあちゃんの生き方が家族や周りの人々へ、そしてこの本を読んだ人へどのような影響を与えるのか、一読の価値ありです。
Posted by ブクログ
85歳のばぁちゃんは魔法が使える??
家族の問題はいつのまにか解決し
ヤクザの闘争まで沈めちゃう
にこにこと、優しいうそで
みんな幸せ
優しくて強いばぁちゃんのお話
Posted by ブクログ
うそは基本的によくないけれど、優しいうそという言葉の魔法で築かれる好循環がある。やはり義理堅い人からは感じるものがある。当たり前に感謝して大切にしたい。
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80を超えた祖母と同居していた伯父が亡くなり、同居することになった真崎家族。厄介者だと思っていた祖母が、実はいろんな実業家と知り合いであったことが判明し、家族のギクシャクが少しずつ変わっていく…。
『迷犬マジック』と似たような、居候がどんどん環境を変えていくという話。というか、『迷犬マジック』『ひなた弁当』と全く同じ設定と話。
大学受験浪人中の光一、中学で色々と問題を起こす光来、売り言葉に買い言葉でアルバイトを辞めてしまった母親、リストラの憂き目に遭う父親とまあ、ネタバラシをしてしまうとそういう人たちを変えていくという話であるが、小道具として『マジック』的な犬、『ひなた弁当』のような川魚の食材などが出てきて、そういうネタの人なんだなあということがよく分かる。いずれかがいずれかの話の元ネタなのであろう。
しかしさすがに2~3品の食べ物だけで人の心をつかむというのも不自然だし、『ひなた弁当』もだが、川魚がうまいからといって、販売してしまうと、衛生的な部分や漁業権のようなものを少しは意識しないと行けないのではないかと思ってしまい、その部分だけ脳内で保留してしまうのだ。
この作家のこれまで読んだ話でも、全てで「ちょっとしたきっかけで人生が好転する」という話ばかりなので、いずれかのシリーズ1つだけで十分だ。ウチの場合は『迷犬マジック』だけで良かった。
気楽に読めるしわかりやすく、悪い話ではない。ただ、作家の脳内、ネタの使い回しが透けて見えてしまって、居心地の悪さを感じてしまった。
Posted by ブクログ
山本甲ニさんのひなたシリーズが好きだったから、他の本も読んでみようかなぁって。
途中オイカワや川エビが出てきた時にはそうこなくっちゃ!って嬉しくなっちゃった(注:私は釣りは全くしません)
丁寧な暮らしと優しい嘘でハッピーエンド!な感じが安心して読めるわね。
ごはんは毎日炊飯器に頼らず炊いているけど、なかなかお出汁やぬか床まではできなくて。
ぬか床って何度か挑戦してるけど、難しくない?
お野菜から出た水分とかでべちゃべちゃになっちゃったりして。
私のおばあちゃん達はたくあん漬けてもぬか床はやってなかったからなぁ。
誰かぬか床の上手な育て方教えて!
あ、これを読んで立禅を始めてみた。(2日目)
少しは筋肉付くかしら?
Posted by ブクログ
伝え方、とても大事だと思います。
同じことを伝えるにも言い方1つで、相手の気持ちは随分変わりますよね。
それを実感できる本でした。
特に立禅はぜひともやってみたい。ネットで調べても似たような違う形がいっぱい。私はひかりおばあちゃん風にやってみます!
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浪人生の光一一家は離れて住んでいるばあちゃんを引き取ることに。
渋々同居を始めた一家だが次第にばあちゃんの魅力によって幸せに変わっていく。
こんなスーパーばあちゃんがいたら頼りたい。ぼのぼのするお話でした。
Posted by ブクログ
ひかりおばあちゃんの悪意のない優しいウソが伝染し、周りの皆が再起し、優しくなっていく。
おばあちゃんだからこその、処世術と言うのでしょうか嫌味なく受け入れられました。
みんながおばあちゃんの一番になりたくなっているのが微笑ましくもあり、納得してしまう。
Posted by ブクログ
何だか都合が良すぎるのだが、それが良い。嘘も方便と昔から言いますが、やさしい嘘、愛だな。やさしい嘘という表現は、何となく気持ち悪くて私にはそこが合わないけど、根底に流れてる人間に対する愛が好き。