山本甲士のレビュー一覧
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『ひかりの魔女 にゅうめんの巻』を読んで――巡りゆくあたたかな愛の循環
『ひかりの魔女 にゅうめんの巻』を読み終えたあと、胸の奥がじんわりと温かくなる感覚が残りました。それはまるで、丁寧に取ったお出汁でいただく、一杯の「にゅうめん」を食べたときのような優しさでした。
物語の中で描かれるひかりさんは、疲れたり、自信をなくしたりして元気を失っている人々にそっと寄り添い、包み込むようなあたたかさを届けていきます。
ひかりさんの魅力は、無理に相手を変えようとしないところです。見返りを求めずに純粋な愛を注ぐからこそ、受け取った側の頑なな心がふっと解きほぐされ、自然と「自分も愛を返したい」という気持ちにな -
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『運命の人』というタイトルを目にしたとき、私はどこか甘美でドラマチックな恋愛物語を想像していた。あるいは、主人公を翻弄するファム・ファタルのような存在が現れる展開かもしれない、と。しかし、最後に本を閉じたときに胸に残っていたのは、そうした男女の愛を超えた、爽やかで温かい人生の肯定感だった。
本作は、まさに「運命に導かれた男」の物語である。主人公の歩んできた道を辿ると、育った環境や憧れの映画スター、初恋の相手、そして出会う人々や出来事のすべてが、後から振り返ればひとつの「運命」として鮮やかに繋がっている。
特に印象的だったのは、主人公の愚直なまでの素直さだ。大好きな任侠映画に夢中になり、高倉 -
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山本甲士の『かみがかり』を読んで感じたのは、「形」を変えることが「意識」を変え、ひいては自分の人生そのものを動かしていくという爽快な力強さだ。
本作に登場する主人公たちはみな、他人軸で生き、自分の本当の気持ちを抑圧して押し殺している。しかし、新しい髪型に変わり、眉を整えるといった視覚的な変化をきっかけに、内面に眠っていた「自分軸」の強さが引き出されていく。「笑う門には福来る」という言葉のように、まず体を動かし、形を整えることで、後から心が追いついてくるのだ。
彼らが変われたのは、髪型によって急に別人へ変身したからではない。強気のルックスという小さな「鎧」を得たことで、抑圧されていた本来の自分を -
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大好きなシリーズが久しぶりに発売。
ひかりさんは褒め上手。
毎日『立禅』をやり、足腰は本当に丈夫!
(羨ましい)
だからか、元気!
そして気遣い上手。
ひかりばあちゃんと話していると気分が上がってくるらしい。
本当は知っていることも
『あ、それ知ってるし〜』
なんて、間違っても言わない。笑
相手に花を持たせてあげる。
優しい嘘も上手。
違うな…と、思われることもやんわり遠回りに言って自分で気づいたように仕向けることができる。
これは、なかなかできないことだと思います。
そんなこんなで死ぬ場所を求めて来た人を救ってしまったりと今回も大活躍!
確かな知識を持ち合わせて、でもひけらかさない -
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ネタバレあっという間に読み終えてしまった。読んでいる間、読み終わった後、内容を思い出す時、すごく幸せな気分にさせてくれる。もう続きが読みたくて、取り寄せようかと思うくらい。
今回はひかりさんの登場自体は前作より少ないけど、その影響力の大きさは前作以上だった。ミツキちゃんがのびのび生活できているようでとても嬉しい。
今作は季節ごとに主人公が変わる連続した短編集のようなかたち。中でも気に入ったのは、東郷さんの話。初めはちょっとイヤな感じの御仁だったけど、ひかりさんとの接点が出来たあたりからすっかり謙虚になり過去の自分の至らなかった点をちゃんと認めたりなんかして、ひかりさんのまほうで浄化されたみたいだっ -
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わー!読んで良かった!
真摯に誠実に人やものと向き合い、小さな積み重ねを大事にする素敵なおばあちゃん。
優しい方便ととびきり美味しいごはんで周りが少しずつ無理なく良い方向へ回っていく。おばあちゃんの人柄のなせる技なんだけど、私もこの方と縁が欲しいって思う。この家族がすごく羨ましい!押し付けがましい形ではなく、頑張る力を湧かせてくれる人なんだな。
こんな風に大事に何かを積み重ねていきたい
こんな風に朗らかに人と向き合いたい
こんな風に食べるものに丁寧でありたい
素敵な道標を見つけた気がしてる。
ちょっと頑張ればできるような何かをしたくなった。
まずは立禅かな!