山本甲士のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
間違いなく2026年で一番面白い本です。まだ2月ですが、これを超える本に出会える自信がありません。怖いことが起きない、優しい世界に出会えて幸せ。読み終わったあとのほっこり感が幸せ。
主人公の空想癖というか考えすぎちゃうところがあーーーだからこの人はこんなふうになっちゃったのね、と思います。それが合わない人もいるかも。トントン拍子で起承転結に欠けるって思う人もいるかも。でもそれを上回るトータルプロデュースの力を感じました。
装丁、帯、構成、ねこ‥全てが完璧です。
テレビや音楽はプロデューサーの力を感じますよね。あーこれが売れたのはこういうプロデューサーがいたからなんだなーーープロデューサー天才 -
Posted by ブクログ
山本甲士さんの「ひなた」シリーズは「ひなた弁当」に続いて2作目。
冴えない中年男性が、ふとしたきっかけから人生を好転させていくストーリー。
それまでやってきた経験と、持ち前のアイデア、人の縁にも助けられつつ、自分にできることを精一杯やっていく姿が胸を打つ。
(一見、関係なさそうな経験が意外なところでつながる・役に立つというのは、著者の山本さんの実体験がベースらしい)
登場人物、全員良い人ばかりじゃん
とんとん拍子でうまく行きすぎでは?
もっと波乱・起伏があってもいいんじゃない?
現実にはちょっとありえないか?というところもあるだけに、こんな声があがるかもな、と思いつつ、それでもあえて言いた -
Posted by ブクログ
長いこと引きこもっていた男性が、子猫を助けたことをきっかけに変わっていく。その変化の様子が温かい。
猫のマリンとの交流、両親とも会話ができて、両親を思いやることができていく宗也が素晴らしい。
息子の変化を受けいれていく両親も。
マリンのためとなれば、動物病院にも、買い物にも行ける。
宗也に必要なのはきっかけだったのかもしれない。
きっかけを得て、行動範囲は広がっていく。
心から、宗也を応援しながら読んでいた。
正直言えば、筋トレのうんちくや、ブログ常連さんのあれこれはいらなかったかなー、とか思わないでもないけど。
宗也にも、他のみんなにも幸あれと願う。 -
Posted by ブクログ
窃盗容疑で誤認逮捕される冴えない中年男性。これまでの冴えない人生やツキのなさを知ると、青天の霹靂のはずの誤認逮捕すら仕方のないことに思える。そんな負のオーラを持つのが主人公の名井(ない)だ。
理不尽さに世を恨み悪い方に振れてしまってもおかしくないが、そういう激情型の人間ではない。感情で突っ走らず、状況を客観視して粛々と行動できるところが彼の良いところだ。
「余計なことはしない」が信条と言い周りに流され巻き込まれているようだが、一つ一つの彼の選択が世の中にムーブメントを巻き起こした。彼自身は意識していないようだがそこにはぼんやりとだが確かに行動指針があり、それが良い方向へ導いてくれたのだ。
-
Posted by ブクログ
人脈もとても優れている最強おばあちゃん。
そして料理も上手。
私もこういう年のとり方をしたいなと思った!
内容はある日おばあちゃんが
一緒に住むことになる事から始まる。
介護のことや今後のことについて
不安になる家族だが、その心配とは裏腹に
とても元気で活発なおばあちゃんの姿。
リストラ寸前の父やパートを急遽やめた母、
非行に走る妹、そして浪人生の自分。
どん底になるかと思いきや、
おばあちゃんの存在が家族を救う!
読んでいて思ったのは、
何年も慕ってくれたり、大切に思ってくれる人は
いい人生を送るなと思いました。
私もこの本に出てくる ひかりおばあちゃんのような
素敵なおばあちゃんに