山本甲士のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私の実家の母も、黒柴犬を飼っている。
一人暮らしの母はクロちゃんが居ないと寂しくて
うちにいられないと常々語る。
一冊目、普段小説を読まない遠方に住む弟がこの本、アネキにあげる、と照れくさそうに手渡してくれた。実家のクロちゃんを大切に思ってくれているのだなぁとその時感じた。
そして二冊目、こちらにはまた何かと驚かされたり泣かされたり。弟に私の方から手渡しなければならない。クロちゃんはマジックのように魔法はみせてくれないし、吠えて走りまわってやんちゃのかぎりだけれど、老いた母にとって私達遠くに住まう子供にとってもかけがえないのない黒柴犬だ。
3冊目もあるようなのでこれもまた読まなければ!
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Posted by ブクログ
ほっこりするお話でした。迷い犬マジックが春夏秋冬出会う人々はどこか不器用で悩みを感じています。マジックとの出会いを通して、人生が好転していきます。
この話で学んだことは一期一会の出会いを大切にして、その出会いに感謝することで、幸運が訪れるということです。
私は何かあるとすぐ、失敗した、やらなきゃよかったと思ってしまうし、すぐに結果を求めてしまう傾向があります。一見失敗に見えることや、結果が出ないと思うことも周りまわって成長につながるのではないか、ならば自分が選択したこと、取り組んだことに対してポジティブに捉えるべきなのではないかと思いました。 -
Posted by ブクログ
「ひなた弁当」「ひなたストア」に続く三作目。
主人公は夢破れて地元に帰って来た男性。
家業の民宿を継ぐ話かと思いきや母親からは罵詈雑言。
旧友のツテで就職面接に臨むが…
今回のキーマンは交際相手の連れ子の娘。
ひなたシリーズはどれも人との縁や絆を感じさせるが、今回は主人公がこれまで培ってきたスキル(調理や釣り)が身を結ぶという話になっている。
自分自身、共感することがあり、今回も楽しく読めた。
ただ、娘のキャラが途中で豹変するのはどういうこと…?と思った。何かしら理由があるようなことは書かれていたけど。
ともあれ、こういう「立て直し物」は好きなので満足です。
筆者の文章も淡々としていて