無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
窃盗容疑で誤認逮捕される冴えない中年男性。これまでの冴えない人生やツキのなさを知ると、青天の霹靂のはずの誤認逮捕すら仕方のないことに思える。そんな負のオーラを持つのが主人公の名井(ない)だ。
理不尽さに世を恨み悪い方に振れてしまってもおかしくないが、そういう激情型の人間ではない。感情で突っ走らず、状況を客観視して粛々と行動できるところが彼の良いところだ。
「余計なことはしない」が信条と言い周りに流され巻き込まれているようだが、一つ一つの彼の選択が世の中にムーブメントを巻き起こした。彼自身は意識していないようだがそこにはぼんやりとだが確かに行動指針があり、それが良い方向へ導いてくれたのだ。
全部上手くいくことはないし、やっぱり余計なことしなきゃ良かったと後悔することもある。伏線かと思ったら何もなかったり、ただの失敗に終わる選択も描かれているのも敢えてのことだろう
(それでも上手く転がりすぎの感はあるが。)
人生は選択の連続だ。
しかも何が功を奏すかは後からしか分からない。どうせ分からないのなら、在りたい自分が選ぶであろう選択を積み重ねていこうよ、そうすれば名井のように花開く日が来るかもしれないよと爽やかで元気付けられる物語だった
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。