あらすじ
家族から認知症を疑われているおじいちゃん、夜の商店街で路上ライブをする若者、理髪店を営むメタボ気味の独身中年男、会社を辞めて独り暮らしを始めたアラサー女子――。そんな四人の冴えない日常に〔マジック〕という名の犬が一匹、ひょっこり迷い込んできた。“吠えない咬まない粗相しない”三拍子そろってるのはいいけれど、飼い主は一向に見つからない毎日。困惑しつつも仕方なくマジックを預かることにした四人に、やがて小さな奇跡が訪れる。読めばほっこり心が和む、ハートフルでユーモラスな書き下ろしスーパーわんこ小説。
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Posted by ブクログ
日々の生活がイマイチ冴えない人々の前に現れる黒柴の迷い犬。
首輪にマジックと書かれた謎の犬の出現で、独居老人や路上ライブをする若者、
小さな理容店を営むアラフォー独身男、ライター志望のアラサー女子の日常に少しずつ変化が訪れる
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迷犬マジック2と3を買ったので再読
少し前、入院している母にこの本を持って行ったところ、獣嫌いのくせに
「マジックちゃん、来ないかなー」
と病室のドアを見つめていました
感想?
他の人が書いてます(ゴラァ
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5年前に亡くなった愛犬の事を
思いながら読みました。
マジックのように口の両端をくっと
上げて笑っているような仕草を見せる子
でした。
マジックみたく特殊な能力は
ありませんでしたが(笑)
なんだか久しぶりに幸せで心が穏やかになる
優しい本に出会い嬉しく思いました。
次の2を読むのがとても楽しみです。
Posted by ブクログ
迷犬マジックの4巻を読んだ後に1巻から読み返してます。マジックの役目が終わると自分から去っていく。マジックが去った後も、空虚な気持ちにならずに前向きになる登場人物の姿にとても力をもらえます。これから2巻を読みます。マジックが起こす奇跡に癒されます。
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人生が上手くいかずモヤモヤと悩みを抱えている人の前に突然現れ、意図してなのか人との繋がりを作り、人生を好転させて行くきっかけを作ってくれる不思議な犬‘‘マジック’’。
マジックの利口さ、可愛さ、表情などが文面から不思議とハッキリと伝わってきて、脳内でマジックのイメージが作り込まれていく。
全体的に温かいストーリーで、人と人の繋がりが生まれ、人生が好転していくストーリーは読んでいてとても気持ちよかった。
Posted by ブクログ
チャンスや勇気、人と人とを繋いでくれる迷い犬マジック
妻を亡くし孤独な老人
売れないストリートミュージシャン
人見知りでおデブな理髪店店主
仕事を辞めいろんなことから逃避中の女性
マジックと出会うことで一歩踏み出せる
日々の生活に疲れたり、人と距離がほしいなと思ってる時に読むとほっこり癒されます
動物の持つ力ってほんとにすごい
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ほっこりするお話でした。迷い犬マジックが春夏秋冬出会う人々はどこか不器用で悩みを感じています。マジックとの出会いを通して、人生が好転していきます。
この話で学んだことは一期一会の出会いを大切にして、その出会いに感謝することで、幸運が訪れるということです。
私は何かあるとすぐ、失敗した、やらなきゃよかったと思ってしまうし、すぐに結果を求めてしまう傾向があります。一見失敗に見えることや、結果が出ないと思うことも周りまわって成長につながるのではないか、ならば自分が選択したこと、取り組んだことに対してポジティブに捉えるべきなのではないかと思いました。
Posted by ブクログ
久々に堪能させてもらいました。じっくりと物事が解決していく様は良いですね、春夏秋冬の4人が出てますが、バトンタッチも味があって、3人目の床屋さんで次はこの人だと予測して出ていたのにちょっと嬉しく思います。その充さんと女子高生の関係が後から分かってあっと思いました。上手だと、最後に譲渡会でマジックに出会い全員が会うとか締めくくりに安心します、老人ホームの相乗効果に夫婦での会話に、痴呆症にもと実際に役立つだろうなと、これも繋がるものだったのかと改めて感心しました。表紙見て間違いない内容だと思ってその通りでした
Posted by ブクログ
母親が亡くなって食生活が偏りがちだった床屋の店長がマジックと言う犬と出会って散歩している内に年上の女性と出逢い、その人と器具を使わない筋トレに行っている内にダイエットに成功して恋人になった話など素敵な話が4つあります。
Posted by ブクログ
人生に立ち止まっている人たちの前に、突然現れる迷い犬。
赤い首輪に「マジック」と書かれた黒柴はあのオス犬は、仮の飼い主たちの人生を好転させると、魔法のように立ち去ってしまう。
春夏秋冬、それぞれの季節での仮飼い主たちとマジックの物語。
皆パターンは同じで、マジック去ったあとには保護犬を迎える決意をするところまで同じ。
でも、なんとなく飽きる気持ちにならない。
どの話もハッピーエンドが見え見えで、ドキドキしたりハラハラしたりはしない。
読者は、ただ登場人物たちを見守る存在となる。
マジックって結局のところ何者なの?そんな疑問すら、不思議と浮かばないのだった。
こういう疲れない読書も、良いなと思う。
Posted by ブクログ
人の人生を変えることを促す犬。
1匹の犬が、関わった人の人生をこんなに大きく変えるなんて驚き‼️しかもわざとらしくなく、自然に。他力本願ではないけれど、こんな犬と出会いたい。
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わんこのマジック(名前)による、幸せマジックが展開される。人と人を繋ぐ素敵なお話。
安心して読み進めることができる、ほっこりの詰まった一冊でした。
Posted by ブクログ
ふらっと現れた迷い犬。飼い主が見つかる間と世話をしているうちに、その犬がきっかけとなって人生が変わり始める人たちの物語。季節ごとに対象者が変わる。
犬によって大事なことに気付かされ、人生が変わっていくという、ほっこりする話。
Posted by ブクログ
他愛のない話に喜ぶアタクシも年老いたな
迷い犬がアチコチの家で厄介になるあいだ
その人の問題を犬ならではのコミュニケー
ションにより解決していくという著者独特
のステキなご都合主義
フーテンの寅さんのごとく次の悩める人の
所へ行くので続編、続々編とあり嬉しい
Posted by ブクログ
マジックかわいい!かわいいだけじゃなく前を向かせる能力が高すぎる。犬じゃなく天使なのでは。まだまだ救いを求めているひとがたくさんいるのか別れは必ず来てしまいますが、次はどんなひとを助けるのか楽しみです。
Posted by ブクログ
2021年刊。黒柴の迷い犬、マジックが、様々に問題を抱えた人・その周辺に関わった人達にまで、心のマジックを掛けたかのように好転させて行ってしまう……というもの。4章構成で、各々に直接的な繋がりは無いが、時系列の中で緩やかに繋がっている…という流れ。展開的に同じようなパターンを繰り返すことになるが、妙に奇をてらって設定やストーリが混乱するような事無く。むしろ意図的に表現に組み込んでいてリズミカルでスラスラ読める。結構楽しく読めました。
Posted by ブクログ
ある日ふらりと家に現れた黒い雑種犬。赤い首輪に「マジック」と書かれている以外の手がかりがない。しかたなく餌をやり散歩に連れ出すと、これまで全く話さなかった近所の人と交流が始まり、疎遠だった息子家族と接近を始める。ある日マジックが引っ張っていった先には、近所からも気味悪がられる家があった…。
春、夏、秋、冬と4章に渡ってマジックが色んなところで活躍をするさまを描くコメディーなのかヒューマンドラマなのか。そして、最初のおじさんのところの話で続くのかと思いきや、季節のかわりとともにふらっと違うところに移動し、マジックを軸に4人の人生のを描いていく。
全体に、マジックは大人しくて何もしない。『ドン松五郎』のように言葉を理解したり話したりと人に介入しないし、なんなら座っているだけという犬である。それなのに、関わる人が変わっていくというドラマを楽しんでいく作品であろう。
最後の章は、ちょっとやりすぎな部分が目についたが、全体に一匹の犬が引き起こす奇跡としては、やりすぎない程度のゆるさで、大人から子供まで楽しめる1冊である。
続編出てるのか。子供も読みそうだから欲しいね。
読書初心者におおすすめできる、初心者向けの棚に入れておく。
Posted by ブクログ
冴えない生活を送っている人のもとにフラりと現れた迷い犬のマジックが、その人たちの暮らしを好転させていくストーリー。
妻を亡くし、家族ともギクシャクしていたおじいちゃん、一向に日の目を見ない路上ミュージシャン、流行らない理髪店を営むメタボの中年男性、仕事を辞め家族とも折り合いが悪くて独り暮らしを始めたアラサー女子。それぞれ、突然やって来たマジックと過ごすうちに、周囲の人との交流が生まれ、次第にポジティブになっていく。
そして、その人たちの人生が好転し始めると、マジックは自分の役目は終わったとばかりに去その人のもとを去り、また次の冴えない人を幸せにしていく。
ここまで不思議な犬はそうそういないが、ドッグセラピー
の力を信じたくなる。
あー、私も犬を飼いたい!!
Posted by ブクログ
まるで「幸せのバトン」をつないでいるような犬・マジックの活躍に自然と笑顔になります。
息子夫婦・孫と疎遠の独居老人。
プロを夢みて路上ライブをする男性。
小さな店で理容店を営むアラフォー独身男性。
ライター志望のアラサー無職の女性。
モヤモヤを抱えながら毎日を送る人たちを、元気にしてくれる迷い犬マジック。
これまで関わることのなかった人との縁を繋いでくれる。
言葉はなくても、人と人との間にある壁を一瞬にして取り払ってくれる動物の存在って偉大。
「幸せの連鎖」が素敵な作品でした。
Posted by ブクログ
よし!やってみるか!
と、小さな一歩を踏み出す元気をもらえます
ちょっとネガティブな毎日を送っている人々の元に、ひょっこり現れる迷い犬「マジック」。
飼い主が見つかるまでと世話をしていると、小さな奇跡が起きます。
奇跡と言ってもそれは魔法などではなく、気持ちを切り替えることが出来て、小さく前へ進むだけ。
ひとつ前へ進むと、次へ次へと良い方向に物事が転がっていく。
そんなきっかけを与えてくれるのが「マジック」。
その人がマジックなしでも前へ進めるようになると、スッといなくなります。
4編の連作になっていて、どれも予想のつくお決まりの展開(もちろん良い意味で)。
ラストシーンは思わず笑顔になれるワンコ物語♪
Posted by ブクログ
山本甲士らしいハッピーファンタジー。
迷える人たちをよき方向に導くという不思議な能力を持つ犬・マジックの1年を描く。春夏秋冬の4編からなる連作。
* * * * *
マジックは神懸かり的な賢さを持つ犬なので、「迷犬」とは「人生で迷える人を助ける犬」という意味ではないでしょうか。
作者の繰り出す各話の主人公たちの様々な困りごと ( その1つがコミュニケーションスキルであるところは共通していていましたが ) と解決へのプロセスの豊富さに引き込まれ、老犬ゆえ猫又ならぬ「犬又」かも知れないななどと思いつつ、気づけば読み終えてしまっていました。
とてもおもしろかった。シリーズ化を望みたいと思います。
Posted by ブクログ
知人から借り読みました
非常にほっこりした気分になりました。
犬好きとしては読んでいて、昔を思い出しとてもたまらない気持ちになりました。
(犬って確かに笑うんですよね)
本としては展開が良くも悪くも先が読めてしまうのが、
自分とは相性の悪い本だと思いました
Posted by ブクログ
散歩してる犬を見てると、いつも思う。かわいいなぁ~。
話かけたくなるよ!
魔法のように人生が変わっていく話なんだろうけど、現実にありそうな話だな。
ただそこに居るだけ。なのに、どんどん心が暖かくなっていく素敵なシトーリー。
Posted by ブクログ
かわいいほっこり
動物によって人生がいい方向に進んでいくことは本当にあると思う。
でもこれはきっかけにすぎなくて、マジックから貰ったきっかけをどうするかは自分次第なんだと思う。
Posted by ブクログ
犬が出てくる小説で悲しい気持ちにならないものを探して出会った一冊。
うちの柴の仕草と照らし合わせながら読み進めた。
作者は、この本を通じて保護犬に貢献する活動をしているんだなぁとも感じた。
気づかないうちに、犬猫のために「してあげてる」という気になっていたけど、お互い様。癒してくれている相手に恩を返すのは当たり前。
という言葉が出てきたけど、本当にその通りだと思った。
これからも我が家の愛犬に恩を返していこう。