感情タグBEST3
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チャンスや勇気、人と人とを繋いでくれる迷い犬マジック
妻を亡くし孤独な老人
売れないストリートミュージシャン
人見知りでおデブな理髪店店主
仕事を辞めいろんなことから逃避中の女性
マジックと出会うことで一歩踏み出せる
日々の生活に疲れたり、人と距離がほしいなと思ってる時に読むとほっこり癒されます
動物の持つ力ってほんとにすごい
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ほっこりするお話でした。迷い犬マジックが春夏秋冬出会う人々はどこか不器用で悩みを感じています。マジックとの出会いを通して、人生が好転していきます。
この話で学んだことは一期一会の出会いを大切にして、その出会いに感謝することで、幸運が訪れるということです。
私は何かあるとすぐ、失敗した、やらなきゃよかったと思ってしまうし、すぐに結果を求めてしまう傾向があります。一見失敗に見えることや、結果が出ないと思うことも周りまわって成長につながるのではないか、ならば自分が選択したこと、取り組んだことに対してポジティブに捉えるべきなのではないかと思いました。
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久々に堪能させてもらいました。じっくりと物事が解決していく様は良いですね、春夏秋冬の4人が出てますが、バトンタッチも味があって、3人目の床屋さんで次はこの人だと予測して出ていたのにちょっと嬉しく思います。その充さんと女子高生の関係が後から分かってあっと思いました。上手だと、最後に譲渡会でマジックに出会い全員が会うとか締めくくりに安心します、老人ホームの相乗効果に夫婦での会話に、痴呆症にもと実際に役立つだろうなと、これも繋がるものだったのかと改めて感心しました。表紙見て間違いない内容だと思ってその通りでした
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不思議な迷子犬と出会った人たちの話。犬の話だけど辛いことも悲しいことも無くて、一応ハッピーエンド。マジックは神様なのかなあ?ニッて笑って行っちゃったら、私多分立ち直れない。笑って別れられない。こういう奴は多分出会えないな、マジックに。
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飼い主が不明で首輪にマジックと書かれた迷犬が少し恵まれていない人たちの元にいき元気を与える話
マジックが人間が変わるきっかけを作ってまた旅立って行くのがよかった。その時の飼い主が自らリードを外すというのが個人的にはもうマジックはいらないほどに変わり、元気になったことを表現するのかなと思った。続編も出たようだからそれも読んで見ようと思った。
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突然現れる黒柴系のマジック。
どこからきてどこへ行くのか。
関わった人と周囲の人を幸せに導いてくれる。
魔法で一気にというのでなく、その人たちが少しずつ、自力で変わっていく。
心の持ちようでいろんなことが前向きになる。
目的を達成したら去っていく潔さもかっこいい。
なんて素敵なんだろう。
本当に魔法使いみたいなワンコ。
その後のマジックもぜひとも見てみたい。
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人生における困り事、この犬はすべて救ってくれる!犬好きな人そうでない人、みんな「マジック」との生活によって好転してゆく。
大人のためのファンタジー。
犬、飼いたくなった。
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人の言葉がしっかりわかるかのような反応をするマジック。そしてマジックが現れたことによりそれまでより生活が好転していく登場人物達。
そして突然現れて突然別れがくる不思議なワンちゃん。
人との出会いと交流、そして出会いをチャンスととらえられるかどうか。それが重要なんだと感じた。
みんなが優しい気持ちになれるそんな作品でした。
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2021年刊。黒柴の迷い犬、マジックが、様々に問題を抱えた人・その周辺に関わった人達にまで、心のマジックを掛けたかのように好転させて行ってしまう……というもの。4章構成で、各々に直接的な繋がりは無いが、時系列の中で緩やかに繋がっている…という流れ。展開的に同じようなパターンを繰り返すことになるが、妙に奇をてらって設定やストーリが混乱するような事無く。むしろ意図的に表現に組み込んでいてリズミカルでスラスラ読める。結構楽しく読めました。
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ある日ふらりと家に現れた黒い雑種犬。赤い首輪に「マジック」と書かれている以外の手がかりがない。しかたなく餌をやり散歩に連れ出すと、これまで全く話さなかった近所の人と交流が始まり、疎遠だった息子家族と接近を始める。ある日マジックが引っ張っていった先には、近所からも気味悪がられる家があった…。
春、夏、秋、冬と4章に渡ってマジックが色んなところで活躍をするさまを描くコメディーなのかヒューマンドラマなのか。そして、最初のおじさんのところの話で続くのかと思いきや、季節のかわりとともにふらっと違うところに移動し、マジックを軸に4人の人生のを描いていく。
全体に、マジックは大人しくて何もしない。『ドン松五郎』のように言葉を理解したり話したりと人に介入しないし、なんなら座っているだけという犬である。それなのに、関わる人が変わっていくというドラマを楽しんでいく作品であろう。
最後の章は、ちょっとやりすぎな部分が目についたが、全体に一匹の犬が引き起こす奇跡としては、やりすぎない程度のゆるさで、大人から子供まで楽しめる1冊である。
続編出てるのか。子供も読みそうだから欲しいね。
読書初心者におおすすめできる、初心者向けの棚に入れておく。
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冴えない生活を送っている人のもとにフラりと現れた迷い犬のマジックが、その人たちの暮らしを好転させていくストーリー。
妻を亡くし、家族ともギクシャクしていたおじいちゃん、一向に日の目を見ない路上ミュージシャン、流行らない理髪店を営むメタボの中年男性、仕事を辞め家族とも折り合いが悪くて独り暮らしを始めたアラサー女子。それぞれ、突然やって来たマジックと過ごすうちに、周囲の人との交流が生まれ、次第にポジティブになっていく。
そして、その人たちの人生が好転し始めると、マジックは自分の役目は終わったとばかりに去その人のもとを去り、また次の冴えない人を幸せにしていく。
ここまで不思議な犬はそうそういないが、ドッグセラピー
の力を信じたくなる。
あー、私も犬を飼いたい!!
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まるで「幸せのバトン」をつないでいるような犬・マジックの活躍に自然と笑顔になります。
息子夫婦・孫と疎遠の独居老人。
プロを夢みて路上ライブをする男性。
小さな店で理容店を営むアラフォー独身男性。
ライター志望のアラサー無職の女性。
モヤモヤを抱えながら毎日を送る人たちを、元気にしてくれる迷い犬マジック。
これまで関わることのなかった人との縁を繋いでくれる。
言葉はなくても、人と人との間にある壁を一瞬にして取り払ってくれる動物の存在って偉大。
「幸せの連鎖」が素敵な作品でした。
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よし!やってみるか!
と、小さな一歩を踏み出す元気をもらえます
ちょっとネガティブな毎日を送っている人々の元に、ひょっこり現れる迷い犬「マジック」。
飼い主が見つかるまでと世話をしていると、小さな奇跡が起きます。
奇跡と言ってもそれは魔法などではなく、気持ちを切り替えることが出来て、小さく前へ進むだけ。
ひとつ前へ進むと、次へ次へと良い方向に物事が転がっていく。
そんなきっかけを与えてくれるのが「マジック」。
その人がマジックなしでも前へ進めるようになると、スッといなくなります。
4編の連作になっていて、どれも予想のつくお決まりの展開(もちろん良い意味で)。
ラストシーンは思わず笑顔になれるワンコ物語♪
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迷犬マジックが出会った人をポジティブでハッピーな方向に導いてくれる、読むだけで口角が上がるストーリー。タイトルに犬がいたので手にとったら、裏表紙で「わんこ小説」と紹介されていて「そんなジャンル分けがあるか!」とわくわく。
ヘヴィなものを読んだ後の箸休めとしておススメです♪
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ひかりの魔女が誰にでもお勧めしたくなる作品だったためこちらも購入。
最初の2パターンくらいで流れは把握してしまう。
登場人物は違うけど収まり方は同じ、
水戸黄門的にループする感じ。
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~疾風のように現れて 疾風のようにさってゆく~♪ ある種介護犬のようであり、またセラピー犬のようであるマジックと言う名の犬と、マジックによって悩みが解決し明るい未来が開けた人間たちの物語。春夏秋冬の連作4話。山本甲士「迷犬マジック」、2021.9発行。
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ふらっとあらわれて背中を押していく、にゅっと笑う犬のマジック。
短編4つ、どのストーリーもあたたかくて、犬好きにはたまらなかった。
マジックが出会うみんなをふわっと幸せにしていくから、切なくはあるものの笑顔で読み終えられました。
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柴犬の雑種のマジックが、ちょっとばかりついてなくて元気のない人の所にやってきて、時々笑顔みたいなものを振り撒いてみんなをハッピーにしていく。癒しの小説。
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最初は犬の小説ということだけで手に取りましたが、読みやすくあっという間に読んでしまいました。
1匹の犬をきっかけにいろいろな人の人生が好転していくのがとてもおもしろかったです!
また犬を飼いたいなって思わせてくれる作品でした。
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なんとなく心に元気がなくってほっこりしたいけど、まとまった時間はとれないときにオススメです!!
犬と一緒にいることで人生や生活が少しづつ変わっていく。
犬や猫と暮らしたことがある人なら、すごくあるあるだと思います(マジックほど勘のきく犬はいないでしょうけど笑)
連作なので、犬のおかげで人と人がつながっていく様子も描かれるのですが、それがまたほっこり。
ずいぶん前に読んだ、「ひかりの魔女」を再読したくなりました!!
Posted by ブクログ
山本甲士らしいハッピーファンタジー。
迷える人たちをよき方向に導くという不思議な能力を持つ犬・マジックの1年を描く。春夏秋冬の4編からなる連作。
* * * * *
神懸かり的な賢さを持つ犬なので、「迷犬」とは「人生で迷える人を助ける犬」という意味ではないでしょうか。
作者の繰り出す各話の主人公たちの様々な困りごと(その1つがコミュニケーションスキルであるところは共通していていましたが)と解決へのプロセスの豊富さに引き込まれ、老犬ゆえ猫又ならぬ「犬又」かも知れないななどと思いつつ、気づけば読み終えてしまっていました。
とてもおもしろかった。シリーズ化を望みたいと思います。
Posted by ブクログ
山本甲士作品は身近なところで起こりうる心が温かくなるハッピーストーリーなので大好きです。
こちらの一冊も迷い犬マジックを通して人生が少しずつ明るく変わっていく様子を本の中に入ったかのように感じます。
Posted by ブクログ
最近お気に入りの山本甲士さん。
「ひかりの魔女」と設定はよく似ていて、ひかりおばあちゃんの代わりに今回は、わんちゃんという訳ですね。
4篇からなる物語ですが、それぞれに少しずつ関連していて楽しいです。
どれも気持ちがホッコリします。
気楽に楽しく読み進められる本でした。
続けて続編も読んでいきます。