山本甲士のレビュー一覧
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会社の早期退職に応じ、転職先の事情により今にも潰れそうな「ひなたストア」で副店長として働くことになった青葉一成。
「ひなた弁当」が面白かったこともあり、思わず手にした一冊。ひなた弁当でもそうでしたが、自分と同世代の主人公が仕事に負い目を感じながらも、まわりとの縁で天職と思える仕事に出会う。
ひなた弁当との違いは、個人よりも組織の中でのサクセスストーリーの様な気がしました。家族再生の部分は両作品とも好きな部分です。
本作で取り上げられた成功事例や環境が、実際の話に沿ったものと言うのが良かったです。あとがきの「沈んでゆく会社の経営者は、自慢気に過去の成功話ばかりばかりをする。伸びてゆく会社の経 -
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ネタバレ主人公は過去にタイムトラベル物のベストセラーを出して有名になったが、最近はヒット作もなくやる気も無くモヤモヤしてた。 そんな主人公に突然タイムスリップを研究してる人物から書状が届く。
当然、いたずらかと思い断るつもりだったが、これを体験談として書いてみようと思い男の誘いにのってみることに、そこからの体験で主人公も段々これは間違いないと確信するようになっていくが、ふとしたきっかけで、ある疑問も生まれてくる....
男の研究はタイムトラベラーではなく、タイムスリップ。本人を飛ばせるわけではないが意識を飛ばすような物で、ここでも大きな流れは変えられないが、自分の後悔を修正する程度なら出来ると言う -
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大阪人なら馴染みのある言葉“ぱちもん”。「偽物」とか「まがいもの」の意味で、本作はうさんくさくて到底信頼できない探偵たちと、運悪く彼らに関わってしまった人たちの物語。6つの短編から成りますが、完全に独立した話ではなく、前の章で脇役だった人が次の章では主人公という形。
登場する探偵に善人はいません。調査費の水増し請求や調査結果の捏造なんて序の口で、依頼者とターゲットのどちらがより多く金を取れそうかを考えて脅迫なんてことも。しっぺ返しを喰らうのは当たり前で、後悔してもどうにもならず。同著者の『どろ』は、隣同士で嫌がらせの応酬が始まり、どんどんエスカレートして最後にはお縄頂戴という話でした。それに -
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突然、そうだ小説を書こうと思った僕が読んだ本。
この本は、作家志望のおじさんが頑張って作家になろうとする過程を追いながら、読者もまた小説の書き方を会得していきましょう、というスタンスになっている。
こんなにうまくいくわけねーだろ、ふざけるな!アマチュアなのにそんなにポンポン話が浮かぶわけねーだろ、ふざけるな!そんなふうに思われる方もいるかもしれないが、まあそこは我慢して。
とにかく親子愛を感じさせる本編も、作中作という形で主人公が書く小説もいいお話であったし、小説の書き方を学ぶという点でも一応、基本的なことは書いてある。
したがって、退屈なハウツー本なんて読みたくねえんだわという、書きたいのか