あきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アルフ(シャーリー父)が遂に自らクリスと接触した!
もっと威圧的な態度に出られるか、もしくは冷徹に切り捨てられるのかと思っていたが、そんなことは微塵も感じさせないほど紳士的で、ほんの少しだけ二人の未来に期待してしまう。
が、今回の見せ場は、やっぱりラストでしょう。
挿絵担当のあきさんもあとがき漫画で描いてたけど、シャーリーの「言ったか?」とシャーリー母の「あなた、おなかがすいてるの?」!
割とシリアスな場面なはずなのに、どちらも素っ頓狂かつ間抜け過ぎて、一瞬目が点になるほど笑えた(笑)。
その反面、クリスの口から発せられた「ありがとう」と「さようなら」が、酷く悲しく、切な過ぎて…ただただ苦しか -
Posted by ブクログ
19世紀イギリス。仕立屋『薔薇色(ローズ・カラーズ)』のミス・クリスティン・パレスの作るドレスは恋を叶えると評判。看板である美人売り子のパメラと共に順調に店を営んでいた。そんなクリスのもとに、公爵家嫡男シャーロック・ハクニールが妹の為にドレスを作って欲しいと注文を持ってくる。そこから二人の縁は始まるのだが……
階級社会イギリス。貴族として全てを兼ね備えたシャーロックと、労働階級の内気なクリス。二人は友人から始まるのですが、レーベルがコバルトだけあって、恋愛の描写が丁寧です。でも階級差がありすぎます。貧乏貴族と資産家の中流階級が結婚するのはよくある話ですが、ハクニールは名も実も揃った名家。少女