藤田和日郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『うしおととら』、これにておしまい。
今まで読んできた漫画の中で、1番泣かされたのは『うしおととら』。
最終巻を読み返す度に、この先『うしとら』超える作品ってもしかしたら出てこないんじゃないかなって、大袈裟じゃなく思ってしまう。それくらい大好きな、もの凄い少年漫画です。
東の長がイイこと言ってたな。
「妖(バケモノ)が棲まぬ国は滅びる」んだってさ。
日本も随分いろんな事があったけど、全然滅びてないのは、どっかにちゃーんと妖たちがいてくれるからなんだろうな。
全33巻+外伝と酒&つまみを用意して『うしとら』飲み会開催したら余裕でオールいける。
【第五十四章】 太陽に 命 とどくまで…… -
Posted by ブクログ
ネタバレ「見ずとも良い」なんて言われたら、余計に見たくなるじゃないですか。
ってかここまで引っ張られて今更見ないわけにいかないでしょ第31巻。
クライマックス直前の山場(重複してる?)・古代天竺編にて、とらと白面の因縁が遂に明らかに。
白面の者と獣の槍に関わった人々が、完璧な輪を描いてひと繋がりになる様は圧巻。この後どうなるのかわかってるのに、暗記するほど読み込んだのに、何度見ても鳥肌立ちます。シャガクシャ様……!
巻末おまけコーナーは、藤田和日郎とスタッフによる うしおととら マンガの描き方教室。
去年行った「ほっかいどう大マンガ展」で拝見した藤田先生の生原稿は、本当に炎イナズマ白プー黒プーがて -
Posted by ブクログ
藤田和日郎先生の初期短篇集。
ノートの隅っこに「ふすま」の落書きが溢れかえるくらい『うしおととら』にハマり倒していた時期に発行された作品集なだけに、こちらも穴が開くほど読み込みました。
現在は『月光条例』を連載中ですが、藤田先生の作品はどれも本当にブレないというか、どーしてもコレが描きてえっていう“核”みたいなものがドカンと据えられていますよね。
だから、物語の舞台が日本だろうと中国だろうとイギリスだろうと、現代だろうと古代だろうと未来だろうと、すんなり藤田ワールドに身を委ねられるように思います。
若い頃は「からくりの君」が好きだったんですが、年取るにつれて「掌の歌」が沁みるようになって