藤田和日郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレぐぅ…切ない…切ないよ、これは。
史実を下敷きとし、実在の人物をモデルとしている以上、この脚色は否定意見が出てくるかと思いますが…それでもこんな事実があったとしてもいいじゃないか、と。フローが一人の女性としての幸せを得ていてもいいんじゃないか、と思うのです。
そして、グレイがどうしようもなく、哀しい。救われていたのに、一緒に行く事が叶わないという事実。
彼はそれが分かっていても、どうしてもフローに会わなければならなかった。会いたかった。
きっと、今も国立劇場で「見たい芝居を見ている」のかと思うと…涙せずにはいられません。
ともあれ。
フローの成し遂げた事は改めてすごいと言わざるをえません。特に上巻ではひたすらに忍耐を強いられていましたから、ここで一気に彼女の願いと行動が結実する状況には強力なカタルシスを感じます。
切ったはったのアクションでも策略をめぐらす頭脳戦でもありませんが、確かに大逆転と言える戦いがありました。
それにしてもラグラン卿かっこいいなぁ…!
登場するシーンはほんの数ページしかないというのに、この存在感。一つにはホール博士を完膚なきまでに叩いてくれるという点で物凄い爽快感を与えてくれるというのがあるのですが、何せビジュアルが凄まじい。ラスボスでもおかしくない風体ですw
なのに、フローにただ礼をしたいという理由だけで馬を走らせる。そんな男気、気配りが超萌えます。ホォォォォル。
それにソワイエもレフロイ軍曹も非常にいいキャラクター。
フローに惹かれつつ、プロフェッショナルとしてかっこよさを見せてくれてます。少しずつ少しずつフローの味方が増えていく感じがなんともいえない救い。
クライマックスのスタン…もとい、生霊も大迫力で素晴らしかった…。やはりこういう展開じゃないとね、折角だし!
そんなこんなで、これぞ藤田漫画とばかりに楽しませていただきました。
黒博物館シリーズの新作をお待ちしてます!!
それにしても…あどけないフロー、たまらなく可愛いなぁ! あと色々エロい!!! -
Posted by ブクログ
ネタバレとにかく面白い。
この上なく藤田漫画。これでもかとばかりに藤田漫画の面白さが詰め込まれてます。
剣戟のダイナミックさ、「生霊」や「幽霊」といった不思議な存在…そして何より、自らの信念と道をひたすら真っ直ぐに邁進する主人公(ヒロイン)。
そう、何よりもこのヒロイン・フロー(あえて本名は伏せますが)の強さが眩しく、熱い。「寒くてたまらない」幽霊であるグレイが惹かれていく様子と合わせて実に胸に染みます。
特に実在の人物をモデルにしているので、その行動や発言が説得力を持ち…持ち過ぎていて、逆にこれは漫画として脚色されてるんじゃないかと疑ってしまうほどw とにかくフローの姿は熱いし、強いし、そして恐ろしい。
…実際に狂気を宿して描かれてもいて、常人とは違う何かがあると感じられます。単なる聖人君子ではなく、そこに逸脱した意志があったと描写するのはかなりの勇気が必要だったのではないでしょうか。
いや、それより……裸にしちゃうってのはどうだったのかなぁ……?w -
Posted by ブクログ
その視線を浴びたもの総てに死をもたらす邪眼の怪物と相対する者達、といった作者が最も得意とする現代へ蘇った英雄譚の一作。
説明と感じさせず人物の背景、立場、矜恃を物語に織り込んでいく組立は流石ベテランの力量でした。
鵜平の不器用な愛に子を持つ親として思い入れるも良し、輪の境遇を甘んじるのではなく受け入れ強く生きる姿に惹かれるも良し、はたまたマイケルの漢気とケビンの悔恨から立ち上がる矜恃に惚れるも良しの娯楽作品です。
個人的にはミネルバの孤独と悲哀についても白面の者の様に深堀して欲しかったですが単巻構成なので致し方ない所でしょうか。
好きな登場人物に思い入れ一気にラストシーンへ疾走し、最後にこの魅力的なキャラクター達と別れるのが淋しいと思わせる素敵な作品です。 -
レビューの多さが
レビューの多さが、素晴らしい作品で、かつ皆さんに愛されている証だと思います。
年齢性別問わず、夢中になれる作品です。ギャグあり、ラブあり、漢気あり、シリアスありの、大河ドラマ並みの読み応えです。女の子達がみんな可愛いですよ〜(^^)
気に入った方はぜひ小説と画集まで見ていただきたいですね。
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購入済み
wonderful
Fujita is genius to make such stories. You could enter his Japanese monster's world, and be into his work heart and soul.
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Posted by ブクログ
ネタバレ遂に最終巻となった月光条例.....
感無量ですね。
ハチカヅキと一寸の最後があっさりだったので加筆されているかと思ったらそのままだったのでちょっと残念。
ただ藤田先生が連載当初から「最後はこうする」と決めていただろう結末は中々綺麗にまとまっています。
「流石、藤田先生!またまた熱すぎるっ!」という次回作を心待ちにさせていただきたいと思います。
最後に加筆されたエピローグ.....
ちょっとわかりにくかったですが「ハチカヅキさんの素顔はこの中からあなたが決めて下さい」といった感じなのでしょうね。
個人的には右ページ下のたれ目の娘なんか良いと思いますw -
Posted by ブクログ
最高の男性漫画家によって描かれた、最高の男になる為に読むべき、最高の少年漫画
人間として大事なモノは他の、素晴らしい漫画から学べばいい
男が男として生きるべく備えたい要素は、全て、この『月光条例』から学べる、いや、学ぶべきだ、学ばないのはもったいない
藤田和日郎先生の作品が読める時代に生まれて良かった、と本気で思っている私をおかしい、と言うのなら構わない。他人の罵詈雑言など、この『月光条例』を読んで、男として一皮剥けた気になれている私には痛痒にも感じない
どこがいい、じゃなく、本筋に重要なトコ、そうじゃないトコ、どのシーンも読み手の心を打ち震わせてくる
『うしおととら』、『からくりサーカス』に次いで、私の中の殿堂入り漫画(少年漫画部門)になったのは言わずもがなであるが、doaの『英雄』を聞きながら一巻から最終巻まで一気読みしたい漫画、第一位でもある
読んだ人それぞれに感想があるだろう。私のように理屈抜きで感動した人、逆に「駄作」と評価する人。どんな漫画も、100人が100人、好きと言ってくれる訳じゃない。漫画だけじゃない、この世にある芸術作品、風景や生物、果ては対人の印象も、決して同じにはならない。そんな、個人じゃどうしようも動かせない当たり前の事を、「当たり前なんだから、悶々としても仕方ない」と、自分と他人が根本的に違う事を受け入れられ、同時に、違うからこそ歩み寄る意味がある、と自然に思えるようになった
何度でも言える、私の中で藤田和日郎先生は、尾田栄一郎先生よりも、手塚治虫先生より、ものすっごい漫画家だ!! 恐らく、鈴木央先生だって、ギリギリで藤田先生を追い越せない・・・追い込めても、だ
どこがスゴイかって、漫画家として自分が描きたい作品、なおかつ、私たち、読者に読んでほしい作品、どっちも両立した作品を描いてるんですよ。それをスゴイと言わずとして、何と言えばいいんですか? ボキャブラリーが乏しい、と言われようが、直情的な感動に任せて、スゴいと叫ぶしかないでしょうよ
ありがとうございました、藤田和日郎先生!!
でも、ファンとしては「お疲れ様でした」は言えても、「ゆっくり休んでください」は言えません
もう、ホント、すぐにでも次回作に挑んでほしいです
個人的には、『アルスラーン戦記』を別マガで連載している荒川弘先生に対抗して、田中芳樹先生の代表作の一つである『創竜伝』をコミカライズして欲しいんです。藤田先生は、今現在、活躍している漫画家、まだ、芽が出てないけれど実力は十分にある漫画家志望よりも、『創竜伝』を描くに相応しい漫画家だ、と思っているのでなく、信じています
と言うかですね、『月光条例』が終わって以来、週刊少年サンデーを読んでいても、連載時よりワクワクできないんです。『うしおととら』と『からくりサーカス』が終わった時も、古参のファンの人は、こんな気持ちだったんでしょうか?
ホント、私だけでなく、他のファンの皆さんのためにも、極太な少年漫画を掲げて戻ってきてくださいよ
もう、ホント、興奮して書いたから、自分でも何が言いたいのか、判らなくなっちゃいそう
ともかく、皆さん、『月光条例』を読んで、もっと、藤田先生を好きになってください