藤田和日郎のレビュー一覧

  • 黒博物館 ゴーストアンドレディ(下)

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    ネタバレ

    ぐぅ…切ない…切ないよ、これは。

    史実を下敷きとし、実在の人物をモデルとしている以上、この脚色は否定意見が出てくるかと思いますが…それでもこんな事実があったとしてもいいじゃないか、と。フローが一人の女性としての幸せを得ていてもいいんじゃないか、と思うのです。
    そして、グレイがどうしようもなく、哀しい。救われていたのに、一緒に行く事が叶わないという事実。
    彼はそれが分かっていても、どうしてもフローに会わなければならなかった。会いたかった。
    きっと、今も国立劇場で「見たい芝居を見ている」のかと思うと…涙せずにはいられません。


    ともあれ。
    フローの成し遂げた事は改めてすごいと言わざるをえません。特に上巻ではひたすらに忍耐を強いられていましたから、ここで一気に彼女の願いと行動が結実する状況には強力なカタルシスを感じます。
    切ったはったのアクションでも策略をめぐらす頭脳戦でもありませんが、確かに大逆転と言える戦いがありました。

    それにしてもラグラン卿かっこいいなぁ…!
    登場するシーンはほんの数ページしかないというのに、この存在感。一つにはホール博士を完膚なきまでに叩いてくれるという点で物凄い爽快感を与えてくれるというのがあるのですが、何せビジュアルが凄まじい。ラスボスでもおかしくない風体ですw
    なのに、フローにただ礼をしたいという理由だけで馬を走らせる。そんな男気、気配りが超萌えます。ホォォォォル。

    それにソワイエもレフロイ軍曹も非常にいいキャラクター。
    フローに惹かれつつ、プロフェッショナルとしてかっこよさを見せてくれてます。少しずつ少しずつフローの味方が増えていく感じがなんともいえない救い。

    クライマックスのスタン…もとい、生霊も大迫力で素晴らしかった…。やはりこういう展開じゃないとね、折角だし!


    そんなこんなで、これぞ藤田漫画とばかりに楽しませていただきました。
    黒博物館シリーズの新作をお待ちしてます!!



    それにしても…あどけないフロー、たまらなく可愛いなぁ! あと色々エロい!!!

    0
    2015年08月10日
  • 黒博物館 ゴーストアンドレディ(上)

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    ネタバレ

    とにかく面白い。

    この上なく藤田漫画。これでもかとばかりに藤田漫画の面白さが詰め込まれてます。

    剣戟のダイナミックさ、「生霊」や「幽霊」といった不思議な存在…そして何より、自らの信念と道をひたすら真っ直ぐに邁進する主人公(ヒロイン)。
    そう、何よりもこのヒロイン・フロー(あえて本名は伏せますが)の強さが眩しく、熱い。「寒くてたまらない」幽霊であるグレイが惹かれていく様子と合わせて実に胸に染みます。

    特に実在の人物をモデルにしているので、その行動や発言が説得力を持ち…持ち過ぎていて、逆にこれは漫画として脚色されてるんじゃないかと疑ってしまうほどw とにかくフローの姿は熱いし、強いし、そして恐ろしい。
    …実際に狂気を宿して描かれてもいて、常人とは違う何かがあると感じられます。単なる聖人君子ではなく、そこに逸脱した意志があったと描写するのはかなりの勇気が必要だったのではないでしょうか。

    いや、それより……裸にしちゃうってのはどうだったのかなぁ……?w

    0
    2015年08月10日
  • 月光条例 27

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    赤ずきんは、なんでああなったという感じ満載だし、やってることは、メチャクチャなんだけど、なんかものすごい勢いで感動するのです。

    それは多分、作者の本気度のせいなんだと思います。

    1つの物語が消えてしまっても、その心はメディアを変えて、姿を変えて蘇る。
    物語は、死なない。
    凄いメッセージです。

    そういえば、白雪姫が何度も殺されたというのは、この物語が今の形になって残るという伏線かな?
    と思って調べてみたら、本当にいろんな方法で殺されかけてますね。知らなかった。

    0
    2015年06月28日
  • 邪眼は月輪に飛ぶ

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    その視線を浴びたもの総てに死をもたらす邪眼の怪物と相対する者達、といった作者が最も得意とする現代へ蘇った英雄譚の一作。
    説明と感じさせず人物の背景、立場、矜恃を物語に織り込んでいく組立は流石ベテランの力量でした。
    鵜平の不器用な愛に子を持つ親として思い入れるも良し、輪の境遇を甘んじるのではなく受け入れ強く生きる姿に惹かれるも良し、はたまたマイケルの漢気とケビンの悔恨から立ち上がる矜恃に惚れるも良しの娯楽作品です。
    個人的にはミネルバの孤独と悲哀についても白面の者の様に深堀して欲しかったですが単巻構成なので致し方ない所でしょうか。
    好きな登場人物に思い入れ一気にラストシーンへ疾走し、最後にこの魅力的なキャラクター達と別れるのが淋しいと思わせる素敵な作品です。

    0
    2015年05月03日
  • うしおととら 1

    レビューの多さが

    レビューの多さが、素晴らしい作品で、かつ皆さんに愛されている証だと思います。

    年齢性別問わず、夢中になれる作品です。ギャグあり、ラブあり、漢気あり、シリアスありの、大河ドラマ並みの読み応えです。女の子達がみんな可愛いですよ〜(^^)
    気に入った方はぜひ小説と画集まで見ていただきたいですね。

    2
    2015年02月06日
  • 邪眼は月輪に飛ぶ

    購入済み

    wonderful

    Fujita is genius to make such stories. You could enter his Japanese monster's world, and be into his work heart and soul.

    2
    2014年10月16日
  • 邪眼は月輪に飛ぶ

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    ある1羽のフクロウがいた。そのフクロウが〝見た〟生き物は、みな死んでしまった。その地上最強ではないかというフクロウを仕留めるべく、アメリカ軍は1人の日本人に会いに行く。
    13年前、その日本人だけがフクロウに怪我を負わせることができた。その名は、鵜平。老いた猟師であった。
    今度こそ仕留めることができるのか・・・ハラハラしながら、一気に読んでしまいました。

    0
    2014年10月12日
  • 黒博物館 スプリンガルド

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    1837年ロンドンを騒がせた切り裂きジャックならぬ〝バネ足ジャック〟人間ワザとは思えぬジャンプ力と奇妙な甲高い笑い声で、夜な夜な人々を驚かせていた。
    ある夜を境に、〝バネ足ジャック〟は姿を消した。3年後再び現れた〝バネ足ジャック〟は、人々を驚かせるだけでなく殺人を楽しんでいた。
    読んでいくと、どんどん話に引き込まれていきます。手に取ったきっかけは、表紙の洋書風のデザインでした。藤田和日郎さんの作品だったので、即決でした。

    0
    2014年10月12日
  • からくりサーカス 40

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    フィナーレにむけて、どんどんキャラクターが退場していきます。
    でも、ちゃんと、最後に思いっきり輝いて、そして、退場していくのが素晴らしい。

    そうか、コロンビーヌだけが、何で少女の姿で再生されたのかは、ずっと疑問だったのですが、ちゃんと理由があったのですねぇ。
    そう、彼女が抱きしめられるためには、あの姿になることは、必要だったわけです。
    それは、もちろんフェイスレスが考えたことではなく、物語の要求なんでしょう。

    0
    2014年09月30日
  • からくりサーカス 1

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    最近再読。

    莫大な遺産を相続してしまったために、親戚中から命を狙われることとなったマサル、からくり人形を操りマサルを守る少女しろがね、うっかり騒動に巻き込まれてしまった中国拳法使いのナルミたちが奮闘する熱いバトル漫画。

    全43巻と長く、話の面白さに波があるし、矛盾点もある、セリフも結構クサイ、、、
    が、そんなことはどうでも良くなるくらい感動できるし、迫力のあるバトルシーンは見ていてスカッとする。


    最近の漫画には熱さが足りんっ!!と思っている人におすすめしたい。

    0
    2014年09月04日
  • 月光条例 24

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    最後の戦い前。
    じいさんと月光。

    泣くわ、これ。

    「へー、その絵本って、なんだったんだい」

    「……」

    完璧な展開じゃないですか。

    お好み焼き屋さんで、だだ泣き。

    0
    2014年08月18日
  • からくりサーカス 39

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    しろがねの生い立ちにしろ、Oたちの生涯にしろ、フェイスレスがなにを考えているということにしろ、いろいろなところが綻んでいます。

    それでも、勢いというのがあって、すごい。

    さて、こんなけ引っ張って、最後、勝は実はフェイスレスといれかわっていたかもしれないという可能性を残して終わるというのは、けっこう藤田さんらしい悪意だと思いますが……。

    少年マンガで、さすがにそれはしないか?

    そういえば、コロンビーヌが小さくなった意味は、ちゃんとあったんだなぁ。
    これも、計算ではなくて、勢いのような気がしますが。

    0
    2014年07月28日
  • 月光条例 23

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    月から脱出。
    月打の真実。物語を作るというのは、狂気ににている。これは、藤田 和日郎の作り手としての思いの強さを感じさせる話だなぁと思います。

    そして、地上での仲間集め。
    意外な味方。素晴らしい。

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    2014年07月16日
  • 月光条例 29

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    ネタバレ

     いやぁ、少年漫画で恋愛部分にキュンキュンするのはちょっと気恥ずかしいところもありますね。月光がやっと幸せだと言えるようになったのが嬉しいです。きっとこの後に帰ってきてくれるよね?
     物語の物語というカラクリは、藤田先生らしいテーマで楽しかったです。またこんな燃えるまんがを期待してます。

    0
    2014年06月29日
  • 月光条例 29

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    ネタバレ

    遂に最終巻となった月光条例.....

    感無量ですね。

    ハチカヅキと一寸の最後があっさりだったので加筆されているかと思ったらそのままだったのでちょっと残念。
    ただ藤田先生が連載当初から「最後はこうする」と決めていただろう結末は中々綺麗にまとまっています。

    「流石、藤田先生!またまた熱すぎるっ!」という次回作を心待ちにさせていただきたいと思います。

    最後に加筆されたエピローグ.....

    ちょっとわかりにくかったですが「ハチカヅキさんの素顔はこの中からあなたが決めて下さい」といった感じなのでしょうね。
    個人的には右ページ下のたれ目の娘なんか良いと思いますw

    0
    2014年05月20日
  • 月光条例 29

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    最高の男性漫画家によって描かれた、最高の男になる為に読むべき、最高の少年漫画
    人間として大事なモノは他の、素晴らしい漫画から学べばいい
    男が男として生きるべく備えたい要素は、全て、この『月光条例』から学べる、いや、学ぶべきだ、学ばないのはもったいない
    藤田和日郎先生の作品が読める時代に生まれて良かった、と本気で思っている私をおかしい、と言うのなら構わない。他人の罵詈雑言など、この『月光条例』を読んで、男として一皮剥けた気になれている私には痛痒にも感じない
    どこがいい、じゃなく、本筋に重要なトコ、そうじゃないトコ、どのシーンも読み手の心を打ち震わせてくる
    『うしおととら』、『からくりサーカス』に次いで、私の中の殿堂入り漫画(少年漫画部門)になったのは言わずもがなであるが、doaの『英雄』を聞きながら一巻から最終巻まで一気読みしたい漫画、第一位でもある
    読んだ人それぞれに感想があるだろう。私のように理屈抜きで感動した人、逆に「駄作」と評価する人。どんな漫画も、100人が100人、好きと言ってくれる訳じゃない。漫画だけじゃない、この世にある芸術作品、風景や生物、果ては対人の印象も、決して同じにはならない。そんな、個人じゃどうしようも動かせない当たり前の事を、「当たり前なんだから、悶々としても仕方ない」と、自分と他人が根本的に違う事を受け入れられ、同時に、違うからこそ歩み寄る意味がある、と自然に思えるようになった
    何度でも言える、私の中で藤田和日郎先生は、尾田栄一郎先生よりも、手塚治虫先生より、ものすっごい漫画家だ!! 恐らく、鈴木央先生だって、ギリギリで藤田先生を追い越せない・・・追い込めても、だ
    どこがスゴイかって、漫画家として自分が描きたい作品、なおかつ、私たち、読者に読んでほしい作品、どっちも両立した作品を描いてるんですよ。それをスゴイと言わずとして、何と言えばいいんですか? ボキャブラリーが乏しい、と言われようが、直情的な感動に任せて、スゴいと叫ぶしかないでしょうよ
    ありがとうございました、藤田和日郎先生!!
    でも、ファンとしては「お疲れ様でした」は言えても、「ゆっくり休んでください」は言えません
    もう、ホント、すぐにでも次回作に挑んでほしいです
    個人的には、『アルスラーン戦記』を別マガで連載している荒川弘先生に対抗して、田中芳樹先生の代表作の一つである『創竜伝』をコミカライズして欲しいんです。藤田先生は、今現在、活躍している漫画家、まだ、芽が出てないけれど実力は十分にある漫画家志望よりも、『創竜伝』を描くに相応しい漫画家だ、と思っているのでなく、信じています
    と言うかですね、『月光条例』が終わって以来、週刊少年サンデーを読んでいても、連載時よりワクワクできないんです。『うしおととら』と『からくりサーカス』が終わった時も、古参のファンの人は、こんな気持ちだったんでしょうか?
    ホント、私だけでなく、他のファンの皆さんのためにも、極太な少年漫画を掲げて戻ってきてくださいよ
    もう、ホント、興奮して書いたから、自分でも何が言いたいのか、判らなくなっちゃいそう
    ともかく、皆さん、『月光条例』を読んで、もっと、藤田先生を好きになってください

    0
    2014年05月17日
  • 邪眼は月輪に飛ぶ

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    友人より。ふりがなは月輪(がちりん)。『うしおととら』『からくりサーカス』に続く短期連載、一巻七話。見るだけで生物を殺す邪眼のフクロウと老マタギの戦い。随所に溢れる『うしおととら』を髣髴とさせる藤田節。漲って当然。目が正面にあるフクロウは人間っぽいなと改めて思いました。

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    2014年05月06日
  • うしおととら 32

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    みんながうしとととらのことを思い出し、妖と人間が一丸となって白面に立ち向かう。

    ヒョウさんも仇とれて良かった。
     
    いよいよ大詰め!

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    2014年04月11日
  • うしおととら 31

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    時順の見た未来のとおり、砕け散った獣の槍ッ!

    絶望の中でうしおが体験した遠い昔のはなし。

    白面の者誕生の秘密と、とらとの因縁。

    白面、本当に悪の塊だわ・・・

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    2014年04月11日
  • うしおととら 30

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    白面の者、ついに復活!!
    その表情に、本当に恐怖を感じる。

    せっかくうしとは母と再会したのに…

    憎しみだけでは、白面に勝てない・・・
    わかっているけど、今のうしおには何を言っても無理だろうな。

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    2014年04月03日