藤田和日郎のレビュー一覧
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ネタバレあのぅ、脚が、脚が炭化してますよ?第28巻。
前巻に引き続き、酷い目に遭いっぱなしの潮。ただ、懐かしいサブキャラ達との合流により、ちょっとだけ希望も見えてきた感じ。「全員集合」は長期連載の醍醐味ですね。
ハマー機関のニコラス、マルコ両博士の男気にウルッときちゃう。
他にも風体だけはハリウッド映画のダメ新聞記者のような守矢とか、ネクタイ緩めながら黒ジエメイに銃口を向ける厚沢一尉とか、藤田和日郎の描くオヤジ達、シブすぎです。
付き合い始めても片山を苗字で呼び捨て続ける歩ちゃんもかわいい。
【第四十四章】 vs 紅煉・黒炎
【第四十五章】 vs ニュー黒炎 -
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ネタバレ超泣ける第25巻。
「ハマー」機関・ヘレナ博士の散り際は見事としか言い様がない。
科学に裏切られ、それでも科学しかなくて、科学を信じて科学に殉じた女性科学者。かっこいいぜ。
そして懐かしのあの人たちが再び潮の元に……。
斗和子ショックを乗り越えてゆくキリオの戦い、涙なくして読めません。
グレるわけでもスネるわけでもなく、ただ呆然と野宿生活。決して怒ったり憎んだりしない(する発想がそもそもない?)キリオの心の空白が辛すぎる。それが埋まっていく過程にガチでしみじみ。
っていうか犬はダメだって。反則だって。
【第三十七章】 「ハマー」機関編完結
【第三十八章】 キリオ vs 狒狒・白髭
【第三 -
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ネタバレ「てろ焼けばっか」10個ください第24巻。
あー。
とらに抱っこされてー。
ってつい煩悩がそのまま言葉になって迸ってますが、こんなの女子うしとらファンの宿願でしょうよ。やっぱり獣臭いのかしらドキドキ。
ずっとバケモノバケモノしてきた本編に、いよいよニンゲンが参入。
先鋒の「ハマー」機関キターーー!!!
生物の作る霊的力場の変化(キルリアン反応)を数値化(キルリアン値)……とか早く実現したらいいのに!と子供心に大興奮しました。
「科学的に存在を証明できないから『いない』」よりも、「科学的に存在を証明できるから『いる』」の方が面白いに決まってる。
印象的なのは第三十七章其ノ五の扉絵で、 -
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ネタバレ麻子がどんどん可愛くなっていく第15巻。
「すげえスピードで走る妖の背から、飛び降りる女」かっこいいなあ。
『うしとら』の良さって、市井の人々の描き方にもあると思うのですよ。
それこそ名前も出てこないような普通のおっちゃんやおばちゃんが、ちょいちょい良いことを言う。良いことだけじゃなくてテメエ勝手なことも言う。ささやかな夢も語る。
普通の町で普通の人たちが普通の暮らしを本当に普通に営んでいるのが土台にあるから、最後のとらの台詞にも妙な説得力が。
あと、青函トンネルがいまだにちょっと怖い。
【第二十五章】 山魚編完結
【第二十六章】 vs 一角(いっかく) -
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ネタバレ著者近影が既に面白い第14巻。藤田のそういうところが好きだ。
世の中には抗い難いものっていうのが厳然とあって、それに「運命」と名付ければ安心して流されることができるし、都合のいい言い訳にもなるんだけど、実はそれって「抗い難い」だけで「抗えない」わけじゃない。
そういうことを教えたり教えられたり、励ましたり励まされたりしながら、潮の旅は終局を迎えます。
いやー、それにしても凶羅いいなー。
民間人にも容赦しない、どストレートな烏合の衆批判はスカッとしますよね。
【第二十三章】 雪女編完結
【第二十四章】 閑話
【第二十五章】 vs 凶羅、vs 山魚 -
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ネタバレ壮大な物語の中でも特に重要な秘密が明かされた第13巻。
ギリョウさんが、ジエメイさんが悲しい。紫暮オヤジが、須磨子が哀しい。
めちゃくちゃ自己中でバカ強い白面の者があんなにも美しいのも、怖いわカッコイイわで大変なことに。
続く第23章の舞台は札幌!
地元が取り上げられるのはとても嬉しい(道外出身の知人は「時計台ってあんな場所にあると思わなかったから初めて見た時超ガッカリした」と。そんなこと言わないでおくれよ)。
巻末の大なぞなぞコーナーも益々パワーアップ。
「ジョルジョーネ=ディ=モンテ=ショスタコビッチⅢ世」って。
【第二十二章】 古代中国編完結
【第二十三章】 vs 雪女 -
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ネタバレ背景のブルーにオレンジの題字が鮮やかな第12巻。大好きな表紙です。いや勿論中身も最高です。
今まで関わってきた主要女子キャラが大集合し、今度は私がうしお君を助けるんだー的な展開は圧巻の面白さ。笑顔を忘れていた子や肉親の死から立ち直れずにいた子達を明るいところに引きずり戻す、そんな潮達の強さを再認識させられます。
私の中の腐った部分は上半身を露わにする紫暮オヤジに絶賛瞠目中ですが、まあそういうのも含めて最高な訳です。
おまけページの「うしおととら すばらしき食の旅 うまみ探訪」も微笑ましい。
【第二十一章】 潮変貌編完結
【第二十二章】 古代中国編 -
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今までみてきた中でもピカイチ、話が終りに向かうほど面白くなっていく恐ろしい漫画。緻密なストーリ展開や独特な絵の表現力に作者の並々ならぬ熱意が加わって、読み終わった後はただそのすごさに圧倒される。キャラも何人出てくるの?ってほど多いのに丁寧に描き込まれていて、工事のおっさんやバスガイドのねーちゃんとかチョイ役で出てくる人までものすごく魅力的。
何よりこれだけの話や絵をこの長さでしかも週刊誌で最後まで描ききったという作者とアシスタントさんたちのすごさには恐れ入る。
ほとんど全話好きだけど、特に鎌いたちの話と真由子がウエディングドレス着る話が好き。 -
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ネタバレ血袴やっつけて純の涙も止まって、あーよかったーって一息吐く間もなく潮が獣化!子供心にも相当衝撃的だった第11巻。私は「それまでの主要キャラ大集合」ってのがとにかく大好きで、それというのも『うしとら』の影響なのかも知れぬ。
そしてお待ちかねの「大なぞなぞコーナー」!どんどんどん!ぱひぱひぱひ☆
自らの作品をここまで茶化し倒す作家って見たことない!
でもちゃんと愛情満載だから全然不愉快じゃない!
ここからも数々の名キャラクターが生まれました……。
全然関係ないけど175頁の礼子さんが尻丸出しに見えます。
【第二十章】 vs 血袴
【第二十一章】 潮、変貌