藤田和日郎のレビュー一覧

  • 双亡亭壊すべし 5

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     青一のあまりに陰惨な戦いが現在へと繋がる5巻である。

     この巻の前半では侵略者たちが双亡亭を扉にして地球に移住しようとしている姿が描かれ、双亡亭そのものの悪意に満ちたその相貌に青一が叫んでいる。
     弟のマコトとの別離と再会の約束、そして改めて歴代首相らから依頼された「双亡亭を壊す」という約束など、ここでも見どころは多い。

     そして後半では、再び舞台は双亡亭へと移り、乗り移られた修験者とパイロキネシスの老夫婦の戦いと、占い師の三姉妹の乗っ取られた長女と次女三女の戦いが描かれている。
     特筆すべきは次女三女の暴かれた過去、出生に関わってくる双亡亭との因縁だろう。そのあまりに壮絶な半生と、その

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    2019年05月08日
  • 双亡亭壊すべし 4

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     双亡亭のあちら側から現れる奴らの正体にメスを入れる4巻である。
     これまでのホラーテイストの物語からSFのニュアンスを強める感と言っていいだろう。
     合間に科学者組同士の(乗っ取られた側とそうでない側の)対決を挟みながら、青一が地球ではない場所で45年もの間戦い続けた経緯が語られている。

     侵略者と、侵略者から青一達飛行機の搭乗員を救った星の抗争をメインに描いたこの巻ではあるが、抵抗しない「おじいちゃん」に怒りを教える青一の姿には胸打たれるものがある。
     虐げんとする者どもに対し反抗せよと語る内容もまた、子供たちに向けて反骨を教えるニュアンスを感じるのだ。
     だが、同時にその反抗が45年も

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    2019年05月08日
  • 読者ハ読ムナ(笑) ~いかにして藤田和日郎の新人アシスタントが漫画家になったか~

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    少年漫画の最前線の作者の言葉

    創作している人のぶつかる壁に対しての一流プロの視点がとても勉強になった

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    2019年04月24日
  • 双亡亭壊すべし 3

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     屋敷の魔の手が異能者たちを襲う三巻である。
     この巻ですべてが説明されているわけではないが、事実上の壊滅だろう。先の巻での引きがそのまま絶望的な展開を導いている。

     この巻の肝は、絵の中で見せられる絶望と、それに対抗するための手段だろう。
     異能者たちや自衛隊員が取り込まれる中で、同じく絵に取り込まれた凧葉は不思議な青年と会い、そしてその後の絵の襲撃を撃退している。
     心強くあらねば、いかなる異能を持っていようとも何の役にも立たない。双亡亭の恐ろしさをまざまざと描いた巻だろう。
     その悪辣さも特徴的だ。トラウマに直面させることで、催眠術で言う驚愕法のような手法で精神に空白を生じさせ、そこに

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    2019年04月18日
  • 双亡亭壊すべし 2

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     悪意と怪異の巣窟・双亡亭を壊さんと異能者たちが集う第二巻である。
     この巻では巻頭に、政府の説明会で集う異能者たちが描かれていて、いよいよ双亡亭を壊すべく物語が動き始めている。
     その脇を固めるのが緑朗と青一の二人の総理との会談だろう。双亡亭の闇を説明する総理と同期するように、物語は暗澹たる壊滅へと向かっている。

     それにしても、実にスマートな物語運びだと思う。
     集まった異能者たち、それは堕落した修験者であったり、米国の調査チームであったり、あるいは全てを見通す占い師三姉妹であったりするのだが、そんな彼らを緑郎の姉・紅や凧葉の視点を通すことで、彼らの儚い運命を予見している。
     その上で、

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    2019年04月18日
  • 双亡亭壊すべし 1

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    ネタバレ

     自衛隊の爆撃をも物ともせず、中に入る者たちを取り込み化け物に変えてしまう。
     そんな化け物屋敷・双亡亭を壊すべく立ち上がった人々の群像劇的物語である。主人公は(おそらくは)三人だが、基本線は群像劇と見ていいだろう。

     それにしても、物語が開いていくワクワク感は素晴らしいものがある。
     藤田さんが描く絵の濃さ、ホラー描写の巧みさも影響しているのだろうが、何よりストーリーテリングの手並みが本当に優れている。
     おぞましき屋敷に因縁を持つ総理が、自身の手で双亡亭壊すべしと述べ、賞金を懸ける。
     双亡亭に父を食われた少年・緑朗は双亡亭を壊しうる人との出会いを得て、双亡亭を目指す。
     双亡亭爆撃の夜

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    2019年04月18日
  • からくりサーカス 43

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    アニメが面白くて、全巻揃えました。途中も涙なくして読めませんが、とくにラスト3巻涙がとまりませんでした。
    勝のしろがねに対する想いが泣けました。
    藤田さんの漫画は絵が苦手で敬遠してたのですが、とても感動しました。今まで読まなかった自分を殴りたいくらいですが、完結した後で一気読みできたのはよかったです。連載中だとヤキモキしてしまったと思うので(笑)

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    2019年02月24日
  • 双亡亭壊すべし 1

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    入ると呪われる館、双亡亭とそれにトリツカレタ人たちの物語。売れない作家、父親を館に殺された少年と巫女として強い力を持つその姉、40年前の航空機に乗っていた少年……彼らが目指すべき双亡亭はなんなのか。
    単語だけ語られ、核心をはぐらかされる展開がなかなかに面白かった。

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    2019年01月11日
  • うしおととら 33

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    再読 代表最終巻
    全体を通してみると
    うしおはマッチ売りの少女を照らし暖める太陽であり
    わかりやすい英雄であるため齟齬を感じるのだが
    作者の熱意が隅々まで正しく有効に表された仕組みは間違っておらず
    きちんと落とし込まれて完結する結末に些細でうろんな文句は余計
    少年的正しい燃え
    何度読んでも何度読んでも最終巻でとーちゃんがかーちゃんを助けに来るところは感興限りなし

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    2019年01月11日
  • 双亡亭壊すべし 4

    購入済み

    めちゃくちゃおもしろい。

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    2018年10月24日
  • 双亡亭壊すべし 1

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    藤田最新作はぞくぞくする。昔ながらのホラーな感じを再び前面に押し出すが、やっぱり登場人物が生きてると言うか熱い。怖いからおっかなびっくり読んでいる感じがする。

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    2018年07月25日
  • 邪眼は月輪に飛ぶ

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    一冊簡潔なのでサクッと短時間で読める。なおかつ熱い。登場人物一人ひとりが秘めた情熱を持っていて熱いので凄く応援したくなる。いつもの藤田節。

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    2018年07月25日
  • からくりサーカス 1

    からくりサーカス(1)

    最高に面白い!

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    2018年06月22日
  • 月光条例 29

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    ネタバレ

    ラスト。
    いや、1話目読んだときには、こんな壮大な話になるとは思わなかったです。
    それどころか、1巻前でも、こんな展開になるとは思っていなかったという凄い展開。

    たしかに、ついて行けなくて怒っている人もいるかもしれないのだけれど、わたした、これを大まじめにかいている藤田さんって、やっぱり素晴らしいと思います。

    基本、わたしはひねくれ者だし、斜に構えたところがあると思っていますが、ストレートにいろいろにものに向き合おうとする強さは、やっぱり、凄いと思いますし、素直に脱帽します。

    物語は、死なない。
    このメッセージをものすごく強く伝えてくれただけでも、物語読みとして感謝したい気持ちです。

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    2017年12月27日
  • 月光条例 28

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    なんて雑で、なんて素敵な

    島投げるって!!!!

    もう、なんて雑で、なんて素敵な、なんてスケールの大きな物語なんだろうと思います。

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    2017年12月27日
  • 双亡亭壊すべし 1

    購入済み

    『うしおととら』以来の

    快作となる予感がする!

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    2017年10月27日
  • 双亡亭壊すべし 5

    購入済み

    早く続きが読みたい

    5巻めで双亡亭の秘密の一端が語られました。
    今後、残った秘密がどう言うふうに開示されてくるのか楽しみです。

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    2017年09月24日
  • 双亡亭壊すべし 1

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    大正時代より都下に建つ謎めいた廃屋「双亡亭」。
    人を喰らうという噂のその屋敷は巨大な鉄球を撃ちこもうが空爆を仕掛けようが何をしようが絶対に壊れない最凶にして最恐のお化け屋敷。
    昔日双亡亭に幼馴染の少女を取り殺された防衛大臣と総理は、職権乱用と公私混同を極めて、下記を合言葉に起ち上がる。
    「双亡亭壊すべし!」

    とにかく双亡亭の存在感がすごい。圧倒的に不気味。屋敷の猟奇的かつ芸術的な造形が廃墟マニアの心をくすぐる。
    天井で途切れた階段や宙に聳える帽子掛け、濠を巡らした肖像画の為の小部屋など、軍艦島や九龍城塞、零シリーズなどホラーゲームに出てくるカオス構造の家屋に惹きつけられる向きの読者にはたまら

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    2017年08月24日
  • 読者ハ読ムナ(笑) ~いかにして藤田和日郎の新人アシスタントが漫画家になったか~

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    これは藤田和日郎から、漫画を愛するすべての人へのラブレターだ。
    藤田和日郎が全力で愛してるぜって言ってくれる。
    こんなの泣くっての。

    どんな種類でもいいのですが、クリエイターなら一回読むといいです。
    こんな師匠が身近にいたらなあって思わずにはいられないですよ。

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    2017年07月25日
  • 黒博物館 ゴーストアンドレディ(上)

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    黒博物館の2作目。
    ナイチンゲールに取り憑いた幽霊グレイの物語。
    この物語は人間の心の有り様を、藤田節でみごとに彩りっている。

    人間が死んで幽霊(というか怨霊)になると怖いよってことでもある。

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    2017年07月25日