藤田和日郎のレビュー一覧
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匿名
無料版購入済みおすすめです
オススメです※途中からですが
初めの頃は正直訳の分からない。。強いていえば「つまらない」と感じることが多いのですが
ある程度進んでからは、続きが気になるようになる不思議な漫画です。
作画が独特ではあると思いますが、そこで躓かずに読み進めて頂きたい漫画です。 -
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ネタバレ☆完(全25巻)
〜序章〜
・双亡亭というお化け屋敷があった
・総理は双亡亭の破壊を命ずるが破壊できず
・屋敷の一部に住んでいた緑郎は病院へ搬送
・隣のアパートに住んでいた絵描きの凧葉も家をなくす
・40年前に失踪した凧葉の親族の青一が突如発見される
・緑郎の姉で巫女の紅が現れ緑郎を連れ去る青一と対峙
〜初突入編〜
・双亡亭の建設者は坂巻泥努
・破壊プロジェクトのメンバーが双亡亭に侵入
・自身の肖像画から伸びた手に引き摺り込まれ触手に取り込まれ自我を失う
・凧葉と紅、アポーツ能力のあるフロル、アウグスト博士は助かる
・青一と緑郎は首相官邸に呼ばれ双亡亭の秘密を聞く
・双亡亭は絵の向こうの侵 -
無料版購入済み
なんとも味がある
なんとも味のある作品。
まず絵が個性的。
背景は当時のものに忠実で、キャラ絵はかなりクセが強い。
ただ、何となく愛嬌のある顔立ちで、これなら個性として容認できるというか、むしろ積極的に主張できるレベルだと思う。
そしてストーリー。
主人公、そして語り部でもあるのは実在した人物であるメアリー・シェリー。
彼女は1797年にロンドンで生まれ、1817年…20歳の時に「フランケンシュタイン」を執筆している。
そして本作の「現在」は1844年であり、語られる「事件」が起きたのは1842年。
このあたりのメアリー関連の設定は史実に忠実であり、好感が持てる。
さらに、巻末を見ると軍事・風俗考証と舞踏 -
Posted by ブクログ
藤田和日郎「シルバーマウンテン」。
物語の展開が1巻から怒涛で、情報を整理する前に次から次へと叩き込まれるので、引き込まれるというか引き摺り込まれる。
表紙の二人の少年が、実は老人が異世界に召喚された姿。この二人は腐れ縁のような好敵手っぽくもあり、不倶戴天の間柄でもあるような関係でもありそうだし。そういう関係になった経緯も気になるところ。
仮面ドラゴンをめぐる異世界ファンタジー冒険譚が始まっているのですが、そのドラゴンの言っていることが、全て真実かどうかもわからないので、いずれ裏切るのでは?という疑惑も抱えてしまうし。
そして、何より「シルバーマウンテン」と島本和彦作品『ヴァンパイア滾』が -
Posted by ブクログ
王道に倣ったバトルマンガ
数年前にアニメを見て。
キャラが全員、年齢が若すぎるのに長身。それは作者のクセなのでかまはない。
主人公に笑はせないと死ぬ病、なささうでありさうな病気を設定した。しかも追手から逃げる側でなく、あくまで第三者。だから、敵への憎しみ、勝への愛情みたいなのがうるさくない。戦ふ理由も、陳腐な正義漢ではなく、一応病だからともとれる。
異能力頭脳戦ではなく、王道バトル。キャラクタも全員愛着がもてて、グロテスクでない。しかし、オリジナリティは人形使ひにあり、紋切型ではない。
1巻で親族絡みの遺産を狙った犯行だと明かされるが、それなのに手垢がついた設定だと感じさせない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ劇団四季の観劇前の2日間で上下巻を読んだ。
原作読んでから観に行ってよかった〜!!
劇のストーリーは原作と少し違うけど、大筋は同じだったので、初めてのストーリーを理解するリソースを劇を楽しむことに回せてよかった。
劇の方の感想になるけど、デオンの役者さんが素晴らしかったし、フローの最後の慟哭は息を呑んだ…観れてよかった。
漫画は、初めてこの著者の作品を読んだんだけど、なんて力のある絵を描く方なんだろうと思った。一コマ一コマの迫力がすごいのに、読んでいて疲れない!
ゴーストであるグレイがキュレーターを相手にフローの人生を語っていく…最初は歪な関係だったけど、ともに苦難を乗り越えて、お互いを知り -
Posted by ブクログ
劇団四季がミュージカル化すると知ってからすぐに購入したものの、観劇前後に読もうと、しばらく積読。悩んだ挙句、観劇後に読みました。
劇場に棲みつくゴースト・グレイと、ランプの淑女・フローレンス(フロー)・ナイチンゲールが主役なのですが、フローがグレイに取り殺してくださいと頼むところから物語が始まります。
ミュージカルとの大きな違いは、藤田先生の描く禍々しい生霊が、ミュージカルでは影でのみ表現されるところですね。漫画を読んで驚きました。ミュージカルの脚本には藤田先生も助言されたとのことで、上下巻の長いストーリーが2時間30分の中にうまくおさまっていました。