岸田メルのレビュー一覧
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姫神
文化祭の準備に忙しい主人公たちですが、もちろんただの文化祭ではないので、本番がどうなるか気になる終わりかたでした。
泉水子と深行の仲も進展せず相変わらずの2人なので、泉水子が真響を贔屓にして頼るのも解ります。真夏もサッパリしていて良いですね! -
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母親登場
夏休み、戸隠での合宿。
泉水子には初めての経験でワクワクしている様子が伝わってきました。
ピンチの時に母親である紫子が登場し姫神の力を発揮しますが、謎は謎のままで終わりました。
紫子に会えて嬉しそうだった深行がいつものすましている姿と違い面白かったです。 -
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ヒロインの成長
地元を離れ、東京郊外にある高校に入学した泉水子。
寮生活ということもあり、中学の時より精神的に成長したのが見てとれました。
半年ほど前に中等部に入学していた深行とも再会しましたが2人の関係はまだ良好とは言えず、父親と確執があるため彼が尊重する泉水子への態度も余所余所しいという、何とももどかしい展開でした。 -
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さすがの文章力
中学3年生という多感な年頃の少年少女が描かれているので、時に息苦しいような気持ちで読みました。
引っ込み思案の泉水子の性格は自分に通じるところもあり、いわゆる陽キャのクラスメイトとのやりとりなど懐かしくもキツかったです。
まだ謎が明かされていない導入部分で疑問しかありませんが、泉水子の成長が楽しみになるような終わり方でした。
まだ面白さが分かりませんが、次巻以降に期待します。 -
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ネタバレ絵からずっとほのぼの系感動系だと勘違いしておりました……!
流石岸田メル。きっと可愛い女の子絵師なんだろうなぁ
学校に上手く馴染めない主人公を引っ張っていく彩香と、彩香のバイト先に居着いている頼れるニートたち
と、薬物の話でびっくりするほど物騒な話だった。
ボクっ娘ニート美少女探偵アリスが最初の方はあまり出番が少なく、どちらかと言うと彩香にフォーカスが当てられていた時点で嫌な予感がしていたが、クスリと育てているポピーが同時期にでてきた時点で全部が繋がってしまい、絶対に死ぬじゃん…と確信しながら読みました。
ただ、その後の展開は想像がつかないもので読み応えがあって好きだった。 -
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シリーズ最終巻。
アリスの実家である紫苑寺家から、彼女の姉と名乗る紫苑寺茉莉(しおんじ・まり)がやってきます。アリスを引き取っていっしょに暮らしたいと申し出る茉莉でしたが、アリスは彼女の申し出をきっぱり断ります。ところが、彼女のいとこである紫苑寺螢一(しおんじ・けいいち)の策により、彼女は鳴海とともに紫苑寺家に連れ出されることになります。そこでは、紫苑寺家の当主である紫苑寺光厳(しおんじ・みつとし)が死の床にあり、アリスも巻き込んで相続争いがくり広げられます。
全体を通して、キャラクターどうしのコミカルな掛け合いと、彼らのかくされた背景を掘り下げるようなストーリーが印象的で、ライトノベルら -
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アイドル歌手の夏月(なつき)ユイが、ニート探偵のもとに父親をさがしてほしいという依頼を持ち込んできます。失踪した彼女の父親が、この付近でホームレスをしているのを目撃したというのです。少佐たちと交流のあるギンジと呼ばれる男が彼女の父親にちがいないと確信した鳴海は、ギンジにユイのことを話しますが、彼はしらを切ります。そんななか、ホームレス襲撃事件が起こり、さらにギンジが悲惨なしかたで命を落とすことになります。アリスは事件の調査をおこないますが、少佐は彼女たちとは別行動をとり、犯人をさがし出そうとします。
主要キャラクターを一人ずつ掘り下げていくというパターンで、今回は少佐の巻となります。ただ、少 -
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ラーメンはなまるの店主であるミンさんをたずねて、彼女のいとこにあたる黄紅雷(ファン・ホンレイ)と黄小鈴(ファン・シャオリン)が、つづけて訪ねてきます。二人は、ミンさんの父親の花田勝(はなだ・まさる)を追っていました。かつてミンさんの店をこっそり訪ねてきたこともある花田勝は放浪の傭兵で、チャイナ・マフィア「黄道盟」のボスの愛娘を殺して逃げたといいます。その婚約相手が紅雷で、ミンさんに婚約披露の代役を務めてほしいと申し込みます。それを知ったジゴロでニートのヒロさんは、ミンさんへの真剣な想いを打ち明け、この婚約披露を壊してほしいと依頼します。
巻末の「ジゴロ先生、最後の授業」は、ヒロさんの師匠でア -
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今回は短編集です。
第一話「はなまるスープ顛末」は、ミンさんの家にストーカーが押し入り、その行方を追う話。第二話「探偵の愛した博士」は、小さな酒屋を経営している岡林友造(おかばやし・ともぞう)が、店の酒に異物を混入されるなどの被害を受け、アリスたちがその犯人をさがす話。第三話「大バカ任侠入門編」は、平坂組の事務所に、大家の娘の陣内(じんない)カオリを誘拐したという脅迫電話がかかってきて、鳴海が事件を解決にみちびく話。第四話「あの夏の二十一球」は、少佐たちの行きつけのゲームセンターがヤクザの「ネモさん」こと根本喜一(ねもと・きいち)強迫を受けており、鳴海たちが店の存続をかけて野球の勝負をする話 -
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四代目の率いる平坂組が、とあるガールズ・バンドのプロモーションにかかわることになります。鳴海も、四代目行きつけのヨシキという青年が経営する手芸店と協力して、プロモーション活動の手伝いをすることになります。ところが、なにものかによる妨害活動がおこなわれ、しかもその背後にいるのは、かつて四代目とともに「平坂組」を設立した平坂錬次(ひらさか・れんじ)であることが判明します。偶然にも錬次と知り合いになっていた鳴海は、四代目と錬次のあいだに起こった過去の事件の謎を追い、二人の仲をつなごうと努めます。
ストーリーは、ライトノベルらしい心温まるヒューマニズムの枠内にすっぽり収まる内容なのですが、学園を舞台 -
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彩夏の意識が回復するものの、彼女の記憶はもどらず、鳴海は彼女とどのように向きあえばよいのか悩むことになります。
そんななか、生徒会長の羽矢野薫子(はやの・かおるこ)によって、部員が六人以下の部活は廃部になると告げます。彩夏とのつながりの場所でもある園芸部をうしなうことに戸惑いをおぼえる鳴海に、薫子の友人で生徒会の監査を務める香坂(こうさか)ゆかりから、薫子を止めてほしいと依頼を受けることになります。
じつは園芸部が使っている温室で、鳴海たちが入学する以前に、薫子の兄の羽矢野友彦(はやの・ともひこ)が死亡するという事件がありました。しかも、事件にはテツ先輩がかかわっていたと知らされた鳴海は、 -
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アリスの探偵事務所に、メオという少女がたずねてきます。父親代わりの草壁昌也(くさかべ・まさや)という男にボストン・バッグを託されたという彼女は、その後すがたを消した父親をさがしてほしいとアリスに依頼します。ボストン・バッグには二億円の現金が詰められており、アリスの調査によって草壁と闇社会とのつながりをうかがわせる事実が次々に発覚します。ボストン・バッグの金は、草壁が会社から横領したものではないかという疑いをいだく鳴海は、真実に近づいていくことによってかかえ込まざるをえない、アリスの苦しみに直面します。
テツ先輩、ヒロさん、少佐のニート軍団によるライトノベルらしいコミカルな掛け合いがおもしろく -
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無気力高校生の藤島鳴海(ふじしま・なるみ)は、同級生の彩夏(あやか)に声をかけられ、彼女がアルバイトをしているラーメン屋を訪れます。「ラーメンはなまる」の若き女店主ミンさんと、店にたむろするテツ先輩、ヒロさん、少佐といったニートたちと交流をかさねていきます。
そんななか鳴海は、彩夏の兄のトシさんの背後に不穏な影が見え隠れすることに気づきます。彼が、「エンジェル・フィックス」という、最近になって若者のあいだで広まっている薬物にかかわりをもっているらしいのです。さらに彩夏の身にたいへんな出来事が起こり、その理由を知りたいと願う鳴海は、ミンさんとおなじ建物に暮らす「ニート探偵」を名乗るアリスという -
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ついに「ひとりぼっちの王子様」の望みを捉えたアリシア。着実に終わりが近づく王城で、ゼオルディスは強引に彼女との結婚式を行おうとする。だがその頃、とうとう本物の「怪物王子」が戻ってきた!!西の大国クルセージュの兵力を借りたカシュヴァーンは、囚われのお姫様を救うため王城に乗り込むがーー迫りくる最後の時、怪物と王子様とお姫様の物語。シルディーン編・感動の決着。
ようやくカーシュと再会したアリシアの喜びようにこちらまでほっとしました。その後のカーシュの謎な遠慮にはおいおいと突っ込みたくなったけど。ひとまず丸く収まって良かったねという感じ。でもなんていうか、まだ続くのかー。ここで区切りな気はするのです -
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囚われの身のアリシアは、ゼオルディスが望む「幸せな結末」の物語を考え続けていた。創作の参考に、幽閉中のグラネウスを訪れるが、そこにはライセン家の「家族の肖像」が!最愛の人の姿に涙を流すアリシア。しかし、突然その絵にゼオルディスがペンキをぶちまけた!!ころころと変わる彼の態度。アリシアの中に、おかしな違和感が広がっていき・・・?
いよいよゼオの真意が明かされますが、うーん、ちょっとアリシアとカシュヴァーンに比べると小物感がすごい。不遇な子供時代を過ごして、グレて権力乱用してるだけですよねこれ。アリシアもカシュヴァーンも多少なりとも苦しい思いをして、だけど互いに出会って少しずつ変わりながら、幸せ