岸田メルのレビュー一覧
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原作未読。現代の安楽椅子探偵はスーパーハカー的なお話。
作品に罪はないですが、この手の引きこもり探偵はGOSICKが有名になってしまっているので新鮮味が少ないのは若干残念なポイントではある。
どうやら原作2巻のエピソードで、各キャラの導入部分をすっ飛ばしているようですが、その点はあまり気になりませんでした。
キャラクターの見せ場を1巻で満遍なく登場させる方法としては妥当かと。
岸田メル氏の原作絵はもちろん素晴らしいですが、コミック版のTiv氏の絵柄もなかなか可愛くて大変よろしいかと。
どうでも良いですが、個人的にドクターペッパーは厨二アイテムというポジションを確立しつつある感。 -
Posted by ブクログ
ホームズが言った言葉「I miss my Watson.」ワトソンがいないと辛い、彼が質問したり、驚いたりしてくれないと、うまく自分の考えを語ることができない。今回の話を読んで、いいなと思った言葉です。
いつも何気なく語っていた話が、そばで聞いてくれていた人の的確な質問や反応のおかげで、スムーズに話が進んだり、自分だけでは気づけなかったことに気づいたりできていたことに気づく。そんな気づきはとても重要な体験だと思います。しかし、人間はそれが当たり前になっている時には気づかず、失った時にばかり気づく。
もっと早く気づければと思う。
そんなことを教えてくれた話でした。
内容は、ミンさんの過去に関わ -
Posted by ブクログ
シリーズ三作目にしてようやく納得の出来だった(うわ、偉そうだ・笑)
今巻はシリーズ第一作目で飛び降り自殺を図って病院で意識不明だった彩夏が、意識を取り戻して戻ってくるところから始まる。
このシリーズは作者の別シリーズ(『さよならピアノソナタ』)とは違って内容がかなり重いこともあって、あまり積極的に読みたいわけではなかった。
でも、第一作を読んだ時、彩夏のその後があるのならば、ぜひ見届けたいと思った。だから、この巻を読まずにはいられなかった。
読んでみて、よかったと思う。
失ったものも、痛みもあるけれど、それでも明日に向かってナルミたちが歩き出す感じが希望を持てて救われた。
それとともに、