岸田メルのレビュー一覧
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杉井光の新作。
とはいえ、あとがきにも書かれているように、杉井光が音楽を題材にとった作品はこれで二作目である(自分の知っている限り。不勉強ですみません)。
話はかなり重厚なもの。あとがきで「時間を要した」と述べられている通り、19世紀の音楽や情勢について丁寧に、そして大胆なアレンジを加えた物語になっている。
ただし、その脚本の重厚さが災いしたのか、ライトノベルの体にする際に、話が大幅に切られている。
くどくどとその時代的な話をされるのもまたつまらないが、これはどう考えても、語られなかった部分が多いように思われる。
続編に期待……と言いたいところだが、杉井光は色んなレーベルで作品を掛け持ちして -
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ネタバレ2億円の話.
これを読んでて驚愕の事実を知った.
というか今まで勘違いしてたようだ.
彩夏死んでねぇじゃん.
なんだよちくしょう.
前回のアレは弔い合戦じゃなかったのかよ.
と,勝手に勘違いして勝手にショックを受けたわけですよ.
そうかー,絶命はしてなかったかー.
でもなー,今までずっと一巻で出てきていい感じになったおにゃのこが
自殺するという,なんだかセンセーショナルなイメージを持ってたのが….
ぐぬぬ.
まぁいいや.
そんなわけで今回は2億円の入ったバッグを娘に預けて行方を眩ませた男を探す話.
探偵助手くんが大活躍しますよ. -
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ネタバレ話は繋がってるけど2話に分かれてる。
あとがきだともっとショートショートっぽくする気だったみたい。
でもこれはこれで面白かったのであり!
前半のマージャンは面白かった。
私が予想した3代目の後継ぎは外れたけど・・・。
4代目じゃなかったら主人公だと思うよ~~~~!!!
大阪に連れて帰ろうとするんじゃないの~~~?!
・・・
東京の神社なんてわからないし。
ちょっとくやしい・・・。
後半はようやく、ようやく、ようやくけりがついた。
エンジェルフィクスなんて、もう忘れかけてたよ・・・・。
というか本気で忘れてたよ。
もう一度最初から読み返そうかと思うぐらいわすれてるよっ。
本気で検討中です -
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ネタバレサブタイトルから、これはゼオルディスの巻かもって思ってたら、案の定。待てども待てどもカシュヴァーン様出てこない。絵は出て来たけど、ほとんどアリシアとゼオルディスとルネ、たまにジスカルドの印象しかなかったです。リュウクが描いたカシュヴァーンの絵を前に涙するアリシアは、ちょっと切ないです。
この巻で、ゼオルディスのことがほぼ出てきたのかな。自分のことを嫌いな人間が好きって、ひねくれすぎって思いますが、周りの都合で自分の誕生日の名前も変えられたら、こうなるのかなぁ。
彼が一番好きなのは、アリシアではなく、亡くなったミューゼだったって言い切ったのは、ちょっと印象的です。
最後、ほんとに最後に予告の -
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日本の男子高校生が、悪魔メフィストフェレスによって、19世紀初頭にタイムスリップ。しかも、なぜかゲーテとし転生してしまいます。
歴史は若干改変されていて、もっと後に登場するはずの発明品が既に流通していたり、ベートーヴェンが美少女だったり、ハイドンが世紀末覇者みたいだったり。
歴史上の人物と交流しているうちに、政治も絡んだ事件に巻き込まれていきます。
ラノベならではのキャラ萌え要素や会話もありつつ、当時の文化史をガッツリ取り入れていて、クラシック音楽好きを裏切らない面白さでした。
ナポレオン、シラー、ベートーヴェンとくれば…そう、あの曲とあの曲ですよね!
でもって、ゲーテとメフィストフェレス -
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ネタバレベートーベンの演奏を生で聴き、名曲が生まれる瞬間に立ち会う事ができたなら、、、
音楽好きであれば一度は夢想しそうな事を実現するのが本作です。
舞台は1800年代初頭のオーストリア。
音楽史だけでなく、世界史的にも激動するヨーロッパで、わかる人には胸が熱くなる時代だし、クラシック好きだったら、思わずニンマリするな小ネタがあちこちあって、クラシックを知らない人でも楽しめるけど、知っていたほうが遥かに楽しい作品です。
ただ、個人的に残念だったのは、時代設定を独自設定にした点(本来まだ無い技術が登場する)と、あの人が生きてたり、あの人が拳法使ったり、あの人の楽器が武器になったりした所はちょっとやり過 -
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話は1,2巻と比べると断然面白くなってきた。
今回アリスの登場シーンがだいぶ少ない気がしたが、ナルミが頑張る。超頑張る。
まぁ、二人の距離的には今回かなり近づいた気がするけど、彩夏いるしなぁ・・・
そう、2巻の最後で彩夏が帰ってきたんだったよね(うろ覚え)。
今回は1巻の話と密接に関わってくる。
なぜ園芸部は創設されたのか・・・今回も死者の言葉は周りの人を傷つける一方、人の温もりというものも感じる。
ニート集団はどうしようもないダメ人間の集まりなのに、個性的でぬくもりがあって、そしてすごい眩しい。
あぁ、私の人生って・・・(以下激しく脱線のため省略) -
Posted by ブクログ
ネタバレなかなか良かったよ.
まさかあんなことになるなんて….
話の開始直後に登場する女の子をヒロイン風味だと思いながら読んでたら
序盤の終わりくらいに「飛び降りた死体」で登場しちゃうんだもんなぁ….
ニート(NEET):Not in Education, Employment or Traning
雇用されておらず,教育課程中でも職業訓練中でもない.
ということで,雇用されてなければニートなんだね.
ということは,経営者はNEETで良いのかな?
雇用される側じゃなくて雇用する側だから.
「ドクターペッパー推し」なのも好感が持てるね.
そう,ドクターペッパーは選ばし者の知的飲料なのだよ.
フゥー