岸田メルのレビュー一覧

  • 死神姫の再婚11 -定められし運命の貴方-

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    ライセン屋敷の中を、アリシアは「怪物」から必死で逃げていた。だが、相手に捕まった瞬間、アリシアの目をまばゆい光が射る!あの夜以来、カシュヴァーンがきらきらと輝いて見えるのだ。誰もが呆れる夫婦のやり取りが繰り広げられる中、ついにティルナードとノーラがレイデンへ戻ることに。
    家族との別れを寂しく思うアリシアだったが、そこへ援軍を引き連れてゼオルディス新王が到着する!!今さら、と訝しむ夫婦に王が告げた言葉とは・・・。

    読んでてこんなに救われない展開をたどるとは・・・前巻はこの嵐の前夜だったんだな。序盤の甘々っぷりからは想像もできない試練がアリシアとカシュヴァーンを襲います。それでもすぐの再会を信じ

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    2017年11月18日
  • 神様のメモ帳5

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    この巻は主人公 鳴海がありすと共に行動してきた過去を語る番外編的なものである。しかし内容は濃く、最終章のやくざと野球をする話は特に肩入れされている。それは作者が野球に対して、如何に強く思い入れがあるのかが垣間見える。今まで出てきたキャラクターたちが一致団結して一つのお店(ゲームセンター)のために必死になって戦う姿は、中途半端でなく本当に真剣に描かれていて、野球をよく知らない読者でも彼らの本気が伝わることは間違いない。

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    2017年09月10日
  • 死神姫の再婚1

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    面白かったけど主人公の不思議ちゃん加減について行けなかったのとノーラの存在が中途半端なのが気になって星減らしました。巻を重ねてキャラに慣れたらもっと楽しめる気がする。

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    2015年12月19日
  • 神様のメモ帳9

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    最終巻!
    前回,1話から引っ張ってたエンジェルなんちゃらの決着が付いて終わったと思ってたけど続いてたようですね.

    今回は 容疑者:アリス というわけですね.

    話はまぁそこそこ.
    オチはなぁ・・・
    こういうオチも嫌いじゃないけどなんだかなぁ.
    まぁ,明確な敵がいるわけでもないし終わりは難しいよな.
    彼らの探偵はまだ始まったばかりだ!

    ってか結局ナルミ君は下馬評通りにニートになりましたね★

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    2015年08月20日
  • 神様のメモ帳4

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    あとがきでさり気なくこの作品のテーマを仰ってます。それは「記憶を頼りに戻ってくる」その場所を守るためのお話。そういうことです。ので、相変わらず盛り上がるような物語でなく(テンション高ぶることはなく)、どちらかといえば切ない・しょっぱいお話です。この巻数も同様に──

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    2015年04月23日
  • 楽聖少女2

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    読んだお.
    いやー,なんていうんだろうね.
    このベートーヴェン少女とゲーテ少年の会話の辺とか,
    ニート探偵と助手の会話によく似ている.
    脳内音声で小倉唯と松岡禎丞になってしまいますね.

    そしてどんどん歴史とか音楽史とか置いてけぼりに….
    なに? あの時代に電子ピアノの図面引いちゃうの?

    もう名前だけ借りたファンタジーだよな.
    いやまぁ,悪魔と契約している時点でそうなんだけども.

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    2015年04月11日
  • 死神姫の再婚16 -甘き毒の聖母-電子DX版

    Ikm

    購入済み

    忘れた頃の続編

    相変わらずです。
    前のお話しで終わりかと思っていました。終わりがあるのかが、分かりませんが、久しぶりに読んで、キャラの多くを忘れていました。それと挿絵のタッチが、変わりました。本格的に復帰なら続けて読みたい。

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    2015年03月23日
  • 死神姫の再婚17 -儚き永遠の恋人達-

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    ネタバレ

    久しぶりの新刊、イラストも楽しみにしてるのに、今回挿絵は0でした。表紙裏のコメントを見ても岸田メルさん、忙しいのだと思うのですけど、もうちょっとどうにかならなかったんでしょうかね。イラストなくても売れる作品だとは思うのですけどね。(次からは、コミカライズの冨二原良さんがイラストになるそうです。)

    クルセージュ編の2巻目になるそうですが、相手はマルグレートですね。あのうさんくさいジェリオの弟イズマイールが出てきますが、彼は彼なりの考えで動いていたみたいで、最終的にはこちら側。ジェリオの兄はまだ分からない感じですけど、実質的にはジェリオ一人が敵っぽいなあって思いました。

    笑っちゃったのは、セイ

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    2015年03月18日
  • 神様のメモ帳7

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    きにしたことはなかったのだけど、それぞれの過去や未来に入り込む作品だなあと。
    仲間の過去がそれぞれ噛み合っている。
    人の繋がりが歴史を作るような印象さえある。

    と、持ち上げたところで
    このシリーズは、頑なに素直になれないキャラが多い。そのパターンが繰り返されてるので、探偵のパターンも同じ。
    そのため、盛り上がりも似てる。
    そこらへんが好きなら何も問題はないが気になる人はダメそうに思う。
    難解にするための手段ではあるが、探偵ものしては弱い。これはジャンルな気もする。
    犯人を探してみたいなサスペンスというか、失われた何かを求めるという方がしっくりくる。
    探偵という仕事はまあそういうものだろうが。

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    2015年01月30日
  • 神様のメモ帳9

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    3年?越しの最終巻。ここに至ってちょっとナルミ君を超人化しすぎてなんでもありじゃん!!感はありましたがなんとか綺麗にまとめて、作者の努力と苦悩と、作品への愛が感じられました。
    1巻から追ってきたファンとしては満足できる、なにより、始めるコトより終わらせるコトのほうがよっぽど難しいから、本当にありがとー!お疲れ様でした!という言葉しかありません。
    でもこれ、もっと早い段階でこの話やることもできたし、その方がシリーズ的にはまとまりがでたんじゃないかな?とは思う。まあそうするとシリーズの〆をどうするの??ってコトにはなるんだけど。

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    2014年12月13日
  • 神様のメモ帳6

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    ミンさんの父親の失踪、そしてミンさん結婚騒動。
    ヒモのはずのヒロさんの決意。

    殺された2人のこととか、
    わりと先の展開がわかった。

    最後はやっぱりヒロさんにもっていかれたな(笑)

    短編はあんまりいらなかったと思う。

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    2014年09月24日
  • 神様のメモ帳6

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    ネタバレ

    今回の話は、わりと先が読めるものでしたね。
    気付かない部分はありましたけど……。

    都合のいい電話、そして行動。
    二人が生きてることは前半というか、最初らへんでわかっていました。
    問題は、パパンが死んでたということ。
    それもいってみちゃえば、前半のなるみの言葉で答えが出ているのだと思います。
    探偵らしいことはほとんどなかったかなぁ。結局はパパンの手のひらの上。
    死ぬ間際でそこまで考えられるのかは不思議ですが、火事場のクソ力ということと、
    生前から気にしていたということもあるのでしょうね。

    ただマフィアに対向する行動がちょっと無謀過ぎる考えだったような。
    まぁその結果は出ていますが……武力じゃ

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    2014年09月15日
  • 神様のメモ帳5

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    ネタバレ

    君は詐欺師に向いているんじゃという、アリスの台詞がどの巻でかありましたが、確かにそうなのかなぁと思います。

    そういった意味で、アリスのいうナルミが『物語』を作れる人間という言葉は、当てはまるのかなと。
    嘘が、真実となれば、それはもう嘘ではなく事実。詐欺ではなく、本当のことになるわけです。

    はなまるスープ
    ピーツが複雑に絡まり合うと、真実が見えづらくなる。
    でも、一つ一つ紐解いていくと案外簡単な構造。

    探偵の愛した博士
    タイトルを最後になって理解できるオチ。というか、そんなに種類があるのかぁと。
    思い込みが原因ってのはあると思いますが、疑うのはまず身内からってね。

    大バカ任侠
    アリスが唯

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    2014年03月30日
  • 神様のメモ帳

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    主人公の感情変化がちょっと唐突だったり登場人物が個性的なようで少しわかりづらかったりしたものの、読みやすくて面白い作品でした。何よりアリスが魅力的で可愛いです。アリスの可憐な感じの表現にすごく惹かれました。
    彩夏が植物人間になったのに度々死んだとか死者だとかもういないと書かれる事と、主人公が苗字とかでなくいきなり彩夏という名前呼びなのがかなりの違和感で気になってしまいました。

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    2014年03月10日
  • 死神姫の再婚9.5 -五つの絆の幕間劇-

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    アリシアとカシュヴァーンの間に設定された、ルアークの誕生日。盛大な誕生会を開催することになったライセン一家は、それぞれ個性溢れる祝いの品を用意するが・・・そこにやってきた、奇妙な誕生祝いとは!?また、ティルナードがセイグラムに隠れて外出をするあんな一日や、レネがバルロイから決別(?)するこんな大騒動など、これまで語られることのなかった五つの「絆」を紡ぐ短編集が登場。

    あれ、読んだはずなのに感想書いてなかった。しばらくこのシリーズ読めてないので久しぶりに続き読みたいなぁ。初の短編集ですが、いい感じにまとまっていてキャラクターの配分もちょうどいいです。ルアークの誕生日のお話が一番好きかなー。暗殺

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    2014年03月02日
  • 神様のメモ帳3

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    ネタバレ

    買ってから一年以上も経っていたという事実は、
    この際おいておきましょう。
    まとめ買いして、そのまま埃がry

    この巻はなんていうか、ほろ苦くて、切ない物語でした。仲間と、親友、そして居場所。
    そういう大切な何かを思い出せてくれました。
    今の私になってからこそ、この暖かさを見る気持ちがよくわかります。
    『大切な場所、それも守りたい場所があるのか』と。
    人の想いの交差っていう表現するならカッコイイんでしょうが、そういう想いが複雑に絡み合って、事件になって、わかりづらくなる。
    でも、紐問いてみれば案外さっぱりした答えが出てくる。
    『ミステリーだなぁ』って。
    そういう意味じゃ事件そのものについては、パ

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    2014年02月11日
  • 神様のメモ帳4

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    中学生の娘が読んでいるから読んでみたけど、表紙と違ってやくざ絡みの結構ハードボイルドな内容ですねぇ。解き明かされた事実もドロドロした人間関係だし。任侠ものが好きな人には面白いかも。

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    2013年12月21日
  • 楽聖少女4

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    主人公が舌先三寸で何とかするってのが杉井光パターンではあるんだが、ある意味今回はそれが極まった感があるというかなんというか。

    ただ全体的にはいまいちノレなかったってのが正直なところだったり。

    つかとりあえずそろそろ神メモの新刊をだな…

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    2013年12月07日
  • 神様のメモ帳3

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    テツという、主人公鳴海にとって数少ない大切な仲間。彼を題材にしたことが面白い。彼の過去、鳴海の通う学校の過去、そして、記憶を失った彩夏との今後。仲間を助けたい一心で動き続ける鳴海。彼は間違いなく成長している。
    ぐちゃぐちゃで、読んでいて、「これ収拾つくん…?」と不安になった。でもそれは、物語の行く末を信じている自分(読者)がいるから。いつの間にか、のめり込ませる。
    最後まで読むと、『神様のメモ帳』という作品をまた少し、好きになれる気がした。そんな、第三章。

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    2013年10月03日
  • 死神姫の再婚9 -恋するメイドと愛しの花嫁-

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    うららかな日和のアズベルグ地方で、「春」を謳歌する者が一人・・・ティルナードとついに婚約することになったメイドのノーラだ。アリシアの怪我も良くなり、全員でレイデン地方へ向かう準備をしていたのだが、そこに王家から「怪奇」を主題にした仮装舞踏会への招待状が送られてくる。様々な仮装に身を包み、王宮へと渋々向かうカシュヴァーンたち一行にゼオルディスが連れてきたのは、スタンバール家の令嬢でティルの婚約者・・・!?

    今回はノーラとティルの婚約までの騒動が中心で、アリシアも珍しく(?)心の機微を読んで心を痛めたりしています。もう最初からゼオは嫌いでしたが、今回でますます嫌になりました。ミューゼやアーシェル

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    2013年07月23日