岸田メルのレビュー一覧
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ライセン屋敷の中を、アリシアは「怪物」から必死で逃げていた。だが、相手に捕まった瞬間、アリシアの目をまばゆい光が射る!あの夜以来、カシュヴァーンがきらきらと輝いて見えるのだ。誰もが呆れる夫婦のやり取りが繰り広げられる中、ついにティルナードとノーラがレイデンへ戻ることに。
家族との別れを寂しく思うアリシアだったが、そこへ援軍を引き連れてゼオルディス新王が到着する!!今さら、と訝しむ夫婦に王が告げた言葉とは・・・。
読んでてこんなに救われない展開をたどるとは・・・前巻はこの嵐の前夜だったんだな。序盤の甘々っぷりからは想像もできない試練がアリシアとカシュヴァーンを襲います。それでもすぐの再会を信じ -
購入済み
忘れた頃の続編
相変わらずです。
前のお話しで終わりかと思っていました。終わりがあるのかが、分かりませんが、久しぶりに読んで、キャラの多くを忘れていました。それと挿絵のタッチが、変わりました。本格的に復帰なら続けて読みたい。 -
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ネタバレ久しぶりの新刊、イラストも楽しみにしてるのに、今回挿絵は0でした。表紙裏のコメントを見ても岸田メルさん、忙しいのだと思うのですけど、もうちょっとどうにかならなかったんでしょうかね。イラストなくても売れる作品だとは思うのですけどね。(次からは、コミカライズの冨二原良さんがイラストになるそうです。)
クルセージュ編の2巻目になるそうですが、相手はマルグレートですね。あのうさんくさいジェリオの弟イズマイールが出てきますが、彼は彼なりの考えで動いていたみたいで、最終的にはこちら側。ジェリオの兄はまだ分からない感じですけど、実質的にはジェリオ一人が敵っぽいなあって思いました。
笑っちゃったのは、セイ -
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きにしたことはなかったのだけど、それぞれの過去や未来に入り込む作品だなあと。
仲間の過去がそれぞれ噛み合っている。
人の繋がりが歴史を作るような印象さえある。
と、持ち上げたところで
このシリーズは、頑なに素直になれないキャラが多い。そのパターンが繰り返されてるので、探偵のパターンも同じ。
そのため、盛り上がりも似てる。
そこらへんが好きなら何も問題はないが気になる人はダメそうに思う。
難解にするための手段ではあるが、探偵ものしては弱い。これはジャンルな気もする。
犯人を探してみたいなサスペンスというか、失われた何かを求めるという方がしっくりくる。
探偵という仕事はまあそういうものだろうが。 -
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ネタバレ今回の話は、わりと先が読めるものでしたね。
気付かない部分はありましたけど……。
都合のいい電話、そして行動。
二人が生きてることは前半というか、最初らへんでわかっていました。
問題は、パパンが死んでたということ。
それもいってみちゃえば、前半のなるみの言葉で答えが出ているのだと思います。
探偵らしいことはほとんどなかったかなぁ。結局はパパンの手のひらの上。
死ぬ間際でそこまで考えられるのかは不思議ですが、火事場のクソ力ということと、
生前から気にしていたということもあるのでしょうね。
ただマフィアに対向する行動がちょっと無謀過ぎる考えだったような。
まぁその結果は出ていますが……武力じゃ -
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ネタバレ君は詐欺師に向いているんじゃという、アリスの台詞がどの巻でかありましたが、確かにそうなのかなぁと思います。
そういった意味で、アリスのいうナルミが『物語』を作れる人間という言葉は、当てはまるのかなと。
嘘が、真実となれば、それはもう嘘ではなく事実。詐欺ではなく、本当のことになるわけです。
はなまるスープ
ピーツが複雑に絡まり合うと、真実が見えづらくなる。
でも、一つ一つ紐解いていくと案外簡単な構造。
探偵の愛した博士
タイトルを最後になって理解できるオチ。というか、そんなに種類があるのかぁと。
思い込みが原因ってのはあると思いますが、疑うのはまず身内からってね。
大バカ任侠
アリスが唯 -
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アリシアとカシュヴァーンの間に設定された、ルアークの誕生日。盛大な誕生会を開催することになったライセン一家は、それぞれ個性溢れる祝いの品を用意するが・・・そこにやってきた、奇妙な誕生祝いとは!?また、ティルナードがセイグラムに隠れて外出をするあんな一日や、レネがバルロイから決別(?)するこんな大騒動など、これまで語られることのなかった五つの「絆」を紡ぐ短編集が登場。
あれ、読んだはずなのに感想書いてなかった。しばらくこのシリーズ読めてないので久しぶりに続き読みたいなぁ。初の短編集ですが、いい感じにまとまっていてキャラクターの配分もちょうどいいです。ルアークの誕生日のお話が一番好きかなー。暗殺 -
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ネタバレ買ってから一年以上も経っていたという事実は、
この際おいておきましょう。
まとめ買いして、そのまま埃がry
この巻はなんていうか、ほろ苦くて、切ない物語でした。仲間と、親友、そして居場所。
そういう大切な何かを思い出せてくれました。
今の私になってからこそ、この暖かさを見る気持ちがよくわかります。
『大切な場所、それも守りたい場所があるのか』と。
人の想いの交差っていう表現するならカッコイイんでしょうが、そういう想いが複雑に絡み合って、事件になって、わかりづらくなる。
でも、紐問いてみれば案外さっぱりした答えが出てくる。
『ミステリーだなぁ』って。
そういう意味じゃ事件そのものについては、パ -
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うららかな日和のアズベルグ地方で、「春」を謳歌する者が一人・・・ティルナードとついに婚約することになったメイドのノーラだ。アリシアの怪我も良くなり、全員でレイデン地方へ向かう準備をしていたのだが、そこに王家から「怪奇」を主題にした仮装舞踏会への招待状が送られてくる。様々な仮装に身を包み、王宮へと渋々向かうカシュヴァーンたち一行にゼオルディスが連れてきたのは、スタンバール家の令嬢でティルの婚約者・・・!?
今回はノーラとティルの婚約までの騒動が中心で、アリシアも珍しく(?)心の機微を読んで心を痛めたりしています。もう最初からゼオは嫌いでしたが、今回でますます嫌になりました。ミューゼやアーシェル