前野隆司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ものすごく面白かったです。
これからは、知識偏重の考え方はやめて、いかに考えるかにシフトしていこうと思いました。物事を大局的・俯瞰的に見られるようになっていきたいです。
記憶の分類やフィードバック誤差の説明などがとても分かりやすく書いてあり勉強になりました。
この本を読んで嬉しいことが一つありました。僕はもともと音楽を聴くのがとても好きだったのですが、最近は全く聴きたいと思わなくなっていました。しかし、文中に「意味記憶が満帆になったから」ということが書いてありました。そういう考え方もあったのかと膝を打ちました。
悩みが一つ解消されて嬉しかったです。 -
Posted by ブクログ
個人的には学びと感動が多い一冊だった。
日本には、すっかり西洋進歩主義的な
・勝ち組、負け組
・経済は成長し続けなければいけない
・自己責任
考えが定着しているなと思っていた。
それに対しての自分も目指したけどハマらない感覚もあった。
本書のテーマである「幸せ」
これは日本ではどこか宗教的とかスピリチュアル的な感覚を持つ人が多いのではないか?
それらを科学的に因子分解をして、どの因子が現代人の幸福感に繋がっているのかを調べた結果を元に書いてくれている。
決して直接的に幸福を目指すわけではなく、幸せの因子を高めていくことで間接的に幸せになる可能性が高いことを教えてくれる。
最終章のこれからの社会への提案や現代の問題点など考えるべきとこが多いが故に色んな人に読んでほしいと感じた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
とてもわかりやすくまとめてある本だった!
これは本当に何回でも読んで、自分が自然と実践できるようにまで落とし込んでいきたい。
アドラー心理学に関するの本は何冊も読んだけど、
こんなにもわかりやすく書かれている本は初めてで感動した。
アドラー心理学は哲学、理論、技法に分かれて考えるととてもイメージしやすく、
今までの私の頭の中にあるアドラー心理学に関する散りばめられた知識の点たちがつながるような感じがした。
だからといって自分がその全てを理解し、実践できるくらいまでになったか?と言われたらそうじゃない。
もっとリアルに生活に落とし込み、
自然と人に対して、迷うことなく、悩むことなく、
勇気づけの言葉をかけれるようになりたいな。
本当に私を含むみんなが原因論ではなく、目的論をベースに人と関わって、
お互いを尊重し、協力し合える関係性を築けていけたら、
失敗しても責めることなく、お互いを応援していけるような関係性になれたら、
そして、
不完全な自分を受け入れて、必要な時にはちゃんと人に協力してもらえるようにお願いができ、
それぞれみんなが協力し合って、
みんなが貢献感を感じることができた、
きっときっと素晴らしい世界になるだろうなと思った。
過去の時代ではそう言った価値観は受け入れられにくいものだったけど、
今は時代も受け入れてくれるタイミングなんだなと改めてその時代背景も関係してくることが学びになった。
アドラー心理学とコーチングを同時に学べるような、
そして明日からでも実践できるような、
自分自身もやってみよう!と勇気がもらえるような、
とっても素敵な本でした!
アドラー心理学、コーチング、
もっともっと学んでいきたいな。
全ては繋がっているんだ。
感謝。 -
Posted by ブクログ
880
先ほど私は、「受験の数学は暗記科目である」と言ったが、本来、学問としての数学や 物理学では極めて高い創造力が必要される。もちろんそのための基礎学力としての記憶力も必要だが、それ以上に必要なのは創造力である。受験の数学は、「解き方のパターン」 さえわかっていれば、それを記憶して、引き出すことで答えを導くことができるが、本来問は「解き方のパターン」すらわかっていない未知の問題を解くことであり、場合によっては「何が問題か」を発見するところからスタートする必要がある。
よく私たちは「運動神経がいい」という言い方をするが、それは自分の身体をどう動かしたらどうなるかということを非宣言的記憶として覚えるのがうまい、ということを意味している。つまり、英単語を覚えるのが早い人のことを「あの人は記憶力がいい」と言い、 スポーツが得意な人のことを「あの人は運動神経がいい」と言うが、実際にはどちらも 「記憶力がいい」のであり、前者は「意味記憶がすぐれている」のに対し、後者は「非宣言的記憶がすぐれている」ということなのだ。 非宣言的記憶は何もスポーツなどに限らない。たとえば「あの人はスピーチが上手だ」 とか「あの人はリーダーシップがある」「あの人は営業センスがある」といった身体以外の技能の習熟も、脳がやり方を覚える非宣言的記憶といえる。スピーチに必要な単語を覚えることは「意味記憶」だが、うまく話すためのスキルは「非宣言的記憶」だ。もっと言えば、問題発見力や問題解決力も、そのやり方を身体で覚えるという意味では、広い意味での非宣言的記憶だといえる。 非宣言的記憶は主に身体を使った練習の繰り返しや、経験を重ね場数を踏むことによって「スキル」として習得されるものが多い。そこで、本書では、これから先は、「非宣言的記憶」という表現の代わりに、「スキルの記憶」という表現を用いることにする。厳密に言えば、「スキルの記憶」が「非宣言的記憶」のすべてではないのだが、「意味記憶」 「エピソード記憶」との対比がわかりやすいと思うので、本書では、「スキルの記憶」という言葉を使わせていただきたい。
私の場合、仕事柄、数学や物理、英語は、今も使っているため、学力はさほど衰えていないように思う。一方、日頃使わない化学の知識はほとんど覚えていない。もともと苦手だった国語や地理、歴史となるとさらに悲惨だ。では、それで社会生活に支障がいうと、ほとんど困ることはない。
ところが、現在の受験システムは、記憶力は悪いが、ほかの能力に秀でた人たちをスポイルする傾向がある。今の日本の入試制度は、いわば記憶力のテストのようなものだ。最近では大学によっていろんな工夫もされてはいるが、それでも記憶力のいい人間の方が有利な傾向に変わりはない。一流大学に入るためには記憶力の良さが重要であり、ほかの能力にいくら秀でていても、記憶力の悪い人間が一流大学と呼ばれる大学に入るのは難しいのが現状だ。 一流大学の学生や出身者は、記憶力という点では一流だが、だからといって、社会で必要となるほかの能力をひっくるめて一流ということではない。私はこれまでに記憶力だけがいい人をたくさん見てきたが、彼らの多くは抽象的思考力や創造力に劣っている傾向があるように思える。そのような人は、知識は豊富なのだが、記憶力に頼った類推をするため、創造性を発揮しにくい。また、システム思考が苦手であり、大局観を描く能力に欠けいる傾向もある。しかも、たちが悪いことに、なまじっかたくさんの知識をだけに、大きなビジョンを描けないという自分の欠点を自覚しにくい。
実際、ある心理学者による興味深実験結果がある。「物事を大局的に見ることのでき は、記憶力が悪い傾向がある」というのだ。どうやら、記憶力がすぐれてそれと引き換えに、思考力、リーダーシップ、創造性のような、大局的な能力が劣っている可能性があるのだ。スキルの記憶も、全体的・大局的な能力だ。したがって、意味記憶やエピソード記憶が得意な人は、これからの時代に必要とされるスキルの記憶能力が劣っているのかもしれないのだ。 つまり、記憶力第一主義的な選抜法は、なんと、全体的・大局的な思考力のある人をスポイルしている可能性があるのだ。
これからの時代に求められる、大局的に考える力。もう少しわかりやすく言うと、世の中に氾濫している情報の中から、必要なものとそうでないものをきちんと取捨選択することと、たくさんの情報が織りなす構造を俯瞰して、自分の頭でしっかり考えるということだろう。これは記憶重視の勉強からは得られない能力だ。 -
Posted by ブクログ
426
このことからわかるのは、一〇〇%ポジティブでいる必要はないということです。ネガティブな感情はときに批評家精神を生み、社会の役に立つこともあります。たとえば「今の社会のここが悪いからもっとよくしよう」という機運が高まり、実際に良い社会に変わることもありますし、「この製品のここが良くない」とわかればより緻密な製品をつくるためのモチベーションになります。 ネガティブな感情は、危機に対応するためにもともと人間に備わっているものです。攻めてきた敵に対して怒りの感情をむき出しにして戦いに勝つ際や、飢餓という不安に備えて生き抜く際に必要な感情だったのです。 また、ポジティブになり過ぎると全体主義的になりがち、という研究もあります。 第二次世界大戦時に多くのドイツ国民がヒトラーの考えに賛同したことで悲劇が起こったように、極端なポジティブ感情への同化は社会を危険にさらしてしまいます。逆にネガティブ感情が高まるとうつ病などにかかることもありますので、こちらもよくありません。 研究の結果から、ポジティブの方が多い方がいいといわれているように、何事もバランスが大事、というのがポジティブ心理学の立場
厳しい状況でも、ネガティブな面だけではなく、ポジティブな面を見出すことのできる人こそが、逆境を乗り越えられます。 また、起こってしまったことに対して一喜一憂し過ぎないで感情をコントロールする力や、自分の力を過小評価しない自尊感情、自己効力感(自分が成長していると感じることができる力)や楽観性も大きく関係することが知られてい
このようなマインドフルな状態とは逆の状態を「マインドレス」といいます。マインドレスとは、注意が散漫で心が過去や未来をさまよっている状態や、ぼんやりしていて集中力がない状態
そういう意味では、フローに似ています。フローとの違いは、フローは無意識で入るのに対し、マインドフルネスは意識的に入るための型が用意されているという点でしょ
瞑想とは、自分の心を今ここに切り替えるスイッチみたいなものです。ですから瞑想でなくても、心のスイッチを切り替えられる行為であれば、なんでもいいと思います。たとえばイチロー選手がバッターボックスに入るときに、いつも同じ動作をする。あれも瞑想と同じような効果があるのでしょ
ちなみに、「フェイスブックの友人の数」と幸せの関係についても調べたところ、友人がいない、もしくはやっていない人と、一〇〇人以上いると答えた人との差は二四〇ポイント以上の差がありました。友人がまったくいない人と、ひとりでもいる人では幸福度に大きな差が出るということ
それでは日本はどうなのかというと、東洋的な国と欧米的な国のちょうど中間くらいです。個人主義的なのか集団主義的なのかを国別に調査した研究を見ると、日本はどちらでもなく真ん中くらいに位置しています。おそらく、戦後の教育がアメリカ仕込みの個人主義であることが関係していると思われます。 したがって、日本は東洋にありながらも、街並みもビルなどが多くアメリカ的なところもたくさんあるように、人々も個人主義に多分に影響を受けている国なのです。ですから、生きる意味や自己実現が日本人にとっての幸せの条件になっていてもおかしくはないのです。 ただ、個人的には、平穏無事な日常を送ることも幸せだと思いますので、AchievementやMeaningにこだわりすぎて日常のささやかな幸せをおろそかにしないでほしいとは思い
ひと昔前に比べると、最近は病気になる前に予防したり、病気になりにくい身体をつくることを目的とする予防医学の考え方がずいぶん浸透してきたように思います。考えてみれば、病気になってから医師にかかるよりも、病気になる前の段階で、病気にならないようにスポーツをしたり食事に気を使ったほうがはるかに効果的
高木さと子さんという方を紹介しましょう。彼女は、日本ハグ協会の会長をしておられます。
逆境を乗り越えるのは誰にとってもきついことですが、何もない平穏無事な人生よりも、逆境を乗り越え、心的外傷後成長を遂げた人のほうが、よりよい人生になっていることは間違いありませ
私の研究室で行った研究によると、性格の良さと幸せは比例します。何事に対しても前向きに取り組む、人に対して親切で寛容かつ誠実、細かいことにカリカリしない朗らかさを持っているなど、いわゆる性格がいい人のほうが幸福度が高いのです。 性格がいいからみんなに好かれて、仕事もプライベートもうまくいっているから幸せなのか。幸せだから、人のことを妬んだり恨んだりせず、人と自分を比較して卑屈になったりもしないから性格がいいのか。どちらが原因で、どちらが結果なのかはわかっていませんが……。「みんなを蹴落としてでも、自分だけ金持ちになりたい」という自己中心的な人は、お金持ちにはなれるかもしれませんが、幸せにはなれません。同じように、自分が不幸だと思っている人は他人に優しくできないもの
たとえばビル・ゲイツはマイクロソフト社を設立し莫大な富を築いたあとに、マイクロソフト社の経営とソフト開発の第一線から退き、慈善団体をつくり、途上国のエイズやマラリア、結核の根絶や教育、貧困撲滅、保健の水準向上などに尽力しています。 若い頃は地位財に目がいく人も、年齢を重ねるとそれだけでは虚しいとある時点で気づき、利他的になっていけば、幸せを得られるのだと思い
自己受容とは、自分のいいところも悪いところも含めて自分を認め、好きであることです。自己受容ができていると、気持ちが安定しているので、悪いことが起きても「なんとかなる」と楽観的かつ前向きに捉えることができ
図を見ていただければわかるように、自己受容できていない人で幸せだという人はほぼゼロ。逆に自己受容できている人で不幸な人はすごく
しかし、人目を気にしてがんばる人は、本当の自分の目標が明確でないため、周りに期待されなくなったり、ライバルの存在がなくなると、急にやる気をなくしてしまいます。このため、人目を気にする人は残念ながら幸せになりにくい傾向があり
前述した博報堂との共同調査で、子どもの有無と幸福度の関係を調べたところ、子どもがいない夫婦よりも、いる夫婦のほうが幸福度が高く、子どもの数が一人より二人、二人より三人のほうがより幸せだという結果になりました。そして、四人になると三人のときよりも幸福度が少し下がります。つまり、子どもを三人持つ親がもっとも幸せだという結果でし
マインドフルネス瞑想で感謝の心を養う 感謝することを習慣化するには、マインドフルネス瞑想もお勧めです。 自分の体への感謝の瞑想というものがあります。頭のてっぺんから足の先まで順番に感謝を続けるのです。 まずは頭の中にある脳に意識を向け、脳に感謝してみましょう。人間の脳は進化の集大成ともいえるもので、極めて高度な情報処理を行ってくれます。脳のおかげで、人間らしい生活が送れるのですから、ありがたいですね。脳に「ありがとう」を伝えます。 次は、耳に感謝します。耳を意識します。耳のおかげで、人の声や音楽、周囲の様々な音を聴き取ることができ、耳から重要な情報を受け取ることができます。ありがとう。 その次は、目に感謝します。目のおかげで、素敵な景色や好きな人たちを見ることができます。視覚から入ってくる情報量は、全体の八割ともいわれているため、目は大変重要な役割を果たしていることがわかります。 鼻を感じます。鼻のおかげで美味しいご飯の匂いを嗅ぐことができ、好きな香りを楽しむこともできる。また、ガス漏れなど匂いで危険を察知することもできる。ありがとう。鼻に感謝しましょう。 口を感じます。口のおかげで、食べることや話すことができる。口に感謝を伝えましょう。 皮膚を感じます。皮膚のおかげで、外界から守られ、外界のものに触れて感じることができます。 腕を感じます。腕のおかげで、モノを持つことができ、好きな人を抱きしめることができます。 心臓を感じます。心臓はこれまで瞬時も休まず働き続けることで、全身に血液と栄養を送り続けてくれています。心臓のおかげで、私たちは生きています。 肺を感じます。肺のおかげで、呼吸ができます。 胃腸を感じます。胃腸のおかげで、食べ物を消化・吸収して栄養として活用…
一つには、本当に幸せな会社というのはまだ中小企業に多いからです。大企業だと規模が大きすぎて、社長の思いが末端の社員にまできちんと伝わりにくいのかもしれません。やはり、社員が幸せになるように組織を管理していかなければならないのですが、従業員が数百人くらいまでならトップの思いは届きやすいけれど、一万人だとなかなか届かないようです。 一般的なイメージでいうと、中小企業の社員よりも大企業の社員のほうが幸せだと思われがちです。しかし、それはあくまで平均的な話。「ホワイト企業大賞」や『日本でいちばん大切にしたい会社』に選ばれるような、本当に幸福度の高い会社は、中小企業でしか実現できていないのが現状
人の心にも興味はあるし、人の役にも立ちたい。ならば、心理学を学べばよかったのですが、心理学科は文学部の中に入っていることが多かったため、高校生の頃、理数系が得意だった私は、心理学を学ぶことに思い至りませんでした。今、考えれば、心理学の一部はどうみても理系の学問だと思うのですが……。 理数系で世の中の役に立つ仕事はなんだろうと考え、科学者やエンジニア、医師という選択肢の中から、エンジニアになる道を選びました。やがてロボットの研究者になりましたが、周りはアトムとかガンダムのようなロボットを作りたいと言う人ばかり。私はもともと人の心に興味があったので、人の心に近いロボットの心を作ることに興味を持ちまし -
Posted by ブクログ
熟年交際、丸10年。いつしか「余生を一緒に•••」と漠然としつつもそんな流れに。
ところが、疑っていたことが図星だと目視し、破談となった。どれだけ泣いただろう。執着する日は続く。でも少しずつ自分なりに孤独の良さがわかりつつ半年を迎える頃に書店でこの本と出逢い即決。
読んでいる途中で1人旅が入り
「孤独楽しい」「孤独バンザイ」と強く思えるようになり、更にこちらを読み続けることにより共感できることばかり。
【孤独であることは自分の意思で幸せをつかむための最大のチャンス】
【「ロンリネス」=孤独感=悪い心のクセ
「ソリチュード」=孤高=正しい心のクセ】
【「幸せな孤独」は自ら孤独であることを選んでいる。不安を感じることはなく、独りでいることが好きなのです】
【2035年には日本人の4割が独り暮らし】
【他人とかかわる時間が世界一少ない日本】
日本でよかった。都市部、しかも集合住宅でよかった。
【感情的に幸せな状態=happiness
幸福学が目指す「長続きする幸せ」=well-being study】
そもそも、この著者は【幸福学博士】
自己啓発本を多数所持しているが、初めて【幸福学】の存在を知った。
著書の【少し長めの「はじめに」】だけでもとても参考になる。(16頁もあるが(笑))
まだまだあるが、この辺で。
もう十二分に幸せに繋がっていると確信できた。
2023,4,14〜5,23 4時間46分
(1日15分読書で読めない日も多く、旅行中と前後は暫く読めずかなりかかった)