前野隆司のレビュー一覧

  • 幸せの日本論 日本人という謎を解く

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    日本の組織は決断に時間がかかる構造になっている。

    米国の中心には愛と自由がある。日本の中心には無(無常、無我、無私)がある。

    紀元前5世紀頃のソクラテス、ブッダ、老子などが活躍した時代までは東西ともに中心は「無」である考えが普通だった。それが2,500年にわたって生きながらえてきたのが日本。

    論理は完全ではなく、むしろ世界の本質を厳密に記述するには不完全。だが、部分的な事柄を記述するには便利なもの。

    マンデルブロー集合をみてもあらゆる物事は我々の直感以上に密接に依存し合っている。

    哲学は「である」についての学問。倫理学は「べき」についての学問。

    日本システムの特徴は「結構」や「適当」などの二重性を持つ。

    各人が目標と夢を持ち、つながり合って前向きに自分らしく生きることが幸せの為に重要。機械的、モジュール的組織が徹底すると、人は個性を奪われ、与えられた仕事を与えられた分だけ行うような不幸に陥る。

    日本人のほぼ10人に1人は友達がいない。つながりは弱くてもいいので、誰もが助けを求められる協力的・相互依存的社会を創るべき。

    人間の本来の目的は、生きとし生けるものの幸福と平和。自分の仲間だけの救済ではない。「眼前の目的を追求した者が勝ち」という近代流の目的明確化しすぎずに、最終目的を問う事。「エネルゲイアとキーネーシス」

    問題解決の進め方は仮説を立てずにいろいろやってみる事。複雑系の社会において、計算しきる事は不可能。

    全体調和モデル推進派は、勝ち残りモデルも十分理解し、彼らの理解範囲も理解した上で、彼らに戦略的にメッセージを発する必要がある。それができるのはすでに両者を体験し、身につけている知的で真面目な日本人だけ。

    200年以上続いた会社数ランキング
    1位:日本3,113社
    2位:ドイツ1,563社
    3位:フランス331社
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    5位:オランダ292社

    長寿企業は、目先の利益ではなく、地域や社会とのつながりを重視し、社員の幸せを大事にし、社会全体が調和し共生する事を目指している。

    利益を第一優先に考えないからこそ、その姿勢自体が多くの者の共感と支持を集め、支援が得られる結果として利益がでる。

    近代西洋型ないし20世紀型パラダイムでは、金モノ地位を手にいれる事が幸せの近道と考えられていたが、幸福学の多くの研究結果はそれが間違いである事を示している。人は全体調和モデルで幸福になる。

    地域活性化を事業として行う場合、地域の課題は地域ごとに異なるので、自動車の大量生産のように画一化された形で対応できない。大企業型ではなく、森のようなネットワーク社会で多様な問題を多様なステークホルダーの協力によって解決する事。多品種少量生産を可能にする巨大で緻密なオンライン何でも屋マッチングサービスを創る。

    日本は「和」「美」「技」の国

    「各人が自分の為に勝手に生きていたら全体もきっと上手くいくだろう」という根拠なき楽観の時代は終わりにして、「みんながみんなの事を考える、安心で優しい世界」に転換する。

    「会社は株主のみならず社員や社会のため」という全体調和の視点を持てば今の社会経済システムのまま、新しい社会に対応できる。

    全体調和モデルの理想型を目指すならば、本質的な目的以外の市場の特徴を利用して儲けるのは詐欺だと見なすべき。社会になんら富をもたらしていない。

    市場経済の神の見えざる手は存在しない。格差の大きい社会では幸福度が下がる。

    幸せの総和は個々人の富の総和では計れない。

    みんなの幸せに資する事がよりよい社会経済システムである。

    全体が調和し、共生する世界の為に、世界でもっともサステイナブルな日本が世界を優しく包み込んで日本化する事。これが日本の運命。

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    2016年06月14日
  • 人生が変わる!無意識の整え方 - 身体も心も運命もなぜかうまく動きだす30の習慣 -

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    心理学の分析上、「幸せになろう」とするより、「誰かを幸せにしよう」としている人の方が圧倒的に幸福。

    ビジネスで相手の目を見て話すのはNG。相手にプレッシャーを与えてしまうし、いろんなチャンスを見逃す。相手の鼻あたりを見ると、相手の表情も周囲の状況もよくわかり、多くの情報量を得られる。

    氣や無意識に入れる為の知恵などは、原理では説明できなくとも、実際にできる事が大切。

    無意識に入るまで「型」を繰り返し稽古する。

    プラスの言葉を使い、プラスの記録をつける。

    不安を感じたらフッと息を吹いてマイナスの観念を吹き飛ばす。

    心と体を一つに用いる「心身一如」を心がける。

    自然で安定した姿勢を理解し、実践する。

    臍下の一点に心を鎮め、深くて静かな呼吸を行う。

    「集中」はするが「執着」はしない。

    わたしは空としてある。そのものに実体はないが、あらゆるものとのつながりの中にある。つまり、私が私というコアを持って独立したものとしてあるという考えは幻想。

    私たち個々の存在は、綱の結び目のようなもの。結び目としての実体があるわけではなく、ひもとひもの結節点が仮にそう呼ばれている。ひもを縁を見るならば、一人一人の存在は個々が独立した実体としてはなく、縁と縁の結び目に仮に成り立っている。

    「前後際断」とは、前の事と後ろの事を連続的にとらえるのではなく、一瞬一瞬を新鮮な気持ちで大切に生きていく意味。

    念仏を唱える。コーリングを聞く。

    自分の存在を「ご縁」で成り立っていると認識する。

    感情を手放し「○○の感情が湧いてきたようだねぇ」と客観視する。

    毎朝、「今日が人生最後の日だったら何をするか」と考える。

    呼吸や身体感覚に意識を向け、「今、ここ」にいるようにする。

    必要最小限のものだけを持ち、シンプルに過ごす。

    掃除したり、ものをあるべき場所に置いたりして環境を整える。

    真剣であっても深刻になり過ぎず、「これでいいのだ」と思う。

    委ね、手放し、任せる。

    ゆっくり歩き、ゆっくり話し、ゆっくり呼吸する。

    感覚を鋭敏にして開き、考えずに感じる。

    わかろうとし過ぎず、わからないままにしておく。

    漠然とした思いつきに名前をつけ、忘れないようにする。

    一点を注視するのではなく、ワイドアングルビューで観る。

    「森だったらどうするだろうか」と考えてみる。

    森に行く。

    日本では、茶道や華道といったあらゆる「道」を学ぶ事で、心身一如が当たり前に身につく。心を整える事が体を整える事であり、体を整える事が心を整える事になる。

    米国型の競争社会に飲み込まれずに、別のレイヤーに行く事。美という価値観を受け継いで有効に活用する事。

    子供の頃に考えていた根源的な問いを思い出す。

    古来の伝統や学問に親しみ、その本質を再発見してみる。

    美や芸術に触れ、道を究め、人間性を深める。

    「みずから」と「おのずから」のあわいを感じる。

    宇宙の視点と量子の視点を行き来する。

    自分の体や心と対話する。

    自然と触れ、自分がその一部である事を感じる。

    合理主義、進歩主義、自由意志、脳一元論、弱肉強食、要素還元主義といった近代以降のパラダイムが重視されずぎた現代社会から、世界と身体と心のつながり、調和とバランス、オープンな循環、分野横断型の知の集積といった思考へ。

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    2016年01月27日
  • 幸せの日本論 日本人という謎を解く

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    地味なタイトルだが、かなり意欲的な著作。主張のすべてが理解できたり納得できるということはないものの、読んでいてウキウキするような気分になったのは間違いない。

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    2015年07月08日
  • 思考脳力のつくり方 仕事と人生を革新する四つの思考法

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    ネタバレ

    現代とは、本質的に普遍的なものは何もないことが明らかになった時代であるにもかからわず、私たちは次々と新たな決定をするために普遍性を追求せざるを得ない。科学や論理は、仮定またはモデルに過ぎず、哲学はニヒリズムに陥らざるを得ないことが自明であるにもかかわらず、相変わらず私たち人間は、それに飽き足らず、真理を追究したいという衝動に駆られる存在である。絶対的な行動規範のない現代社会の中で、皆が合意して、皆の納得できるルールを作っていくしかない時代だということだ。

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    2013年04月21日
  • 思考の整理術 問題解決のための忘却メソッド

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    東大・京大で一番読まれた本として有名なこの本。

    Ⅰ章の1項目目「グライダー」からすでに興味を惹かれた。

    われわれ現代人は、自力で飛ぶことのできる「飛行機」ではなく「グライダー」だという。
    自分で物事を決めることが出来ない。やるべきことを決めてもらうことで初めて動くことが出来る。
    部下を持つようになって感じることであるが、特に最近のいわゆる「ゆとり世代」はその傾向が強いように思う。
    自分も最近までは「グライダー」そのものであったと思うと、人のことは言えないが。。。


    この本においては、思考の「醗酵」「カクテル」などが面白い。
    しかし、実体験と照らし合わせてみると、朝目覚めたときに悩んでいたことが解決できた、ということは確かに多い。
    「朝飯前」が一番脳が働くというのもうなづける。著者のように一度昼寝をすることで「朝飯前」を一日に二度迎えることはできないが、夜型より朝型の方が脳にとっても健康にとってもいいということは自分でも実証している。
    今は、夜型に近くなってしまっているが、また朝型人間に変えてみようと思う。


    この本が書かれたのは1986年ということで、パソコンが一般に出回る前の話であるため、ノートの使い方の重要性が説かれているが。
    情報のメタ化、スクラップなど今でもノートは重要であるが、それをスマートフォンに読みかえて読んでみた。
    私も常にスマホでメモをし、考えをまとめることにしているが、この本で自分のやり方に自信がもてた。


    三上(馬上・枕上・厠上)は過去の人々の経験知からのものであるが、確かにその通りであると思う。
    「見つめるなべは煮えない」とあわせてかみ締めた言葉である。

    これからも新しい知識を吸収し、人生に活化していきたいと考える私にとって、自分の考えを見つめ直すきっかけになった。

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    2012年11月20日
  • 思考脳力のつくり方 仕事と人生を革新する四つの思考法

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    ネタバレ

    要素還元思考、システム思考、ポスト・システム思考、そしてシステム思想と思考を4段階にレベル分けし、それぞれの思考について述べられた一冊。
    釈迦の「空」にも触れられており、世界をどのように捉えるのか、という視点であり興味深い。
    最上位のシステム思想のみがいいという訳でもないとも述べられている。
    唯一の絶対解ではなく、対話によってそれぞれの違いを認めたうえでの共存を目指すという生き方がいい。

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    2012年07月11日
  • 思考脳力のつくり方 仕事と人生を革新する四つの思考法

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    視点を高くもつという啓蒙はみかけるが、さらに思想まで述べてるものは少ないと思う。またひとつの思考に無意識的に留まることへの注意も頷ける。世の中には要素還元的思考のみに捕らわれている人も少なくないと思う。その方が認識できる世界として実感しやすいからかもしれない。もし一度自分の思考の枠を外してみたいと思うなら読んでみると面白いと思う。

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    2012年02月01日
  • 思考の整理術 問題解決のための忘却メソッド

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    今の世の中、インターネットの普及で、知識を記憶することは、コンピューターに勝てるわけが無い。だからと

    いって、勉強で基礎を学び、受験で知識を記憶することが、無駄なわけではない。知識の記憶があってこそ、創

    造力がうまれる。


    私達は、記憶力が大切と教えられたけど、時には忘れる技術も必要。悲しい記憶や、つらい記憶が消えないのは

    、問題が解決されていず、役目を終えていないから。記憶を整理整頓することで、心が軽くなったり、必要ない

    と思えたり、無関心になれる。

    また、思考が前にすすまずに、「どうしよう」の状態で、あれもこれもと焦り、どれをやればいいのか解らない

    、ああすればよかったの後悔ばかりで、がんじがらめの状態。そんな時にも、いちど白紙になって考えてみる。

    記憶を、整理、分析、分類して、引き出しにしまいなおすことで、解決策が見えてくる。
    (記憶を整理すると、違うものや、気が付かなかったことが見えてくる。脱思い込みには、記憶のクリアは試し

    てみるのはかなりいいかも)



    社会に出てから必要なことは、その知識や情報の記憶をもとに、どこに問題があるかを発見して、その問題をど

    うすれば解決できるのかを、自分で考える力を磨くこと。そして、問題の解決に向けて、みんなの力を借りるた

    めの対人能力、みんなを巻き込んで実行するコミュニケーションの力がとても大切。

    仕事とは、解答の無い問題集に挑むようなもの。自分で考えて行動しようとしないと、常に正解を探し続け、そ

    の正解は、誰かが教えてくれれば無駄な時間がないと考えがち。仕事が上手くいかないのは、上司の指導のせい

    と、人のせいにしてばかりになる。
    (確かに、仕事に正解はない。自分だけの力では何も出来ない、自分も良し、相手も良しの仕事がいい。やらさ

    れてる、だれかのせい、って思っていたら、成長できないし、いつも不満だらけで楽しくない。とりあえずやっ

    てみて、好きになってみて、やるからには頑張るのがいいのかも)



    記憶力の低下を嘆く必要は無い。経験を積むと、新しいことを記憶する必要性がだんだん小さくなる。記憶が低

    下するのは、衰えたからではなく、記憶をする必要が無いほど、たくさんの知恵やスキルを身につけた証しだと

    思えば良い。蓄えた知恵やスキルをつかって、どう生きるか人生を豊かにする。
    (そうかそうか、すぐ忘れる!思い出せない!って思うけど、その前に、記憶してない=記憶する必要が無いっ

    てことだ。そう考えれば楽)


    漠然としたものを、なんとなく把握する。曖昧なことを、理解してツボをおさえる。情報の取捨選択をして、全

    体的な構造を理解して、それをもとに自分の頭で考える-大局的に考える力が必要
    (経験という武器があるんだから、小さいことは気にしないこと)




    様々な記憶の意味がつながり、その人なりの世界観が構築され、さらに思考と記憶をつなぐと、すべての記憶が

    意味として繋がる時が来る -腑に落ちる-
    経験を重ね、記憶や欲への執着を自然に捨て去った時に、その時は来る。
    (まさ悟りの境地。いつかそんな時がきて、その感覚を感じるために、自分で考えるようにしようと思う)


    確かに、考え方が整理された。たぶん、オトナになった今だから実感できること。

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    2010年10月06日
  • 思考脳力のつくり方 仕事と人生を革新する四つの思考法

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    全体を俯瞰するシステム思考、また、システム思考を超越したシステム思想をしよういうもの。システム思想までになると、「悟り」や「空」の境地に達する。

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    2010年10月03日
  • 思考脳力のつくり方 仕事と人生を革新する四つの思考法

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    本書を読んで影響を受けたことは、科学と哲学は別物という考え方を改めてみようと思い至った点。科学と哲学は同じもの。

    要素還元思考→システム思考→ポスト・システム思考→システム思想の順に理解を進める必要がある。進めば進むほど大局的な視点という印象。ポスト・システム思考以降は哲学の域であり、論理を超える必要がある。5年、10年後に再読すると理解の程が変わるかも知れない。

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    2010年06月16日
  • 思考の整理術 問題解決のための忘却メソッド

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    独創的な思考や、創造的な思考に頭を切り替えるとき、記憶は足を引っ張る

    宣言的記憶(陳述記憶) 文章や言葉を使って表せる記憶
     意味記憶:ものの意味を記憶する場合 ex. リンゴとは何か? 愛とは何か?
     エピソード記憶:頭の中の日記やアルバム

    非宣言的記憶 身体で覚えている、スキルの記憶

    スキルの記憶 ex. プレゼンテーション能力
    自信がありそうに堂々と立つこと、指し棒は素早く力強く動かし、指したところにピタッと止めること、手はまっすぐに伸ばし、自信ありそうに見せること

    フィードバック制御 反射 原因から結果へ時間が流れる順方向
    フィードフォワード制御 結果から原因を逆方向に推定する働き
    フィードバック誤差学習 失敗は簡単に忘れるのではなく、「なぜ」と問いかけてから忘れるべき

    情報が溢れている時代に大切なのは、インターネットで簡単に入手できる意味記憶をたくさん溜め込むことではなく、膨大な情報を駆使して考える力を発揮できることや、考えたことを実現するために周囲の人を動かしていくことのできる力だ

    余分な意味記憶は忘れてシェイプアップする一方、スキルの記憶をしっかりと脳の中に記憶として刻み込み、あたかも身体が覚えているかのように意識せずとも使えるようにすることが大切。記憶は覚えるものではなく、実践の場で使えるものであることが重要

    いやなことやつらいことをそのままにしておくと不満や愚痴になる
    問題を解決すれば、つらい記憶や悲しい記憶は消えて行くのに対し、問題が解決できないままに先送りをしていると、悲しい記憶やつらい記憶は消えないどころか、記憶の中でより大きなものへと変化を遂げていく。しかも、過去のつらい記憶、悲しい記憶を放置すると、時間の経過とともに、さらに、解決が難しくなっていく
    「明日と自分を変えることはできるが、過去と他人を変えるのは難しい」
    失敗の原因を悔やんだり、忘れたりするのではなく、失敗の原因を「なぜ」と追求し、「次にどうすればうまくいくか」を考えること。フィードバック誤差学習だ。そして、次に上手くいけば、失敗もただの笑い話、懐かしい思い出、ないしは美談となる

    多すぎる知識や経験が、新しいアイデアの邪魔をすることもある。このため、記憶を溜め込むよりもむしろ余計な記憶を捨て去った方がいい

    積極的に忘れるために
    記憶の5S
    整理
    整頓
    清掃
    清潔
    しつけ

    断片的な知識をいくら詰め込んでも、考える力にはつながらない。考えるためには、断片的な知識を整理して、体系化・構造化していく作業が欠かせない

    成功の喜びはただのエピソード記憶だが、「こうすれば成功する」という成功の手順を身につけることができれば、それはスキルの記憶として身体に刻み込まれることになる

    失敗にしろ、成功にしろ、そこに反省がなければ、それはただのエピソード記憶に過ぎない。そこに「なぜ」という視点が加わると、記憶の全体としての構造が体系化され、スキルの記憶へと変わるから、エピソード記憶自体は覚えていてもいなくてもどちらでもよいものとなる。どちらでもいいようなものは、当然、忘れることになる

    まぐれ当たりは忘れなさい。さもないと運任せの気分屋ゴルファーに転落しますよ(ナンシー・ロペス)

    成功の記憶にとらわれ過ぎない
    エピソード記憶をスキルの記憶へと転化すること、外部に記憶しておくことが有効

    知識や経験はある程度詰め込んだら、記憶の5Sで思い切って捨て、そこから体系的・俯瞰的に考えることによって、初めて独創的なアイデアが生まれてくる

    個別の記憶への執着を捨てれば、思考や思想は全体へ向かい、システム思考力や、大局的俯瞰力や、他人の気持ちに立つ力、幸せに生きる力を手に入れることができる
    記憶をお金や若さや自我に読みかえることもできる

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    2010年02月02日
  • 職場の憂鬱 「無気力な毎日」には理由がある

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     本書は、読み手の「なんとなく無気力で、しんどい」を少しでも軽くする手がかりになればうれしいとのことで、自分に合っているかなと思い、読んでみました。
    ・働く人を「幸せ×不幸せ」の2軸で分ける。幸せの条件を満たすことと、不幸せの原因を取り除くことは別の話
    ・幸せの7因子と不幸せの7因子がある。どの因子が重要かは人によって異なる。人と比べず自分らしくいること、独立性とマイペースを保つことが重要と思われる。
    ・組織が幸せを奪うのは、そのような社会構造であるということかもしれない。
    ・自分の幸せのために行動する。
     本書で紹介されている幸せ因子を自ら高め、不幸せ因子は小さくするということが大事なのかと思いました。そのためには小さな一歩からということで、幸せ因子につながるポジティブな行動をしていくことを実践していきたいと考えます。他人と比べず自分の過去と比較し、成長を実感するなど、意識していきたいと思います。

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    2026年09月24日
  • 職場の憂鬱 「無気力な毎日」には理由がある

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    働く幸せ実感と働く不幸せ実感の両面から双方の7因子を軸に、職場の憂鬱を解消するための対処法を解説した本。明るく前向きな職場を作るために、甘すぎずチャレンジできる組織作りに努めたい。

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    2026年08月01日
  • 感動のメカニズム 心を動かすWork&Lifeのつくり方

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    感動の分析ってビジネス的でちょっと嫌な感じもしたけど、ライブや美術展もビジネスの一環ですね。
    感動のSTAR分析
    SENSE+FEEL:五感で感じた後に感情の高ぶりとして感動
    THINK+FEEL:知見の拡大として感じた後に感情の高ぶりとして感動
    ACT+FEEL:体験の拡大として感じた後に感情の高ぶりとして感動
    RELATE+FEEL:関係性の拡大として感じた後に感情の高ぶりとして感動

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    2026年07月07日
  • 99.9%は幸せの素人

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    気づきを得られることは多かった本。
    ・年収800万円を境に、それ以上収入が増えても幸福度はほぼ変わらない
    ・年収が2倍になっても、私たちの幸福度はたった9%しか上昇しない。
    【科学的に証明されている幸福度が高まる経験の4条件】
    1.世の中とのつながりが実感できる(新たな知人が増えるなど)経験
    2.繰り返し語ることができる思い出となる経験
    3.自分がなりたいと思っている自分像に繋がる経験
    4.めったにないチャンスを得られる経験

    〇バケーションの満足度に関して、日程の長さは旅行jに対する全体的な印象に関係しない
    …時間の長さ は幸福度にあまり関係ない

    〇誰かにためにお金を使った、人は、自分のためにお金を使った、人と比べて明らかに幸福度が高かった

    〇温かな人間関係を築ける人ことが幸せを手に入れる
    ・毎日親切なことをするよりも、1週間のうち1日と決めて、「集中的に」人に親切にしたほうが幸福度は高まる

    ・友達の多様性が幸福度に大きな影響を及ぼす
    →どんな勉強をしてみたい?などでコミュニティを探す

    ・鏡の中の自分にねぎらいの言葉をかける

    ・幸福感には、長く続く嬉しい(非地位財)、と長く続かない嬉しい(地位財)、がある。

    〇日常で「時間」について考える
     →「人間関係をどうよくしよう」と幸福度を高めることを考える。
     お金のことを考えると、人の付き合いより、働くことばかり考えるようになる。
     「お金に意識を向けるのではなく、時間の使い方を考える」

    〇夢や目標は実現することが重要なのではなく、まず「持つこと」が重要

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    2026年06月05日
  • 幸福学の先生に、聞きづらいことぜんぶ聞く

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    3か月自撮りおすすめなんだ。チームスポーツがいいというが運動音痴だと迷惑かけそうでやりにくいなあ。犬を飼うと散歩と飼い主交流ががついてくるからいい、うーん。SNSにその日あったいいことを投稿。ゲーミフィケーション。極限状態で困っている人に自分の「仕事」がどう貢献できるか。自分のいいところを書き出す。1日5分自分褒め。解決済みの失敗談過去の重たい悩みは自己開示のよいコンテンツ。相手が受け止めきれないようなボールを投げてはいけない。

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    2026年05月21日
  • ウェルビーイング

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    充実した生き方を目指すというウェルビーイングという考え方は、とても同感できる方針だと思いましたが、本書では『前向きに生きる』などの抽象的なことが書かれており、なかなか腹落ちしない感じがしてしまいました…

    私の場合は、今読むタイミングの本ではなかったかな?っという感じでした。

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    2026年05月07日
  • 古(いにしえ)の武術に学ぶ無意識のちから - 広大な潜在能力の世界にアクセスする“フロー”への入り口 -

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    甲野善紀さんの古武術の話は興味深いけれど、単著だと分からない部分も多い

    というのを前野隆司さんが入ることで現代語訳出来る、というか、分かりやすくなっている本。
    だと思う

    前野さんはウェルビーイングを研究している人で、古武術のエッセンスは現代社会においても参考になることがいっぱい!
    というスタンス

    ぶっちゃけ、はじめにを読んで興味をそそられた人は読んで損はない本だと思う

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    2026年03月22日
  • 99.9%は幸せの素人

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    タイトルの99.9%に根拠なし。〇〇が9割とか10割とかいう本がごろごろしている中、この本だけを追及しても仕方ないのだけど。

    でも、中を開くと割とよく見る内容もちらほら。0.1%しか知らない秘伝を期待したのに…科学的にと作られた本は引っ張ってくるエビデンスが被りやすいんだろう。そういう本が悪いわけではないが、そうなるとやはりタイトルが気になる。

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    2026年02月17日
  • 幸せのメカニズム 実践・幸福学入門

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    「15歳から79歳までの日本人千五百人に対して行ったウェブでの調査」に基づいた提言なので、当然ながら(日本に暮らす)日本人のための「幸福論」である。

    もっとグローバルな調査であれば、信仰や家族、所属する共同体などの要因が占める比重が大きくなるのではないか。

    想定読者が日本人なので、これはこれでいいのだろうが、世界で起こっている紛争や分断、気候変動などに関係なく「幸福」になれるのか、若干の違和感は覚える。

    最後の方の「成長最優先」から「非地位財」重視へのパラダイムシフトには100%同意!
    人口減少や国際競争力低下、GDP縮小の中で身の丈に合った、他に足のついた「幸福」を目指す方法はいくらでもあると思う。

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    2025年12月11日