前野隆司のレビュー一覧
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記憶という切り口から思考整理術を説く本。
歳を取るごとに記憶力が衰え、支障をきたすことは誰の身にも覚えがあることだと思うが、怖がらずに忘れるべき!という論旨で情報整理術を述べるのは斬新だと感じた。
記憶の種類には大別して2つあるそうだ。
① 宣言的記憶
・意味記憶
・エピソード記憶
② 非宣言的記憶
・スキルの記憶
自分が覚えようと思って意識をもって覚えるのが宣言的記憶で、受験勉強で問われるのはこちらの記憶。 それに対して、体で覚えてしまうことにより無意識に覚えてしまうものが非宣言的記憶という。 こちらは運動だったり、理解する早さだったりする。 -
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最近は少し涙腺が緩くもなってきたけれど、学生の時はわりとドライで感動することはめったになかった。
はて、なんでだろう?
そう思ったことが、この本で解決された気がする。
きっと“体験”が足りなかったのだろう。
そして情緒も満たされていたからだろう。
そう思うと、経験が足りないのは若さゆえというものがあるとしても、情緒が満たされていたということは、とても恵まれて過ごせていたのだと感じた。
学校にも通え、友達とも過ごせ、好きなことができた環境。
これは当たり前のことではなく、家族が、友達がいてこそ成り立っていたものだと気づけたことに感動をしている。
わたし、ドライなのよね~という方、大丈夫! -
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とてもためになり、面白かったです。
大きな気付き・発見
●今の状況をより良い方向に打開しようと思わないこともセルフネグレクトになる(食事を疎かにしたり、ゴミ屋敷になることだけでなく)
●同世代の友人より、色々な世代の人と関わる「多様性」を重視した方が幸福度は上がる。
●生活習慣病は、食習慣の悪さや運動不足だけでなく、現代では「孤独感」も大きな原因。
to do
●カレンダー○✕法を取り入れる
●なんとかなる!という楽観性を持つ
●自分の心の悪いクセを把握する
この本を読んで思ったことは、三つあります。
一つは、ゆるいつながりを大切にしていこうということです。小さな親切をしたり、道で会う人 -
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ネタバレ誰もが幸せな社会を作るには、すべての人が「やってみよう」「なんとかなる」と思え、「ありのまま」のやりがいを見つけ、多様な人同士が「ありがとう」とつながり合う世界
とのことですが、メンタル安定している時には割と私はこの状態だなあと思った。
ライフ・ワーク・バランスはバランスを取ることが目的ではなくワーク・ライフ・ハッピー(ワークもライフもハッピー)が前提。
これは目から鱗だったけど、たしかにそう!そのとおりだった!
し、
幸せになるための第一歩は「幸せになると決める」こと
これもそう!ということが去年の9月くらいから実践していることのひとつなので、このまま突き進むーーー!と思った。
※全 -
Posted by ブクログ
題名から何気なく気になって借りた本だったが、最近自分が考えていたことを言語化してくれていた本だった。
現代では西洋的な合理主義が浸透し、効率や正しいかどうかを追求することが普通になっている。
そのため自分にとっての正しさだけで持って他人を非難したり、正しいかどうかの価値観に揺られて精神を崩する人が増えているように見える。
本書は近年、マインドフルネスやダイアローグなどの自身の内面との向き合うことが必要だと感じる人が増えた流れを説明している。
近代合理主義とは違った、古層の論理こそ今一度注目されるべきであり、合理主義から離れて自分の無意識との対話を大事にしたいと思った1冊。