白取春彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
感服。
表紙もタイトルも堅そう…
なのに、
白取春彦さんにかかるとまぁわかりやすい。
宗教と経済がいかに深く関係しているかをガシガシと理解できた。歴史を学べた。
4大宗教のユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教と経済の関係。4つの章からなる。
プラス、ジャイナ教、儒教、ギリシャ宗教なども少し。
少々長いが
まえがきをそのまま抜粋
(なかなかの名文で本書に食いつきたくなる)
と思う
本書は、世界の宗教と経済がいかに深く関係しているかについて書かれたものである。
宗教と経済はまったく別のもののようでいて、その二つは分離しているどころか、密接に関わり続けてきたからだ。
人が何か特定の宗教を信じる -
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Posted by ブクログ
自分の人生をダメにしてしまう方法がある。まずはいつも真っ先に自分の損得を考えること、とにかく他人よりできるだけ多く欲しがること、そして敵になりそうな相手を配慮すること、あるいは他人を色分けしたり、ランク付けしたりすることである。これらを長く続けていると、ほとんど何も残せずに虚な死に方迎えることになるでしょう
虚しい人生と言うものは、主体性のない人生ということです。日々を服従と反応だけで生きている人々だそうです。人生自体が辛いのではなく、その人が自分の人生をないがしろにしているから、辛く感じるのです。。
動揺しない人生を作り上げる。自分を動揺させるものを直視し、手で掴み、自分なりに戦って、そ -
Posted by ブクログ
009.自分は常に新しくなっていく
かつての真実を今では間違いと思う。それを自分の当時の若さ・浅さ・世間知らずとして断じて葬らないほうがいい。なぜならそのときの自分にとってはその考えは必要だったから。かつて必要だったものが、今は必要でなくなるという脱皮の過程である。
013.いつも機嫌よく生きるコツ
いつも機嫌よく生きていくコツは、人の助けになるか、誰かの役に立つことだ。そのことで自分という存在の意味が実感され、これが純粋な喜びとなる。
014.好奇心に振り回されない
身の回りや世間で起きているいろいろな事柄に、そのつどごとに首を突っ込んでいると、結局は自分が空っぽになってしまう。あるいは -
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Posted by ブクログ
ネタバレ-言葉を正しく知らないなら聞いたことよんだことを正確に理解できていないし、正確に表現もできていない
-決して非難するのではなく、批判する。批判して修正を続ける努力をする
-自分がその前から逃げない限り脳は勝手に考えてくれる
-知は愛の一つ。世界をもっと知ろうという気持ちも愛と同じ
-他人の思惑=自分が想像している他人の思惑
-半端な知識で断言すると大きな誤解や偏見が生じ戦争を生む。
-すべてにおいて一点も欠くことなく合格し、真理とされているものは愛しかない
-幸せではなくて満足を求めよ
-書物は世界である。読書はもう一つの重要な人生体験である。
足掻いて探究して自分なりに解釈して、考えること -
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Posted by ブクログ
ネタバレ日々を漫然に生きているなぁと気付ける、読みながら背筋が伸びる一冊です。
それでいて説教ぽくなく淡々と人生を豊かにしてくれる教えを書いてくれています。
個人的には、自分に才能があるかどうかを知る方法として、「自分には才能があると自覚している人=才能がある」という考え方は好きでした。才能ないなぁと落ち込まずに思い込みでいいから俺には才能がある!と自覚して物事に臨むと意外とうまくいきそうだと感じました。
また、「他人の思惑を気にしながら生きるな。それは他人の思惑ではなく、自分が勝手に、この人はこう思ってそうだな〜と思い込んでる妄想だ」という言葉も、あ、たしかにそう言われてみれば色々考えすぎて勝手に一 -
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出逢があれば別れもある。
ってな事で、フリードリヒ・ニーチェ 白取春彦 編訳の『超訳 ニーチェの言葉』
別れの春、出逢の春と言いたいとこじゃけど今日は久々に雪、よーけ降ったけぇ、ぶち寒ぃ《(;´Д`)》ブルブル
そんな寒い日にはニーチェを読んで温まろう
まあ、これはその日の気分で、パッと開いた1ページを読むのがええね♪
人生の達人ニーチェ先生が産み落とした至極の哲学ってよりは人生の説明書って感じかな
己
喜
生
心
友
世
人
愛
知
美
について。
1日1ニーチェ読めば人生上手に楽しく生きれるはず
新入生、新社会人に読んでもらいたい本じゃね
お別れ -
Posted by ブクログ
期待していた方向性ではなかったので、9割がた読み飛ばしたのだが、目の覚める一文と出会えたことは幸運だった。
「世界観」が与えられる。それは直感的に理解できた。自分の精神的視野の枠組みを決めたもの。それが自分にとっての宗教なのだ。
★★★★★
宗教に属することのメリットで、自覚されにくいけれども最大なものは、ある程度まとまった世界観が与えられるということだろう。
つまり、その宗教が与えてくれる価値観でこの世界を理解してすませることができるのだ。したがって、世界はカオスでも不条理でもないことになる。世界の因果と理由と結果が決まっているからだ。
そういう固定点が与えられればどうなるか。そこから