白取春彦のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
繰り返し読む為に今の私に必要な言葉たちをここにメモしておこう!
断言すると賛同してくれる多くの人々を納得させたり、彼らになんらかの効果を及ぼしたいのなら、物事を断言すればいい。
自分の意見の正当性を、あれやこれや論じてもだめだ。そういうことをすると、かえって多くの人々は不を抱くようになるのだ!
実行しながら、計画を練り直していけばいいのだ。こうすれば、楽しみながら計画を実現していける。
何か創造的な事柄にあたるときにはもちろん、いつもの仕事をする場合でも、軽やかな心を持っているとうまくいく。
批判は、疑い深くて意地悪な意見ではない。批判は風だ。頬には冷たいが、乾燥させ、悪い菌の繁殖を防ぐ役割がある。
新しい出来事や相手が驚きそうな事柄を伝えるときは、いかにもそれが周知の少し古い事柄であるかのように話して伝えるのだ!
独創的な人間の特徴の一つは、すでにみんなの目の前にあるのにまだ気づかれておらず名前さえ持たないものを見る視力を持ち、さらにそれに名称を新しく与えることができる、ということだ!!
すでに古いとみなされたもの、誰でも知っているようなまったくありきたりのもの、多くの人が取るに足りないと思って安易に見過ごしてきたものを、まるでとても新しいものであるかのように見直す眼を持つ人が、独創的なのだ!
力を入れすぎない!自分の力の四分の三ほどの力で、作品なり仕事なりを完成させるくらいがちょうどいいものが出来上がる。
-
哲学者たちが考えた100の仮説
- カート
-
試し読み
-
Posted by ブクログ
ネタバレ思考の教科書と呼べる1冊だと思う。一度は読んでおいた方が良いと感じた。ー言葉は正確に理解せよ、ドイツ語では浅く知っているケネンと深く知っているヴィッセンがある。自分の頭と言葉で一度考え直した物しか人間は本当に理解できていない。考え直すことは愛があれば少しもわずらわしくはないだろう。他人の思惑は自分が想像している他人の思惑。心配の中身は妄想。グチは思考を凍結させる。桃の三等分。俯瞰する思考。人生を塗る色を自分で選べ。雑用に見えるどんな小さな事柄でも生活の中の大切な一部で気持ちよく生きていくために必要な事柄。読書と人の話を聞くという行為はやさしさと反する性質があってはできない。欲望は他人が欲しがっているものを欲しがるという欲望。幸せではなく満足を求めよ。朝20分、夜30分の何もしない時間を確保する。感情を自分自身と取り違えない。休んでいるように見えるけれど実際は生産しているし、働いているように見えるけれど実際には適当に遊んでいるかもしれない。自分の精神のあり方によって時間は長く豊かにも短く浅くもなる。見る人の知識や見方によって意味を持ったり持たなかったりする。
-
Posted by ブクログ
感服。
表紙もタイトルも堅そう…
なのに、
白取春彦さんにかかるとまぁわかりやすい。
宗教と経済がいかに深く関係しているかをガシガシと理解できた。歴史を学べた。
4大宗教のユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教と経済の関係。4つの章からなる。
プラス、ジャイナ教、儒教、ギリシャ宗教なども少し。
少々長いが
まえがきをそのまま抜粋
(なかなかの名文で本書に食いつきたくなる)
と思う
本書は、世界の宗教と経済がいかに深く関係しているかについて書かれたものである。
宗教と経済はまったく別のもののようでいて、その二つは分離しているどころか、密接に関わり続けてきたからだ。
人が何か特定の宗教を信じるか信じないかで、あるいはどういう宗教が背景にあるかで、経済行為、要するにお金の使い方や利息の取り方、価値観などが大きく変わるのだ。本書でも説明しているが、そもそも貨幣が神殿との関わりで生まれてきているくらいだ。
金銭をどう扱うか、どんな物にどれくらいの価値を認めているか、何を商売としていいのか、税や利息はどのくらいにすべきなのか、といったことはそれぞれの宗教の倫理観から決められてきている。
現代の日本人の多くは宗教を軽視しがちだ。宗教など個人的な趣味や精神的アクセサリーにすぎないと思われてすらいる。あるいは、結局は妙な事件や戦争などを起こす遠因となるのだから、宗教など必要ないという意見もある。
しかし、誰が既成の宗教(この場合の宗教には、集金を目的とした新興宗教やカルトは含まれない)をどう思おうとも、宗教はすでにその人よりもずっと古くから存在しているのである。そして、人間の生き方と歴史に多大な影響を与え続けてきたのである。
現代のテロリズムにしてもそうだ。タリバン、ヒズボラ、自称イスラム国のIS、彼らの戦争動機や価値観の根底にあるのは何か。イスラム教という宗教だ。
では、イスラム教とは何か。日に五回の礼拝をして豚肉を食べないことなのか。テレビで簡単に紹介しているそんな見かけのことだけではないだろう。どういう神をどのように信じ、どんな倫理を持っているのかという中心部分を理解しなければ、イスラム教を少しだけ知っているとも言えないのではないだろうか。
おおかたの日本人はイスラム教をまったく知らない。たった一度でもコーランをめくってみたことすらない。だから、戦争や事件を貧困や経済問題だけで説明できると思ってしまう。しかも、自分には無関係のことだと思いこんでいる。
日本人はイスラム教どころか、キリスト教も知らない。ユダヤ教も知らない。あろうことか、家に仏道を置き、盆には墓参りに行くのに、仏典の一つの内容すら知らない。だから、なぜ坊主にお布施なるものを払うのかさえ知らない。因習の奴隷でしかない。
物事に対しても人に対しても同じだが、まずは少しでも知らなければ理解の入り口にはいたらない。理解できないならば、うまく対処できない。対処できない人は、相手に翻弄されるだけになる。それは道具として扱われることにひとしい。
そういうことがないように、本書では現代世界に大きな影響をおよぼしている世界的宗教の成り立ちとその核心部分をわかりやすく説明。世界のそれぞれの宗教についての今までのモヤモヤ感の半分以上は晴れるのではないかと思う。また同時に、世界史への理解が深まるだろうし、芸術や外国映画への造詣も少しは深くなるだろう。すると、理解の仕方も変わってくることになる。
後略
因習の奴隷……まさに……
理解してない→対処できない→翻弄される→道具として扱われるに等しい……まさに……
ここ、ガツンとくるポイント。
まさに、真の意味で、頭で考えてない。
を感じる。
宗教……やっぱり一歩引いてしまう
解釈の違いで分岐し過ぎていて、カルト宗教の怖さ。洗脳…
本来、理解しなければ、考えることもできない。
知らなければ、理解し合えない。
理解し合えなければ、摩擦が生じる。
争い。争い。争い。
さまざまな考え方を知る必要が、ある。
例えば、
コーランでは、
イスラム外の人からの掠奪を肯定している。
らしい。
「外」からの盗みの肯定……マジか…
後半の、儒教、仏教を読んでいてまざまざと感じる。
自分の、日本人の、根底に流れる倫理観…
影響を受けてるんだなぁ。
人は、生まれた環境、育った環境、時代……
それらの外的要因に、いかに影響を受け、何かしらの偏った考え方の傾向を持っていることか…
やっぱり、
教育、学び、理解が必要かを痛切に感じる。
もっと読め!
世界を
宗教を哲学を歴史を、今を
知らなければならないと痛切に感じる。 -
Posted by ブクログ
自分の人生をダメにしてしまう方法がある。まずはいつも真っ先に自分の損得を考えること、とにかく他人よりできるだけ多く欲しがること、そして敵になりそうな相手を配慮すること、あるいは他人を色分けしたり、ランク付けしたりすることである。これらを長く続けていると、ほとんど何も残せずに虚な死に方迎えることになるでしょう
虚しい人生と言うものは、主体性のない人生ということです。日々を服従と反応だけで生きている人々だそうです。人生自体が辛いのではなく、その人が自分の人生をないがしろにしているから、辛く感じるのです。。
動揺しない人生を作り上げる。自分を動揺させるものを直視し、手で掴み、自分なりに戦って、そのことがもはや踏み越えた、過去の事柄のように小さなものにしてしまうことしか他に方法がない。
調和の時間を持つことを勧めます。例で言えば音楽はとても心地の良いものです。1つの流れでまとめていく力を持っていますから。
最後までやることを押すことだけが経験になる。全面的に関わったものだけが自分の経験として蓄積されていきます。下手でもいいから、とにかく今の力で最後までやり遂げること。ほんの些細にしか見えない事柄に対してもです。
注ぎ口の広い器になれ。自分の頑固さが多くの人を跳ね付けているのではないかと何度か疑ってみる方が良いだろう。人は誰に何かを与えようと言う気を起こす。それは受け取る手を軽快なく開いている人に対してです。聞いてくれる耳を持つ人に対してです。どんなに強い主張があったとしても、物事を柔らかくしている事は、少しも矛盾ではありません。
-
Posted by ブクログ
009.自分は常に新しくなっていく
かつての真実を今では間違いと思う。それを自分の当時の若さ・浅さ・世間知らずとして断じて葬らないほうがいい。なぜならそのときの自分にとってはその考えは必要だったから。かつて必要だったものが、今は必要でなくなるという脱皮の過程である。
013.いつも機嫌よく生きるコツ
いつも機嫌よく生きていくコツは、人の助けになるか、誰かの役に立つことだ。そのことで自分という存在の意味が実感され、これが純粋な喜びとなる。
014.好奇心に振り回されない
身の回りや世間で起きているいろいろな事柄に、そのつどごとに首を突っ込んでいると、結局は自分が空っぽになってしまう。あるいは、自分の空虚さをなんとか埋め合わせるために、あらゆることに顔を向けている人もいるくらいだ。好奇心は、自分の能力を発火させるためにはたいせつだが、世界のすべてを見聞できるほど人生は長くは続かない。若いときに自分が関わる方向を着実に見定め、それに専念していくほうが、ずっと賢く、自分を充実させていくことができる。
023.仕事はよいことだ
職業はわたしたちの生活の背骨になる。背骨がなければ、人は生きていけない。仕事にたずさわることは、わたしたちを悪から遠ざける。くだらない妄想を抱くことを忘れさせる。そして、こころよい疲れと報酬まで与えてくれる。
031.人生を最高に旅せよ
旅行を漫然と楽しんでそのままにするのではなく、これからの毎日に活用し生かしていくことが、人生を最高に旅するということ。
054.心は態度に現れている
細かい事柄にとらわれる人は気遣いがある、繊細であるのかもしれないが内実は恐怖心を抱いている。あるいは、どんな事柄にも自分以外の人が関わるとうまくはいかないと思っていて、内心で人を見下している場合もある。
058.虚栄心の狡猾さ
自分の良からぬ性質や癖、悪い行動を素直に打ち明けたように見える場合でさえ、そのことによってもっと悪い部分を隠してしまおうという虚栄心が働いていることがままある。
059.飽きるのは自分の成長が止まっているから
いったん自分のものとなり、少しばかり時間がたつと、つまらないもののように感じ始める。それが物であっても人間であっても。慣れて飽きるのは本当は自分自身に飽きている。手に入れたものが自分の中で変化しないから飽きる。すなわち、それに対する自分の心が変化しないから飽きる。自分自身が成長し続けない人ほど飽きやすいことになる。
062.快・不快は考え方から生まれる
快感や不快感は、何かから与えられるものではなく、自分の考え方が動かしている。自分には選択の自由なんかなかった。自分には選べる自由があるという考えがなければ、快感も不快感も生まれない。
070.自分を成長させる交際を求める
若い人が傲慢でうぬぼれているのは、まだ何者にもなっていないくせに、いかにもひとかどの者のように見せたがっている同程度の連中と仲間になっているからだ。
075.世間を超えて生きる。
世の中を超えて生きるとは、まずは、自分の心や情のそのつどの動きによって自分があちらこちらへと動かないということだ。
085.批判という風を入れよ
批判は、疑い深くて意地悪な意見ではない。批判は風だ。頬には冷たいが、乾燥させ、悪い菌の繁殖を防ぐ役割がある。
086.組織をはみだす人
みんなが考える以上によく考えて広い思考の幅を持っている人は、組織や派閥に属する人間としては不向きだ。なぜならばそういう人は、いつのまにか組織や党派の利害を越え、いっそう広く考えるようになっている。だから考え方の問題で組織になじまなくなっても、自分だけがおかしいと思う必要などない。
087.悪人には自己愛が足りない
悪人の不幸を自業自得だと傍観しているだけではよくない。彼が自分自身を憎むのではなく、なんとかして愛することができるようにわたしたちは努めようではないか。
095.だまされた人の悲しみ
あなたが誰かをだましたりすると、その人は悲しむ。だまされたことで何か損を受けたから、その人は悲しんでいるのではない。その人がもうあなたを信じ続けられないということが、その人を深く悲しませているのだ。今までのようにあなたをずっと信じていたかったからこそ、悲しみはより深くなるのだ。
104.体験だけでは足りない
体験によって人は成長できる。しかし、あとでその体験をよく考察しなかったら何にもならない。
105.勝つなら圧倒的に勝て
競争においてはかろうじて相手に勝つというのはあまりよろしくない。圧倒的な差をつけて勝つ。そうすれば相手は「もう少しだったのに」という悔しい思いも自責の念も持つこともない。
120.強くなるための悪や毒
人生の中でさまざまな悪や毒。それらはないほうがましで、ないほうが人は健全に強く育つのだろうか。憎悪、嫉妬、我執、不信、冷淡、貪欲、暴力。これらを克服する機会と力で、この世を強く生きていける。
122.怠惰から生まれる信念
信念があるのは一見すると偉いようだが、その人はかつての意見をずっと持って、その時点から精神が止まっている。どんなに正しそうに見える意見も主張も、絶えず新陳代謝をくり返し、時代の変化の中で考え直され、作り直されていかなければならない。
128.所有の奴隷
人生とは、限りなく多く所有する競争のために与えられた時間ではないはずだ。
137.恋人が欲しいと思っているのなら
多くの人から好かれるほど、きみはいい人間になろうと努力しているかい?自分を愛してくれるのはたった一人だけでいいって?その一人は多くの人の中にいるんだぜ。それなのに、みんなから好かれるようにならない自分を誰が愛してくれるというんだ?
142.愛は喜びの橋
愛とは、自分とは異なる仕方で生き、感じている人を理解して喜ぶことだ。自分と似た者を愛するのではなく、自分とは対立して生きている人へと喜びの橋を渡すことが愛だ。
147.最大のうぬぼれ
それは愛されたいという欲求だ。自分は愛される価値があるのだという声高な主張がある。そういう人は、自分を他の人々よりも高い場所にいる特別な存在だと思っている。自分だけは特別に評価される資格があると思っている差別主義者だ。
156.真の教育者は解放する
真の教育者とは、銘柄とか実績によるのではなくて、あなたの能力をフルに発揮させてくれる人ではないか。あなたがいきいきと自由に、活発に、能力を存分に発揮するようにさせてくれる。
157.物事の感性まで待つ忍耐を持つ
時間による熟成を信じながら絶えず歩んでいくという気質が決定的な役割を果たす。
161.プロフェッショナルになりたいなら
何かのプロフェッショナルになろうとするのなら、あらかじめ克服しておかなければならないことがある。それは、性急さ、短気さ、意趣返しなどを含めた報復欲、情欲といったもの。
167.賢さを見せつける必要はない
自分の賢さを不用意に見せつけたりすれば、遅かれ早かれ有形無形の反発や抵抗を味わうことになる。何か良いもの、気分を良くさせるものなどを得ることなどできない。賢い人に特有の、一種の鋭敏な冷たさや考え深さによって他の人々を傷つけることもなくなる。
187.献身は目に見えないこともある
医療職だけでなく、他の仕事の多くも、実は献身のひとつの形ではないだろうか。結局は人を助けるために自分を犠牲にした仕事ではないか。