よしながふみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
よしながふみの愛読者なら表紙からしてキュンキュンきてしまうこと間違いなしの丸ごと一冊よしながふみロングインタビュー。よくぞ企画してくれました。「あとがき」によれば最初は対談集が企画されていたということだが、途中でインタビュー本に変わったとのこと。編集者様、慧眼です。対談よりインタビュー本のほうが断然良いです。ありがとうございます。
生い立ちから連載中の「きのう何食べた?」まで時系列に沿って語り尽くされているのだが、なんといってもその時々に何を読んでいたかが惜しみなく列挙されていて目が釘付けであった。
ブリア=サヴァランの言を待つまでもなく、食が人を表すというのは普遍的に言われることであり、その作品の中で「食」を描写することに意識的なよしながふみはもちろんそのことを承知しているであろう。そして何を読んできたかというのはその人を構成する「食」以上の秘密の部分であり、こちらもまた彼女は十分承知しているに違いない。それを敢えてのこれだけの大放出。ありがとうございます(感涙とともに本稿中二度目の感謝)。
何しろ生い立ちの部分が面白かったのである。有名な話なのかもしれないが彼女の漫画歴が「ベルばら」に始まっていたことを私はここで初めて知った。さらに、雑誌連載よりも単行本派だったところとか、白泉社からウィングスへの流れとか、知れば知るほど「生き別れた魂の姉妹がここに!」と思ってしまって大興奮した。
でも落ち着いてみれば、日本中に私と同じように魂の姉妹と感じる人がいっぱいいるからこそのこの人気でもあるのかもしれない。何しろ人口の多い世代であるので、割合が少なくても数にすれば結構いそうだし。
しかし魂の姉妹ではなくてもよしながふみの素晴らしさはもちろん通じる。漫画評論的に読むのが王道かとは思うが、例えば漫画に特に興味がない人でも、一流の仕事人の考え方を知るという視点からだけでもこの本は十分価値がある。あるいはフェミニズム的な視点で読んでも得るところは大きいであろう。良作は重層的な読み方を許すものなのである。
そして、インタビューされる人に対する知識と尊敬を持っている人が適切に行うと、インタビューとはこんなに優れたものになるというお手本としても素晴らしい。なぜか著者としてはクレジットされていないのだが、聞き手の山本文子さん、編集協力の飯田孝さん、大変な労作、ありがとうございました(三度目)。 -
購入済み
凄かった❗️
とんでもない名作を読んでしまった!😳ジーーン(余韻に浸っています)
「一度目は街娼、二度目は息子、三度目は恋人」というコピーを読後改めて噛み締めています…
もうね、素晴らしすぎて私の陳腐な言葉では表現できません。🤣
よしなが先生…参りましたチーン(←抜け殻) -
購入済み
今回もご馳走さまです
毎回新刊を読むたびに、出てくるご飯が美味しそうだし、登場人物が皆さん愛しいしで心がほっこりします。この漫画を読み始めて10年以上経ちますが、一緒に年を重ねていけている気持ちになれるのも良いですね。
夏のドラマ続編も楽しみです。