あらすじ
八代将軍吉宗の遺志を継ぎ、長崎から来た青沼、そして田沼意次・平賀源内が、今なお猛威を振るう赤面疱瘡の解明に挑む──!
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匿名
ドキドキハラハラ
相変わらず面白い!
医学を学ぶ男たちや、赤面疱瘡の原因を探る今巻もハラハラドキドキしました!
必死に生き抜くために奮闘する姿が感動です。
泣けます
久しぶりに胸が熱くなりました、泣けます。NHKのドラマ大奥がこの原作にかなり沿って作っているので、合わせて読むと楽しめると思います。
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いよいよ大奥に赤面疱瘡対策本部設立!なんつって。されど名君吉宗の孫たちによる権力争いが始まりつつあって情勢は不穏な空気に包まれる、でもってセックスもきっと上手だけど女子の気持ちの空気は読まない平賀源内ちゃん♀に危機迫る!!どーなるのッ!?てかこんなに源内フィーチャーしてて終われるのかしら『大奥』?このあとまだまだ美味しそうな幕末キャラは目白押しっスよ~???…新撰組エピソードとかは外伝扱いになさる?とかだったりして。
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相変わらずぞわぞわするなぁ。
足し算と引き算が多いというか、人情ものが続くと、大きな落とし穴があるんですよウフフ。江戸が終わるまで続くんだからね、と言わんばかりの容赦ない歴史の流れ。
平賀源内が格好良すぎてどうしたらいいんだろうねw びっくりだw
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巨大すぎた吉宗の陰に四苦八苦する人々。
…映画の宣伝で主演女優とよしなが氏の対談、ってペーパーが入ってたんだけど、よしながふみの写真がミジンコもなかった。いやあ相変わらず、きっぱりしてますなぁ。某雑誌でも対談してたけど、よしながふみの写真はそれこそ何もなくて、ホントに対談??ってなったのを思い出しましたよ。まぁ、この情報社会、自分の顔を出さないってことにしたらとことん貫きとおさないとダメなんだろうな。
長崎から大奥にはいった、吾作=青沼、はその誠実さで大奥の中に新しい医療というか清潔の価値観を広めて行く。
彼の誠実さは、胸にしみるよ。
こういう人こそが、世を動かしていくと世界は優しくなると思うんだけど、なかなかそうならないんだよね。
そして、彼の対極にいると思われる、源内。
源内の好奇心によって、病気の突破口が開かれようとしているが…。
自分の気持ちだけを優先して、他をないがしろというか、きっぱり忘れてしまえるってことは、とても酷薄なんだろう。なので、青沼との対極だと思うわけだ。
そして、病を克服するために、この対極を配したことが、次巻でどーんってでてくるんだろうな。
楽しみ。
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田沼と平賀の今後、気になりますね。
実際の歴史通りになるのはちょっと嫌だなぁ、って思いました。でも、事実を捻じ曲げたりはしないんだろうから、なるんだろうなぁ、きっと。ちょっと残念です。
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日本史で教わった「善悪」的なイメージを覆す。男女逆転なだけではなく、人物像も思想も、こういう考え方もありえそう…と妙に説得力がある。田沼意次、私も惚れそう。
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平賀源内は魅力的なキャラクターだ。 いままでにないフットワークと口の軽さで、話の展開にうまく緩急をつけている。彼女から伝わる躍動感で、一層「時代が動いている」と感じさせられる。
大奥内でも新しい時代の流れが生まれ、田沼意次による赤面疱瘡解明への道筋として蘭学の講義が始まった。 次第に集まる同士たちの楽しそうな雰囲気は、価値観の仲間ならではの充足感に満ちている。
青沼が五十宮に告げられた「楽しかったから」という言葉、草加に告げられた「良かった」という台詞。 どちらも感謝の意を表してるのに、大奥という場所では青沼を悲しませる事しか出来ないのが、読んでいて辛かった。
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大奥第9巻は、田沼意次の時代が描かれている。
青沼が大奥に入り、初めは反感を持たれるも、大奥でのインフルエンザを最小限に抑えたことで、次第に彼の蘭学の講義を聴きに来るものも増えてくる。
そして、源内は赤面疱瘡の予防策を考え始める。
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家治、というか老中田沼意次の時代。
田沼の型破りな政策、将軍の座を狙う後の松平定信、平賀源内、赤面疱瘡ワクチンの研究、などキャラクターやシナリオが重層化してきてちょっと面白かった。
赤面疱瘡絡みはコロナ時代と相まってタイムリー。
最後に登場した夜鷹風の女は誰だっけ?
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平賀源内は有名な割に史実でも晩年など謎のある人なので
自由な設定にしやすい部分もあったのだろうか。
実は気っ風の良い女性というところが良い。
彼女が連れてきた吾作が青沼と名を変え大奥御右筆になり
蘭学に対する偏見の中で少しずつ新しい風を吹かせていく。
コロナ禍に読んでいるので、赤面疱瘡への対策が
石鹸での手洗いというところが印象的。
やはり基本は大事だし、そんなことで、と疎かにすると
そこから崩れていくのだ。
将軍家治と御台所のエピソードも心温まる。
特に御台所が飾らない方で、一緒に講義に参加しようとするところが良い。
教科書ではあまり良いイメージの無い田沼意次の
描かれ方も丁寧で素晴らしいと思う。
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八代将軍吉宗の遺志を継ぎ、
長崎から来た青沼、そして田沼意次・平賀源内が、
今なお猛威を振るう赤面疱瘡の解明に挑む――!
物語上決定的に重要な意味を持つ「赤面疱瘡」の解明、克服に向けて、物語がテンポよく進みます。
長崎から大奥に入った、日本人とオランダ人のハーフの青沼と、平賀源内の二人が、田沼意次の強い後押しを受け、将軍家治と御台所の理解を得て、「赤面疱瘡」の解明、克服に一歩一歩近づきます。
天然痘の「種痘」の西洋からの導入という江戸時代の歴史的事実と重ね合わせて、物語を展開するのは、見事なストーリー展開だと感じます。
一方で、家重の死も描かれ、印象深いです。
「母上も私の事を許してくださるよな?な?意次?」「あ 母上 母上 ろうかもう一度私を抱きしめれ下されませ」といって絶命する家重の死に、重たいものを感じる方は多いと思います。
田沼意次は史実通り開明的で聡明な人物として描かれ、かつ魅力的に描かれています。
ただ、意次に対して、家重と将軍の座を争った宗武の娘、松平定信が、敵意をつのらせます。
吉宗の事実上の後継者として期待される意次、一方で吉宗の孫であることに強い自負を持つ定信というコントラストの中に、吉宗の存在感の大きさが垣間見えて、今までの巻との連続性が鮮明に感じられます。
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逆転大奥がはじまったそもそもの原因である赤面疱瘡。やっと対峙する時がきた。
青沼や黒木、平賀源内、田沼意次、家治公や御台と、魅力的なキャラクターが続々登場。杉田玄白まで!
跡目争いに関しては定信はわかりやすくてまだかわいいが、治済は笑顔もこわい。
家重のエピソードは最期まで苦しかった。
こうやって感想書くのにも、いちいち調べなきゃ書けないくらい名前を覚えられない〜
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10代将軍家治の時代。
田沼意次に平賀源内、そして蘭学。
自分の中では、大分現代に近づいているイメージ。
赤面疱瘡の対処法は見つかる?
とにかく、いつの時代も手洗いうがいは大事。
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田沼意次の時代。
貨幣経済の推進、蘭学の奨励、先進的な政策が執られていたようです。
でも革新は反感を招くもの。
武士の伝統を重んじる者たち、時代の変化に取り残されようとしている者たちの怨嗟の声が…。
結託し、一大勢力となれば、日和見の輩も保身を考え態度を翻すことになるのでしょう。
陰謀渦巻く権力争いになりそうです。
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相変わらずよしながふみは読ませる。一巻から続いてた吉宗の時代にたどり着いてここからどうなるかと思っていたら、そのまま続くのだね。吉宗の長女の話がこの巻の肝かな。田沼意次も楽しみ。
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いよいよ赤面疱瘡に対する真剣な取り組みが描かれ始めた。天才・平賀源内の存在とか、このタイミングではうってつけな感じ。で、黒船来航→開国へ、って流れになっていくのかな。既にある歴史を大前提にしながら、全く飽きさせられない物語運びが相変わらず秀逸です。
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今作も面白い。
平賀源内、田沼意次、松平定信、等など。
日本史で習った人物、事件、沙汰、自分の知識が流れを持って、いやそんなものでなくて、もっともっと深くドラマチックに流れていく。フィクションが折り込まれているとしても、私如きが想像できた世界とは比べものにならなくて、本当に興味をそそられる。
田沼意次といえば賄賂政治、そう記憶があるのに、見方を変える、若しくは評価の仕方を変えるとこんなにも鮮やかに手腕を発揮し経済改革を行ったのかと、びっくり。いや、私が無知なだけなんだけど。
そんな歴史の再認識をしつつ、やはりどこか綻びが出そうな逆転を、かくも鮮やかに描いている事に感服。
やっぱりよしながさんが好きです。
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面白かったんだけど、いつものように続き物のマンガは話を以前の覚えていないので復習が必要。もう一回読まなきゃ。
・・・と思っていたら、8巻を持っていないことに後日気づいた。まず、8巻を買わなきゃ。
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源内、良かったね!
それにしても色男すぎるな源内。
孫の将軍争いも治済が腹黒で良い展開。
こういう歴史改ざんモノを読むと、本物の歴史を勉強したくなるから良いんだよね。
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かっこいいヒロインもヒーローもいない9巻。だから地味な人たちの輝きが見えます。
混血であることへの差別に負けず、医学に燃える吾作。家治の正室五十宮がみた学問の夢。吾作だからわかる五十宮の夢の楽しさと儚さ。
大奥全編の中で、決して長くはない五十宮の出番ですが、忘れ難い人物となりました。
次の巻がまた江島事件のような展開になりそうで、気が重い終わり方です。しかしそこはよしながふみ、陥穽をどう魅せてくれるか、恐いもの見たさで待ち望む10巻です。
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赤面疱瘡の原因を解明する動きが大奥内でも生まれる。その多くでは、田沼意次が老中となり目立つ裏で、将軍争いがヒートアップしはじめる。そんな中をのびのびと動き回る平賀源内。史実でもこんな色男?だったのだろうか。
男女逆転の状況をどのように男女同数に近づけるのか。物語も佳境に差し掛かっているが、続きが気になる。吉宗が望む社会とはどのような社会だったのだろうか。
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竹蜻蛉は源内が初めて作ったものと言われている これはあたしがオランダ渡りの医療用の機械を修復したものでエレキテルと申すもの 「人は未だ病を完全に防ぐ術を見つけた事は無いのです…」 老中田沼意次の誕生である 題名だけは解体新書と名付けたものの作業は遅々として進みませぬ その中でそなたの講義を聞き異国に思いを馳せている時だけがその空しさを忘れられる唯一の時間であった 近代以前の人類にとって最大の恐怖は病と怪我である_あっけなくそれで人が死ぬからだ 越中守神様如何やらあなた様はご自分が明君吉宗公の御孫様で在られる事が御自慢みたいですね 古くから清国では痘瘡…つまり天然痘を防ぐ為に「人痘」と呼ばれる方法があると聞いたことがあります
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九代将軍徳川家重
黒木、青沼 蘭学
十代将軍徳川家治
徳川定信(宗武の子)と老中田沼意次、徳川治済(吉宗三女の子一橋家)
平賀源内と予防接種の考え、菊之丞
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蘭学医青沼さんと平賀源内さんが良い味を出している。
まっすぐな人は見ていて気持ちが良いな。
ただ、全体的に盛り上がりのない話のような気がする。