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感動します!
匿名 2024年02月03日
三代目・家光から続く女将軍による政権継続、赤面疱瘡の解明。
今巻にて様々な局面で節目を迎えます。
謎の病を前に奮闘する人々は一生懸命で、まっすぐで感動です。
Posted by ブクログ 2017年01月28日
蘭学が入ってきたあたりから、泥々した権力争いや男女の哀切な情愛が薄まってきて、大奥に良い空気が流れてきたように思ったけど、やはりそれでは終わらせないよしなが先生。
平賀源内の底抜けの明るさと聡明さ、青沼の強い意志と優しさが際立っていました。電車で読んでて泣きそうになった…。さて11巻へ。
Posted by ブクログ 2014年06月10日
久しぶりに漫画で疲れるほど号泣しました。
辛すぎて何回も読み返せないレベル。
でも本当にすごい作品だ…と放心してしまいました。
最後の黒木さんの叫び、この一言に尽きます。
青沼も源内も意次も大好きです。
赤面疱瘡の根絶になんとしても成功してほしい!
この「大奥」、最終回まで絶対見守りたい。
次巻も非...続きを読む常に楽しみです!!
Posted by ブクログ 2014年04月28日
読み応えはとてもあったと思います。
どんなに良いことをしても、それを目指しても、正しいことがいつも勝つとは限らない感じは好きです。ちょっと虚しいし、儚いけど、綺麗事で済ませないのが面白さの一つなのかも。
次の新将軍の話が楽しみ。
Posted by ブクログ 2014年02月06日
病気の治療法が見つかったのに、政治的圧力によって…。
人がこんな風に愚かになれるのは、古今東西常にあったことだけど、やはりガクゼンとしてしまう。
なんか絶望的な気持ちになってしまったよ。
と、一回だけのこと、の対照的な二人が。
好きな人と一回だけで、その想いを抱きしめていく女と、無理...続きを読む矢理で病気をうつされてしまった源内。
結局は、暴力に屈してしまうのだ。女という性は。
屈してしまうものだからこそ、理不尽になってしまうのか。
どのみち、歪みは悲劇を連鎖的に生み出していくものなのだ。
青沼の良心が救いだった。
Posted by ブクログ 2014年01月14日
種痘によって、江戸城内のみ赤面疱瘡の沈静化に成功。
あくまで、江戸城内・大奥内での話であって、日本国内では未だに猛威に震える日々です。
赤面疱瘡の治療を権力の奪取に使うか。純粋に病気の根絶を目指すのか。
その目線の違いが、最後の叫びなんでしょう。
技術革新は、どんな時代でも権力者の指先一つで進む...続きを読む方向が変わるものですが。
赤面疱瘡治療に関しては、たまたま使えるものがあったからりようした、という印象がぬぐえません。そのせいで、青沼や源内たちの人生そのものが報われないです。
目先の利益追求した結果の徳川家斉。この将軍就任が、この先どうなるんでしょうね。久しぶりの男将軍。
このまま男の歴史になるのか。女の歴史になるのか。
とりあえず、「白河の清きに魚のすみかねて もとの濁りの田沼恋しき」の時代が来るわけだ。
松平定信の、田沼意次への個人的感情のしこりもわくわくします。
Posted by ブクログ 2014年01月15日
思えば「理不尽」が『大奥』のテーマなのだった。
それはきっと、このよしながさんの逆転設定のマンガだけでなく、
昔のテレビドラマを観た人の胸に生じただろう、
「何故!?」
っていう問いかけから始まっていたんだろうなって思うん。
理不尽は世界に満ちていつもすぐ側にある。
でもその中にあって状況を変えて...続きを読むいこうとする意志たちは美しい、
それが描いてあるマンガだと思いました。
そして逆転の逆て…ええっ《゚Д゚》!!
Posted by ブクログ 2014年05月12日
凄い、としか言い表せない自分の語彙の貧困さに眩暈がする。
その位凄みのある物語になったと思います。
連載開始当初は、当時流行っていた大奥の男女逆転ものとして、手堅く人気の出るものを持ってきたなと穿った見方もしておりました。
最初から男女逆転の理由付けとしての設定はしっかりしており、ただ流行を真似た...続きを読むだけの作品ではない事は良く分かっていましたが、まさかこれ程素晴らしい物語となるとは、いい意味で裏切られた感があります。
この先の展開が本当に気になります。
この巻では努力が正当に報われないやるせなさが描かれていますが、こう言った人に貢献する仕事をしたのに報われない、評価されない、感謝されない人生を終えた人の物語は、それだけで胸を打ちます。
Posted by ブクログ 2013年12月29日
これはさすがに面白いす。江戸時代も終わりに近づいてるけど、赤面疱瘡もいよいよ抑え込める手がかりが見えてきた感じで。でもやっぱり正体は感染症で、対策はワクチンになるんですね。
Posted by ブクログ 2013年12月16日
相変わらずの「よしながふみさんカッコイイ」である。
「ありがとう」という言葉がほんとに素敵に見えてくる。こんな素敵な漫画書いてくれてありがとうございます。
そして最終ページ付近でこれまでとは違う流れが起きつつある……。ぞわぞわします。
徳川家の系譜を調べてみたら、ほんとに終わりに近づいてい...続きを読むるんですね。
でも、物語としてはどんな終わりを迎えるのだろう。想像がつかん。
Posted by ブクログ 2013年12月02日
作中最後の黒木さんのセリフに尽きる。
赤面疱瘡という病に対して懸命に立ち向かう者達を、あざ笑うような結末。余りにも残酷。
しかし、だからこそ心を打たれる。
「地位や金より、人からありがとうと言われるのが大好きさ!」
胸を張ってそう言える人々が報われる時代は来るのかと、考えてしまう巻。
Posted by ブクログ 2014年05月10日
大きな転換期となり、家治の時代の顛末を描いた十巻。ここまで来るのが本当に長かった…。
表紙には、登場人物一人だけを描いていたこれまでの巻とは違い、複数の…家治の時代に深く関わった人々が笑顔で描かれています。
いざ、表紙を開くとその内容は……あまりにも、かなしすぎる。
赤面疱瘡の打開策をようやく導...続きを読むき出した、彼らに対する仕打ちがこれとは。ラスト数ページの叫びは、彼らの声なき嘆きを代弁してるかのようだった。
…それでも時代は無慈悲に流れ、家光以来初となる男将軍・家斉の時代へ。
Posted by ブクログ 2013年11月18日
表紙絵が今までと違う上に、全員そろっているところになんだか最後みたいという印象でしたが、読んでみて、壮絶で、切ない巻でした。
病を治そうと、ワクチンらしきものまで開発した大奥の蘭学研究者たち。それでも、まだまだ勉強不足なところもあり、死者を出してしまう。今回の最後、雨の中で叫ぶシーンは、まさにその通...続きを読むりという感じでした。性別を問わずに、社会に出るとはそういうことなのでしょうか。人々が生き伸びるために力を尽くした者たちをあっけなく切り捨て、自分たちの政への欲だけで動く。命を助けようと懸命に頑張っている人たちの最後の姿が、胸にとても響きました。人の強欲さがとても醜く思えた。
Posted by ブクログ 2013年11月17日
「大奥」は、大好きな登場人物達が、懸命に生き、
そしてみな死んでいく。
ずっとずっとそれを見守っていかなくてはならない。
読むのにとても覚悟がいるのだ。
10巻は時代の節目を描いた巻として素晴らしかった。
彼らに花を手向けたい。
Posted by ブクログ 2014年09月03日
10巻。大奥を舞台に青沼・源内を始めとした人々が国のため、人のために互いに知恵を絞り赤面疱瘡の解明に闘う日々。そんな彼らをよそに、裏では各々の地位権力を守るべくある画策がひっそりと行われていた-。
三代目・家光から続く女将軍による政権継続、赤面疱瘡の解明。ここにきて様々な局面で節目を迎える。謎の病...続きを読むを前に奮闘する人々は一生懸命で、まっすぐで、優しくて…それだけにラストの黒木の悲鳴とも取れる叫びには思わず涙。なんでこうもこの世は理不尽なのか…。人の命は儚い。でも少しでも長くそれぞれの笑顔を見ていたかった。
読み終えた後にこの皆が笑顔の表紙を眺めると、より堪えるものがある。今回も読みごたえ十分の内容。
Posted by ブクログ 2024年04月27日
源内の身に降りかかった暴力(その裏に治済あり)、青沼への冤罪、そして処刑(やはり治済あり)…
黒木の慟哭に心を揺さぶられました。
田沼意次も気の毒…脳がありすぎ、嫉妬され恨みを買う…世の中にはそういうことが実際にあるんだろうな…
黒木の慟哭に、泣けてきたので記録しました。
Posted by ブクログ 2022年12月27日
徳川家治の時代。老中田沼意次。
赤面疱瘡の予防法を確立すべく動き回る、平賀源内、青沼、黒木、伊兵衛たちの活躍が見応えあり。
しかし田沼は失脚し、青沼は斬首、源内も命を落とす。
裏では徳川治済が暗躍しはじめている。
史実からの改変が大きく、構成がダイナミックで面白くなってきたー。
Posted by ブクログ 2021年12月22日
読み進めるのがとても辛い巻。
江島生島事件の時に近い気持ちだ。
どうして罪もないどころか、真面目に頑張っていた人たちが
こんな目に遭わなければならないのだろう。
失脚を覚悟していた田沼意次が凛々しく
だからこそ救ってあげたかったし
青沼がお咎めが自分だけで済んで良かったというところに
泣けてくる。...続きを読む
そこまでしなくとも、というくらい、手強い『敗者』に対して
非人道的な振る舞いをして徹底的に潰そうとするのは
いつの時代のどの歴史を見ても同じだ。
自分は主に幕末を勉強してきたのだが
その時代でも庶民は政治に興味がなく、言いたい放題で
そうやって鬱憤晴らしでストレス解消をしようとしていて、
結果そのせいで何がどうなって、国がどのような方向に行くのか
まで考えている人は少なく
目先のお金欲しさに敵軍に自分の殿様を売ったりしている。
真実も知らないのに、歯がゆいことだ。
源内さんの最期も哀しかった。
汚い人たちに目をつけられなければ、彼女だって幸せに生きられたかもしれないのに。
それでも最後まで源内さんらしく、また黒木さんの方でも真実を告げず。あの世で青沼さんに会えて、びっくりしただろうか。
これまであまり感情を表に出さすにいた黒木さんの慟哭が切ない。
Posted by ブクログ 2014年05月27日
赤面疱瘡の解明に取り組む大奥。
人が病を今まさに克服しようとしていたそのときに・・・
この結末はあまりにも理不尽ッ!
表紙を見直したときに悲しくなる・・・
Posted by ブクログ 2013年12月22日
10巻は田沼意次の失脚を描く。田沼の庇護のもと赤面疱瘡の研究をしてきた人々も一斉に粛清され、赤面疱瘡根絶への希望は大きく後退する。その一方で克服の可能性は確かに高まり、その流れの中で11代将軍 徳川家斉が誕生する…というところで次巻へ。
いよいよ終わりに向けて動き出した。残りはあと2、3巻といったと...続きを読むころか。おそらくこのまま現代の日本と接続され、男女逆転は歴史上なかったことにされるはず。男女逆転をそのまま続け、現代日本とは異なるありえたかもしれない日本の姿を描いてほしいところだけど、それは展開上難しいか。ありえたかもしれない日本の姿を、可能性としてどれだけ盛り込んでいけるかが今後の焦点。
Posted by ブクログ 2013年12月19日
源内さんの史実との重ね合わせと、オリジナルの部分が非常に良かった。切なかった。(たまたま源内が主人公の舞台を見ていたせいもあるが)
そして本筋としては一筋の巧妙が。少しずつ終わりが見えてきたのだろうか…。
Posted by ブクログ 2013年12月09日
日本史とってたけど本当にこの辺ごちゃごちゃになっているので、ちゃんと知識あったらもっともっと面白く読めるんだろうな、と思うとちょっと悔しい。
じわじわと整合させてきてますな〜。
でも、平賀源内が出るのに、医療なのに、親友の杉田玄白が出ないのは何故!?
(って私も今年、舞台『非常の人、何ぞ非常に』観...続きを読む劇したからこそ得た知識でしか突っ込めてませんが…てっきり10巻の最後にあのセリフがまんま出てくると思ってワクワクしちゃってたのだ…)
Posted by ブクログ 2013年12月04日
男女逆転大奥の始まりだった赤面疱瘡のワクチン治療を、ついに平賀源内、青沼、田沼意次が実現させる!?の巻。
赤面疱瘡の治療に奔走する皆の頑張りが爽やか。そして沢山の人が亡くなる巻なので切なかった。
Posted by ブクログ 2013年12月01日
青沼ー!
そして源内ー!!
悲しいなぁ悲しいなぁ。
そしてなにやっても裏目に出てしまう田沼意次が不憫で不憫で…
ここまで上手く踊らされてる定信も不憫ではある。
回り回って政権が男に戻ってきた。
今後の展開に期待。
Posted by ブクログ 2024年01月27日
細菌はそれ自体がれっきとした原核生物であり遺伝子として安定した二重鎖DNAを持っているのに対してウイルスはDNAかRNAのどちらか一方の遺伝子しか持たず自身だけでは遺伝子情報を読み取り蛋白質を合成して子孫を残す事が出来ない これは瘡毒_梅毒の症状だ ワクチンの副反応で死んだ患者の第一号であった 印旛...続きを読む沼の干拓事業は即刻中止せよとの上様よりのお達しで御座いまする 俺の母親はオランダ人相手に体を売る丸山遊女だった 青沼の手で人痘の接種を受けた豊千代は元服して家斉と名を改め_三代将軍家光以来初の男子の将軍として江戸幕府の頂点に君臨する事となる
Posted by ブクログ 2015年09月30日
男女逆転大奥に久しぶりに男性の将軍が誕生!
種痘技術の賜物なんだけど、それを頑張って実用まで持ってきた人たちがことごとく不幸な失脚をしていくのは残念だった。
それが「大奥」なんだけどさ。
せつないねぇ~。
Posted by ブクログ 2015年05月31日
十代将軍 徳川家治と田沼意次
平賀源内と青沼
伊兵衛の生い立ち
徳川家治の子家基の死
田沼意次の子田沼意知の死
赤面疱瘡の人痘接種
徳川家治の死と田沼意次の失脚