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家斉の母に注目
匿名 2024年02月03日
生き残った黒木たちが青沼や源内の遺志を継いで、赤面疱瘡克服への道を模索していく巻です。
江戸城では将軍家斉の母、治済の本性が少しずつ露わになっていくところが怖かったです。
Posted by ブクログ 2015年11月05日
実は綱吉ぐらいからストーリーが停滞気味というか内部争いと重い心理描写ばかりでちょっと読むのに疲れていました。が、治療薬を作り始めてからストーリーもメリハリが戻って俄然面白くなってきた。
やっぱりよしながふみさんは凄い…!!
Posted by ブクログ 2015年05月25日
日本史にはてんで無知だから、
えっこのタイミングで逆転の逆転将軍なの!?って
意外に思っちゃったけど、家斉さん、
子ども作り過ぎエピソードがあるからなのね。
そこらへんを史実に沿うのが『大奥』ルール。
そして大奥も逆転の逆転、女の世界に戻りました。
そこから見えてくるんだ、
子どもが亡くなりやすい...続きを読む時代において、
血筋重視で権力を繋いでいくのなら
男系の流れのが効率的なんだって。
数打って、糸を太くしていくのが保険。
それは誰がどんな思想を持っていようが、
性差による実務能力に差があろうが、関係ない、
より近しいものを複製していく選択の、
遺伝子的合理性。
てことに関係なく家斉の母、徳川治済のやることは
壊れてますけど。怖いわ。
Posted by ブクログ 2015年02月04日
いよいよ将軍が男性に戻って、かなり史実に近づいてきた感じでしょうか。といっても、実際に権力を握っているのはその母だし、彼女は彼女で、これからも男性将軍の歴史を続けていきたいって訳ではないし、どうなっちゃうんでしょう。平賀源内の残した芽はその仲間に引き継がれて、そこから病気の駆逐に向けての動きも活発に...続きを読むなってきそうで、ここからどういう展開を見せるのか、とても楽しみです。
Posted by ブクログ 2015年01月09日
治済の、「男」を「女」に変えれば、今だって根深く残っている差別の言葉になる物言い、なんてすごい作品なんだ、虚構が現実を鋭く切り取っている。そして、巻末に書いてあるだけの参考文献だけで書いてるとは思えないこの物語。すごいよ、本当にすごいよ。
Posted by ブクログ 2014年11月24日
すべての黒幕の心の中が怖すぎる。
退屈だから陰謀を張り巡らす。結果、権力を得たものの、やはり退屈なので、息子の子供達を間引いてみる…
赤面疱瘡も目ではない、恐怖のキャラクターが、ここで出てくるとは…どこに着地させるのか、今から楽しみです。
Posted by ブクログ 2014年09月29日
すべての黒幕、つか、原因が判明。
こわい。こわすぎる。
歪んでいるのに、賢くて冷静な人間が権力をもつって絶望的に恐ろしい。
いったい、何ゆえに彼女はこんなになってしまったのだろう。って、その原因もないんだよね。ないのにここまで歪みきっていられる。
その歪みに、彼女自身が恐ろしさを感じてな...続きを読むいのがさらにこわい。
その一方で、病気への抵抗は続いているわけで。
先人の撒いた種が、芽吹こうとしているのが、対照的で泣ける。
人の悪と、善と。
やはり、それは表裏なのだろう。
そういうことを、かみしめてみた。
Posted by ブクログ 2014年09月28日
平賀源内や青沼たちが亡き後の大奥。男である家斉が将軍となるが、黒幕は母である治済。今までの大奥では、権力を持った人間は、権力者でありながらもどこかわびしさや哀しさのようなものを秘めていたイメージがあったけれど、治斉は帯にある通りの怪物ぶり。自分の心を満たすために大奥を好き勝手に動かす姿は、読んでいて...続きを読む恐ろしい。
源内や青沼がいなくなった後の赤面疱瘡への治療を試みる黒木たち。次巻ではまたもや話が大きく動きそうで、今後大奥や治療がどのように進んでいくのか、続きが気になる。家斉は、治済を止めることができるのだろうか。
Posted by ブクログ 2014年09月08日
世にも名高いアレな上様はさすがに男性でした……そりゃ、うっかり女性にしたら死ぬよね。
男性が主となり大奥はどう変わったかというと、あまり変わらない。むしろ、一人の女を取り合っていた以前よりほのぼの状態。
しかし、そこに現れたのが恐ろしい権力者。
今までも綱吉や家光など、非情な執政を行ったトップは...続きを読む出てきたが、これはそうじゃない。
権力で何かをしたいというのじゃない権力者。
おそらく、少女漫画史上歴史に残る悪女…いや悪役になるだろう。
ようするにサイコパスってことですけど。
九州や尼崎、さらには女子高生と現実にぞろぞろ出てきてここ数年日本を震撼させていますが、全員に共通するのは(あくまで報道やwikiでしかしらないけど)
『うそつき』
であること。
この人物の幼少期のエピソードで長女が「なぜ、しようもないウソをつくのか」と不思議がるシーンがあるけれど、サイコパスといわれる犯罪者は本当にしようもない益体もないウソをつく。
人は誰だってウソをつくけれど、そこには大小ためらいがある。
『寝坊したっていえないから具合が悪いことに…』
『別れたいけど、好きじゃないと言ったら泣かれるから、家の都合ってことに』
とか、なんらかの理由をつける。
これは卑怯だけれど一種の『罪悪感』の現れだ。
だから、あまりうそを積極的につきたい人間はいないと思う。
しかし、彼女はたいした理由もなしにウソをつく。
『ためらい』がまったくないのだ。
ウソという行為に罪悪感は全くない。
そもそも罪悪感という観念が欠けているのだ。
そういう人種は。
関係ないことですが、同月購入して感動の大団円だった『澪つくし料理帖』がまさにこの時代が舞台だったことを思い出し、思わず『逃げてぇぇぇ小松原さまぁああ』と叫んだ。
Posted by ブクログ 2014年09月05日
前巻までは「泣き」のお話でしたが、今巻はぞわっとしてしまいました。ただ最後の最後で希望の光は見えているようで・・・。今後もますます楽しみです。
Posted by ブクログ 2014年09月12日
治済怖い。この一言に尽きる。ホラー巻だよ。特に目に光がない所が。ヨダレ垂らしてた子可愛かったのに〜。
次巻は来年らしいので、大変待ち遠しいです。
Posted by ブクログ 2014年09月03日
生き残った黒木たちは青沼や源内の遺志を継ぎ、赤面疱瘡克服への道を模索する。
一方、江戸城では将軍家斉の母、治済の恐ろしい本性が少しずつ露わになっていく・・・。
幕末はもうすぐ。徳川幕府終焉までどうやって話をつなげていくのか、興味津々です。
Posted by ブクログ 2014年09月16日
11巻。久方ぶりの男将軍となった第十一代・徳川家斉。だが権力を振るうのは田沼意次を失脚させた実母・徳川治済だった。
男将軍となり大奥の顔ぶれも一変、女社会に。
表に立たずして実権を振るう治済の筋金入りの鬼畜さが際立った。親族を涼しい顔で殺め、子供を道具のように扱い、孫も“間引く”。それも権力を握り...続きを読む思うがままに政治をコントロールするため、さらに退屈しのぎという極悪ぶり。
そんな治済の非情さと大奥の絶望が全面に出た本巻ラストではただのお飾りと化していた家斉が治済に刃向うように、少し希望にも似た変化を感じさせる様子が。
期待をするような結末へと一筋縄にはいかなそうで怖い。でも気になる。次巻も待ち遠しい。
Posted by ブクログ 2014年08月31日
泣いた。
天才の遺したもの、正しいと証明されたところで彼女はもういない。
天才=人格者ではないというのが顕著だなあw
志のないものが我欲のためだけに権力を持つと德川が終わる。馬鹿なのか!と叫ぶとこで乾いた笑いが出てしまった。
殿様55人お子様いるなんて…励み過ぎw
愛に溢れている生活がただ一人の狂...続きを読む人のために…でも殿様がやっと反撃の狼煙を上げる土下座で終わりました。
Posted by ブクログ 2014年08月31日
ありえない設定で 一巻の最初 いやだあって思ったけど どんどん面白くなる
はや11巻
すごいぞ よしながふみ!!!
家済の陰湿さにゾゾゾ
表紙をめくるのが わくわく
薄紙にもときめく
《 歴史より 歴史を超えて 胸焦がす 》
Posted by ブクログ 2023年01月15日
治済のキャラクターがただただ恐ろしい。
資料が残っていないのでこのような人に設定したとのことだが
歴史上の人物の心象が悪くなるレベルで作り込まれ
史実の中にうまく落とし込まれていて
本当にこういう人で、こういう歴史があったのかも
と思わず考えてしまうほどだ。
退屈だからといって人の人生をめちゃくちゃ...続きを読むにするサイコパスぶり、
でも実際ありえるだろうなと思う。
悲しいが馬鹿には勝てないという部分はある。
定信の台詞にもあったが、普通の人間は自分とある程度周囲の人間の”常識”は同じだと思って行動しがちだが
志も無く欲望だけしかない人間もいる。
残念ながらそういう人間ほどしぶとく、権力や富を手にしてしまったりするものだ。
家斉は良い人で、頼りがいは正直言ってないものの
恩を忘れておらず自分にできる範囲でも動こうという
姿勢は評価できる。
お城の中の描写が暗いものが多いだけに、
黒木さんたちの描写は少しは救われる。
「平賀源内という人は天才であった」
と黒木さんが思いこうして意思を継いでいることが
源内さんや青沼さんの行為に少しでも報いることになっていると思いたい。
Posted by ブクログ 2022年12月27日
家光以来の男性将軍となった徳川家斉の時代。とはいえ実態は徳川治済の傀儡。
治済のことはまったく知らなかったが、彼女の異常なサイコパスぶりがこの巻の見どころ。松平定信もあっという間に失脚されられる。
民間に下った黒木はがんばっている。
Posted by ブクログ 2019年06月28日
良いところどりをしたい一橋治済の息子が150年ぶりの男将軍として徳川11代家斉さんになりましたの巻。
55人ものお子さんを作った家斉さんが女将軍じゃ厳しい設定だよなぁ…と思っていたら男でした。
よく考えられています。
しかし、実在の人間を描くのは難しいですね。
家斉さんの親である治済さんが、かな...続きを読むりの問題児。
松平定信さんなんてかわいいものでした。
しかし、水戸藩を除く御三家・御三卿にまで養子や嫁として子供を送りつけた家定さんの一橋家の血がいずれは絶えて、水戸の慶喜さんが養子として一橋に行くのだから不思議。
今の徳川宗家も水戸藩の血に代わっているよね。
暴れん坊な吉宗さんが紀州の血で徳川宗家を継いでいこうとしたけれど、かなりのところが最後は水戸に置き換わっている。
水戸って粘り強くてスゴイですね。
Posted by ブクログ 2014年10月04日
マンガを読んで背筋が寒くなったのは、これが初めてかもしれない。そのくらい治斉が怖いと思った。治斉はもともと倫理とか罪悪感とかそういうものを持ちあわせていない。まさにモンスター。彼女に勝てる人はいるのか。これからどうなるのか、次巻が楽しみ。
Posted by ブクログ 2014年09月23日
三代家光以来の男将軍、子だくさんにも程があるだろ家斉の治世です。
ただし実権を握っているのは母の治済。平凡な外見に騙されると絶句してしまう狂気と強欲の持主。田沼派は一掃され、蘭学は禁じられました。
でもそれでも赤面疱瘡克服の希望は潰えなかった。黒木と伊兵衛が青木の源内の夢を引き継ぐ!種馬上様は強力な...続きを読む後ろ盾になるのか⁈
Posted by ブクログ 2014年09月18日
まさに怪物、治済。
自らの欲望のためだけではなく、退屈しのぎのために、人をあやめる化け物。
源内や青沼の意思は完全に失われたわけではなかった。
そのことは凄く嬉しい。
Posted by ブクログ 2014年10月01日
徳川治済こえ~~~~!
今まで大奥に登場したどの将軍よりも、どの大奥総取締よりも恐いわ!
息子の家斉は意外といいヤツだったな。
母に怯えてるけど。
僖助の婿入り先が“田嶋屋”というのも粋な演出!
義母というのはお信……だとさすがに死んでるから、お信と祐之進の娘かな?
そのうち出てくるだろうか。
...続きを読むそして、途絶えたかに見えた種痘の方法に新たなる希望が!
また1年待つのか……。
Posted by ブクログ 2014年09月04日
一年間じっくり味わっていきたい 大奥11巻
ゾクっとする恐ろしさ。
でも、人の優しさ、温かさが見える。
希望が見える。
だから、12巻を楽しみに待ちたいと思う。
本当、去年読んだ10巻は涙涙、嗚咽が出たくらい
絶望的でもあったので、嬉しく次巻まで待てそうです。
次巻大奥12巻の発売は2015年...続きを読むの秋ということです。
映画化された頃は一時期は発刊ペースが縮まり、大丈夫?!
と思っておりましたが、また年一刊行ペースに戻りましたね。
15巻、いや14巻で完結かな、となんとなくゴールが見えてきたことに
寂しさを感じます。
しかしながらこの厚みにセリフ量。
小説だとしても成り立つ情報量だと思います。
一年間じっくり味わっていきたい作品ですね。
Posted by ブクログ 2014年08月31日
いい感じに前巻の内容が薄れかけていたので逆にすんなり入れました。治済さんこわいわー
意外と死後もちょくちょく出てくる源内さんに癒されます。やっぱり偉大だ。
他にも、これまでの物語の登場人物がちょいちょい言及されるのがいいですな
Posted by ブクログ 2024年02月03日
だから私の代わりに倅の家斉には種馬になってもらったまでのこと 大体徳川家の男の中で其方だけが人痘を接種した故他家の男は死に其方が生き残って将軍になれたのではないかッ‼︎皆が人痘を受けては元も子もないわ! あの女には何の志もない!あるのはより強大な権力を求める肥大した欲望だけだ 治済公は御子を間引いて...続きを読むいるのですわ 権力の頂点にたった快感も思うたより短かった 松平定信公が罷免されたと言っても蘭学が奨励されている訳じゃない ジェンナーは牛の乳搾りの娘が決して天然痘に罹らない事実に着目した
Posted by ブクログ 2016年05月03日
旅先で源内の熊痘の成果に立ちあう黒木。ジェンナーの牛痘を知り、熊痘の考えが間違いでなかったと理解する黒木。
志半ばで倒れた源内や青沼たちが、報われる場面です。
彼らの志は、利己的に権力を欲した治済がつぶしたわけですが、彼女の鬼の所業が止まらない。
最高最強の権力者である彼女は止まらない。
Posted by ブクログ 2014年09月20日
治済がKUZU過ぎて…!!
こんな駄目将軍今までいただろうか、否…!
家斉とか御台とかいい人過ぎてかわいそう。
早くなんとかして頂きたい。
あと黒木さんが思いの外愛妻家で微笑ましい。