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Posted by ブクログ
種痘によって、江戸城内のみ赤面疱瘡の沈静化に成功。
あくまで、江戸城内・大奥内での話であって、日本国内では未だに猛威に震える日々です。
赤面疱瘡の治療を権力の奪取に使うか。純粋に病気の根絶を目指すのか。
その目線の違いが、最後の叫びなんでしょう。
技術革新は、どんな時代でも権力者の指先一つで進む方向が変わるものですが。
赤面疱瘡治療に関しては、たまたま使えるものがあったからりようした、という印象がぬぐえません。そのせいで、青沼や源内たちの人生そのものが報われないです。
目先の利益追求した結果の徳川家斉。この将軍就任が、この先どうなるんでしょうね。久しぶりの男将軍。
このまま男の歴史になるのか。女の歴史になるのか。
とりあえず、「白河の清きに魚のすみかねて もとの濁りの田沼恋しき」の時代が来るわけだ。
松平定信の、田沼意次への個人的感情のしこりもわくわくします。
Posted by ブクログ
10巻。大奥を舞台に青沼・源内を始めとした人々が国のため、人のために互いに知恵を絞り赤面疱瘡の解明に闘う日々。そんな彼らをよそに、裏では各々の地位権力を守るべくある画策がひっそりと行われていた-。
三代目・家光から続く女将軍による政権継続、赤面疱瘡の解明。ここにきて様々な局面で節目を迎える。謎の病を前に奮闘する人々は一生懸命で、まっすぐで、優しくて…それだけにラストの黒木の悲鳴とも取れる叫びには思わず涙。なんでこうもこの世は理不尽なのか…。人の命は儚い。でも少しでも長くそれぞれの笑顔を見ていたかった。
読み終えた後にこの皆が笑顔の表紙を眺めると、より堪えるものがある。今回も読みごたえ十分の内容。
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