よしながふみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
三浦しをんさんが「女性同士の会話がまさにコレ」と言ってた。
つまり"本質的な感情"が書いてあるのだろうと思って読んだ。
しをんさんが「男性にもお勧め」と言うので読みたいと思ったのだが、凄いものを読んでしまった感が強く残った。
このように勧められなければ男性は手に取りにくい本なので、しをんさんの推しに感謝だ。
父と息子だと愛情は希薄だが、母と娘の間の愛情は複雑に感じてしまうのは自分が男だから?
最終話の最後の雪子のセリフ「あたしは、お母さんが死んだら……」がぐさりと刺さったなあ。
この物語を締めるのに相応しいセリフだ。
読み終わって結構な衝撃が残っている。
名著だと思 -
購入済み
読後の余韻に浸っています
『大奥』のファンでよしなが先生の作品を色々読んでいます。お話のはじまりが娘より年下の男性と再婚する母親登場で、どういう展開?になるんだろうと…ページをめくるたびにえっ!とかギョッとさせてくれる😄なんともよしなが先生らしいスタート。「母という一人の不完全な女」というセリフに痺れました。不仲だった私の母のことを少し思い返しながら読みました。もう15年も前に他界したんですけどね。