サマミヤアカザのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
まず、申し訳ないながら。
イラストレーターさんが変わって喜びました。
その辺りは、前作をレビューするときに書きたいと思いますが。
本を手に取るまで知らなかったので、喜びもひとしお。
と言うこともあり、個人的にはかなり好感触なスタート。
守護獣と言う、力のある動物と選ばれた主。
中でもオールマイティーな力を持つペガサスに選ばれた皇子が主人公です。
CPとしては主従です。
但し、人×人です。従はペガサスではありません。
無口な従×優れた主。なのですが、
優れているが故に素直になれない様や、時にはわかっていながら感情に吊られてしまう様が分かり易く描かれています。
そして何より。
ペガサスに期待してください!
ミステリアスな印象もある彼がどの様に活躍するのか。
一番の見所かもしれません!!
最終的に覚えてる、印象的なシーンは彼でしたから!
凄いです!!笑
シリアスな本編を上手く彼が力を抜いてくれます。
飄々としたイメージ通りとも言えますが、想像以上だと思います。
ファンタジーがお好きな方
主従CPがお好きな方には特にオススメです。
そのうちペガサスさんのお話もあるかも、と言うことなので楽しみです。
好きなシリーズが増えました! -
Posted by ブクログ
ネタバレ恋愛小説は多々ありますが、この作品はその他諸々とはグレードが違うと思わせる素晴らしいストーリーテリングです。
(帯のあおり文やあらすじは、あまり上手にストーリーを表しているとはいえないのでカバー買いするのが一番正解な気がします。でも歴史舞台は七王国時代のブリテンなのにカバーはそれっぽくないですが。)
行動派な大柄の雰囲気美人で生命力あふれる激情家ヒロインと、影がありつつも男の魅力あふれるヒーロー(仮身分差)。
前半はある程度予想できる展開ではありますが、そこに至る二人の距離が縮んだり遠のいたりする機微のシーン描写がとても細やかで読者を引き込みます。
主人公達が剣の練習をしたり、竪琴と歌声の合奏シーンは、直接的なふれあいと同じかそれ以上に鮮やかに印象に残りました。
時がとまり、相手しか目に映らなくなる「恋」の瞬間や、一歩を踏み出すシーンはラノベやハーレクイン系とひとくくりにしてしまうのがもったいないような筆致です。
後半は少々辛口に言えばご都合主義な展開といえなくもありませんが、前半ではあくまでヒロインをリードする側の大人として描かれていたヒーローの苦渋や純愛、不器用な必死さが描き出され、大人の女性として花開いたヒロインとの再会からエンディングにかけては心温まる幸せな余韻を残します。
一年に一度あるかないかというレベルの良作で、他の作品に埋もれるのが惜しいっ、と大絶賛できるほどなので、ぜひタイトルやあおり文に今ひとつピンとこない方もお試しあれ!
【追記(ネタバレ注意)】
群雄割拠の七王国時代のブリテンにあって、以下の点は非常に不自然と思われ、物語に奥行きを与えるリアリティがやや欠けているのが残念です。
・剣をとって戦える男子(継嗣)のいないヒロインの国(マーシア王国)の状況はありえない(王位継承権をもつ王弟がいたり、王女が幼少から婚約しているならともかく)。
・将来的には王国一国の統治権がついてくるという点で非常に利用価値が高い直系唯一の王女なのに結婚適齢期をすぎそうになっている(当時は王族で16なら子持ちでもおかしくない)。
・非嫡出子ならば子供がゴロゴロいそうな年のヒーローがウェセックスという大国の王という地位にもかかわらず王位継承者もいないような状況はありなのか?
・体躯に優れた隻眼王というのは外見的に特徴がありすぎて敵国潜入なんて不可能では?、等。
また、
・落日の大国と勢力のある大国なら、婚姻による領土併合や人質として敵国王女を要求する方が王道では?、とか
・時代的に前妻と死別せずに再婚が宗教上許されるのか?
という疑問もアリ。
時代背景が実在なのでファンタジーと割り切って読めないという側面があり、ストーリー性重視とはいっても物語の展開にリアリティの検証が欲しいところです(とはいえ、思い入れが深いゆえの完成度の追求なので、良作には変わりありません)。 -
購入済み
時代小説、溺愛、不憫受け、無知
高虎も最初から最後まで空良を溺愛しているし、空良も最初から最後まで健気な不憫受けを地でいくキャラでした。
読んでいて世界観や時代背景を練られていると分かる読みやすさです。あと5巻ぐらい続いているようで、とても楽しみです。
-
ネタバレ 購入済み
ギャップ萌え必至!
実父と義母に虐げられ、そして義弟に歪んだ愛を向けられる主人公フラヴィオが、『戦場の鬼神』と恐れられるクレメントの後妻となって溺愛される物語。
天然さと聡明さを兼ね備えたフラヴィオは、正統派の不憫受け主人公。そしてそのお相手となるクレメントはギャップ萌えの権化です。
強面にしてロマンチスト。手先は器用でも恋には不器用。フラヴィオのために高いところの本を取ってあげるシミュレーションなどしている様子は初恋に舞い上がる少年のようで、なんとも可愛らしいです。
最強の男が愛する伴侶のためにちまちまと苺の飾り切りでバラを作っている姿なんて、最高に萌えます!
剣の扱いには長けていても小さなナイフは勝手が違うでしょうから、きっとすごく練習したはず。ハラハラしながら見守る厨房スタッフさん達の様子が目に浮かびます。
クレメント&フラヴィオの溺愛物語は大満足の本作ですが、それ以外の…特にフラヴィオを虐げていた家族達の顛末についてはちょっぴり不満が残ります。
特に義弟のミゲルが結婚して遠方へ行った件。
クレメントに紹介された相手と気が合って結婚。遠方の土地へは元使用人たちもついて行ったとフラヴィオ視点の本文で語られています。だけど、クレメント&アキレスがそれを許したとも思えなくて。
ていうか、ジェラルドって誰!?どこかに出てきた?
あまりにも行間が広すぎて、彼等がどうなったのかが読み取れません。自分の読解力の問題かもしれませんが。
他にも多少説明不足感はあるものの、恋に落ちた『戦場の鬼神』の溺愛っぷりはギャップ萌え必至です。
フラヴィオも天然で可愛らしいので、この2人は読者を萌え殺す最強夫夫ですね。