サマミヤアカザのレビュー一覧
-
購入済み
健気とは、まさにこの事
ほんわか、でもシリアス。
最後は予定調和だとしても、ハッピーエンドにまた心からよかったねと思ってしまう。
時々、無性に読み返したくなります。
-
-
購入済み
続編、やれ嬉しや!
思わず涙がこぼれた作品の続編!今回は奏多の仕事と二人の同窓会が発端の出来事を描いています。随所に博臣の深く静か、そして決して揺らがない愛情がちりばめられています。新しい家族も増えて温かな家庭!
-
購入済み
芯の強い佳月
主人公の佳月の強い心!この前提がないと始まらない。元々の性質や、母や兄、祖父の愛情のたまもの。祖父から譲られた喫茶店を、常連客が一部逃げたからと腐らず、創意工夫を重ねながら守り続ける。土地を売れと嫌がらせをされても怯まない。
そんな彼の一番辛かった時期に、一緒に過ごした奥野は、かけがえのない存在。
佳月の過去が結構重いけれど、彼が強くて前向きで、誰も恨まないので読んでいて楽しかったです。 -
購入済み
ぽやぽや男子
朋久くん、就職浪人とはお気の毒。しかし、なんというか。この人は厳しい就職戦線を勝ち抜くタイプではない、そういう個性なんだ、と。ぽやーんとしていてもいいんです。雇用主のアリズミさんのことは、阿吽の呼吸で判るのですから!それこそ長年連れ添った夫婦が感心するほど。クリエイティブな仕事をするアリズミさんにとっては、朋久くんのような人材こそが求められるのです。巻末の思い出話は胸にしみいります。幼なじみもいいものです。
-
購入済み
私は泣けた
そもそもBLはファンタジーなのですが、その中でも、特に!ファンタジー要素が高いのが初恋もの、そして、花嫁代行というか、身替わりものではないでしょうか?しかも、このお話しには、絵本が絡んできます。
ジワッと泣けるのです。素晴らしいファンタジーです。
孤独な魂を思うと泣けて、夢が叶った奇跡に泣ける。 -
購入済み
とても面白いですが…
欠点を挙げるなら作者さんも後書きで書いてるようにヒロイン白菊の意思が最後までフラフラしている点かな
初めヒーロー莉王に迫られてるときも莉王は歩み寄ろうともするのに「嫌い」「お母様!」ばかりで冷静に話し合おうよ、とかそのくせ怪しい山賊仲間の甘い話には乗っちゃうしどうしたいの?と突っ込んでしまいました
最後も生け贄にされるとき少しは自分から足掻けばいいのに、結局白菊の運命を変えようと命を懸けたのって莉王と実の母なんですよね
でも白菊も基本の性格は悪く無いし悪役含め周りの人間が生き生きとして和風ファンタジーとしての世界観もしっかりとしてとても楽しかったです -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白くて、読後感もとても良かったです。
男ながら性別を女と偽り、旅の舞姫一座「幻蝶」の花形舞姫として過ごす遙華。
ある日、大国の広場で踊りを披露していた最中、国王凱真に王宮で舞を披露するように命じられる。
宴で若き王に見初められた遙華はその夜、夜伽を命じられた。
このままでは男であることがバレてしまうーと、危機感を強めつつも、仲間たちを無事に出国させるために自ら伽をすることを申し出る。
だが、暴君と畏怖される国王は意外な素顔を持っていて―。
幼い頃、血を見たために実戦で闘うことができず、やむなく女として生きてきた遙華ですが、凱真から
―刺客をおびき出すための囮として、花嫁になって欲しい。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ月東センセの作品に続き、花嫁ものをもう一冊読みました。
こちらも甘々で気持ちよく読めるストーリーでした。
そらの生い立ちがたいへん不憫で胸が痛むけれど、そら自身はいつも一生懸命に生きていて強さもあるのが安堵できるところでした。読んでいて絶対に幸せになって欲しいと願わずにはいられませんでしたね。
そんなそらを大きな包容力で愛して守る旦那様!!ものすごく心強いそらの味方になってくれてほっとしました。
そして、次郎丸も賢くてかわいくてそらと仲良くなっていく様子にキュンキュンしました~たわむれる姿がたまりません。
後半、そらの勇気ある行動からの展開に涙が…
必死に介抱する高虎の愛に胸が熱くなり…
-
ネタバレ 購入済み
久々に泣かされましたよ。
健気で無垢で不憫な受けという設定はともすればわざとらしさが鼻につくことが多いのだが、野原滋はそれを実に丁寧に用心深く描いていて自然に感情移入出来た。読んでいて気持ち良かったし、いつの間にか主人公を大切に思う高虎の方の気持ちにこちらの気持ちが重なって余計にw主人公を可愛く思いながら読んでいた。泣かせ所も思わずという感じで泣いてしまい、特に最後の方で名前をつける所は「ここでかー」と、また泣いてしまった。オバサンはすっかり涙もろくなったよ。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったです。
良い意味で期待を大きく裏切る展開でした。
ストーリーとしては、日本人でありながら何故か気持ちか高ぶると片目だけ青くなる少年青が砂漠の王子に花嫁として連れ去られてしまうという、割とありがちなお決まりのストーリー。
王子は第1王子である異母兄と王位継承権を争っており、「青い宝石」を見つけた王子にその権利が与えられるという伏線があります。
そして、青の持つ瞳こそが「青い宝石」だと王子は見抜きました。
他人とは違う身体的特徴のために虐げられてきた青。そんな青に「青い宝石」としてではなく人間として恋をし惹かれてゆくアズィール王子。王子の強引な誘惑
と優しさに心を開きかけていた矢先、 -
ネタバレ 購入済み
ハラハラドキドキキュンキュン
個人的に一番の見所は序盤の牢獄のシーン。
囚われの身でありながら覇気を失わないヒーローと聡明で健気なヒロインが魅力的です。
そんな二人が誤解ですれ違いしつつも、想い合うのは止められないのが良いです。
側近のキャラ達もカッコ良くて、ヒロインに親しげに名前で呼ばれないのを不満に思っているのがわかった時はちょっと可愛いと思ってしまいます(笑) -
Posted by ブクログ
ネタバレとても上手で、ずっとメモを取りっぱなしの本でした。
今回は、亜夜子がレイに押し倒されるところから。いやほんとに。
まあそれは、読んで確かめてもらうとして、事件は(英国紳士が日本から留学して来た淑女を押し倒すのも事件だけど)レイの友人シーモアが警察に逮捕されるのが入り口になっています。
容疑は、切り裂きジャックとして。
当然友人が切り裂きジャックとは信じられない、というかそうではないと確信している、そして、自信が切り裂きジャックと因縁浅からぬレイは、友の濡れ衣を晴らすべく動き始めます。
シーモアの父親や学校の校長といった、腹に一物あり裏側を見せたりしない大人たち、レイと離れ離れになってし