あらすじ
若き皇帝ヴァシルは好奇心から周辺の小国・ヴァロス王国の第七王子アイシスを十二番目の妃に迎える。大国を治めるヴァシルと母が侍女であったため周囲から疎まれていたアイシス。境遇は全く違うものの孤独を抱え本質的に共鳴するところのあるふたりは無意識のうちに惹かれあうが、ヴァシルはアイシスを慰みもののように扱い淫虐の限りを尽くし!? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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Posted by ブクログ
前に出ている「吐息を重ねて語る愛」と似た感じもあります。そちらは第三王子が他国の末王子を、こちらは王が他国の末王子を所望。経緯は違いますが。
が、新しいこちらの方が徹底していて、私はこちらの方が好きです。両方評価低いなぁ。
痛い。本当に痛い。徹底的に痛い。そしてそこには気持ちがない(途中まで)、どころか自分ではなく他の人間に
おっとここまでた
救いはあるのか的な。痛いのが苦手な方には絶対に評価してもらえないかな。途中から甘くはなります(でも結局痛い)
Posted by ブクログ
SMとか特殊なプレイが苦手な方は苦手なんだろうなーと思いながら、私は楽しく読ませて頂きました。本質でないところは説明で流され、ここぞというところはガッツリ…濃淡があって話の展開がスムーズでした。攻めが結構酷い人なのですが、双方向からの視点で話が進んでいくこともあり、彼の葛藤も垣間見えるため、さほど憎めない感じです。最後はハッピーエンドで、幸せそうなシーンで終わるのが良かったです。猫も可愛いし!
Posted by ブクログ
タイトルそのまま花嫁モノで、HQ級のロマンスでありながらしっかりSMでした…
花嫁は当たり外れの振り幅が大きくて、食傷気味でもあるジャンル。それにこういったサディスティック嗜好も読む人に拠って拒絶反応出そうですよね。
でも、私的には好みで遠野センセの描写力に安心して物語に浸りきることができました。
鬼畜攻め×ドM受け。
無理矢理人身御供のように男花嫁にさせられてしまったアイシスは、人を人とも思わない冷酷非情な皇帝ヴァシルに嗜虐の限りを尽くされます。
花嫁ものといってもこれはかなりのマニア向けで、サマミヤアカザセンセのかわいいイラストからは程遠い鬼畜エロ展開になってます。遠野センセ、容赦ないドS攻めを描いています…
弱国の王子アイシスが若く麗しい皇帝ヴァシルの第十二妃として召し上げられ、ヴァシルの酷い仕打ちに耐え抜くという、ありがちですんごく痛い展開。男花嫁に誰も違和感を覚えない国民性に妙な説得力があって受けました。びーちく攻め好きにはたまらない設定です。輪○緊縛道具攻めからピアッシング。確かに酷いんですが、そのマニアックなところにうっかり萌えてしまったんですよね。どうしてかと考察した結果、このアイシスが大人しくて忍耐強いけど、実はけっこうMな子だからだよねと思い至りました。
なので、そんなにアイシスの立場が悲惨には思えず、後半はもはやプレイ的な匂いが!
ヴァシルは生い立ちや環境もあるんだろうけど、思いやりに欠けていて人情の機微に疎いんですよね。自分の恋心さえ気付けないかわいそうな男です。
好きな子をいじめるタイプなんでしょうか。そんな彼がちゃんとふつうに恋することができるまでの成長物語だったのかもしれません。
遅まきながら恋というものを学ぶことができたのは、ひとえに恋多き男オレストのおかげwwオレストすてきすぎる当て馬でした。
二人の関係性はサディスティックな面ばかり強調されて愛が感じられないようにみえるけど、よく見ると二人とも相手への想いがあるのがわかるのがよかったです。後半はデロ甘展開で、もう勝手にSMプレイで盛り上がってイチャコラやっててくださいというかんじでしたね。
当て馬のオレストがちょっとかわいそうだったかな。そのせいとSM趣味夫婦だったせいで★満点にならなかったですが。
でもすごく読み応えもあってエロも刺激的で、こんなドエロをあの遠野センセが…と考えるだけでも超大興奮ww
すごく面白かったです。
Posted by ブクログ
うーん、、、
中盤辺りまでは何と感想を書こうか、途方に暮れました。
面白いのは面白いんですが、
幾ら「秘虐」だからって、ここまで描かなくてもという気が流石にしました。
これは読者評価が極端に分かれても、仕方ないかなと。
私的には、首を傾げる方だったんですが、もう終盤くらいから、どんどん良くなってきた感が有り-いささか遅すぎる気もしないでもないですが-、でも、ここからの巻き返しがなければ☆二つのつもりでした。
サディスティックな傾向が好みな方には良いのかな。
遠野先生、私、大好きです。沢山、遠野先生の小説を読みましたし、持ってますが、今回はちょっとついてゆけないところが多かったです。
遠野先生とイラストはサマミヤアカザ先生、私の大好きな二人が組んだ強力タッグなんですが。