星野博美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これは良いエッセイでしたねぇ…香港の熱気が文面から漂って来るやうです…。
初めて読んだ作家さんですけれども、これは他のも読んでみたくなりましたね!! それくらいこの本にはエネルギーがあるというか…香港という場所にはこれまで全く興味・関心はありませんでしたけれども、本書を読んでこう…行ってみたくなりました!! けれども帰るのめんどそうだなぁ…(!) 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
香港に長らく滞在していた著者だからこそ、現代日本における違和感とかね…そういうのに敏感になれるんだと思います!!
まあ、そんなわけで久しぶりにイイ本でしたよ、ええ…さようなら。
ヽ(・ω・)/ズコー -
Posted by ブクログ
この本は何で知ったんだったかなあ。
中江有里さんのエッセイかな?
かなり前に買って読んではいたんだけど、他に読みたい本が出てくるとついつい後回しになった一冊です。
最初の辺りはおもしろかったんだけど、途中から自分の気持ちがダレてきました……。
なんでだろ? なぜか、著者のことが好きになれない。
たった一冊読んだだけで判断するのもよくないけど。
自分のルーツが知りたい、という思いはとてもわかります。
私も知りたいから。
母方の曽祖父は淡路島から北海道へ渡ってきたと聞いたことがあります。
北海道では庫富というところに住んだんだけど、それは兵庫と富山から来た人が多かったからだ、ということだそうで -
Posted by ブクログ
ネタバレ表紙の猫の写真が気になって手をとってみた。
読んでみて彼女の世界と対面する。
そこには猫はもちろん彼女の家族、そして香港でのエピソードや日常生活でふと思ったことが12章にわかれて描かれていた。
この本を読んで一番に感じたのは、彼女の周りにはあまりにも死にあふれていると。
…いや、実は気が付いていないだけで誰の周りにもあふれているんだろう。
彼女の独特な死に対しての考え方や周りの人たちとの環境でそれが目立っているだけ…涙を流すような死ではなく、淡々と(本人はそんな気は無いのかもしれないが)描かれていることが、余計に死が身近なことなんだと印象づける。
それに猫や家族に対する愛情はかなり感じる。 -
Posted by ブクログ
香港を抜けて広州、鄭州、西安、敦煌、ウルムチの旅程を、著者が21歳の時にアメリカ人の相棒と共に汽車で巡った回想日記。
時代は80年代。当時の中国では切符販売がオンライン化していないので各駅が適当にばら売りしているという状況で、待てど並べど硬臥の切符が手に入らないが、その駅の窓口に切符が無くても満席とは限らない。そこで硬座の切符を買って乗車してから空いている硬臥を押さえるという裏技に成功したり、失敗したり。
中国人の多さ。駅ではこれが圧倒的に感じられると書かれている。それは今も昔も変わらないんだなあとしみじみする。
敦煌に至って期待したほど感動出来ない戸惑いが、そこが非日常に長く身を置いた旅の