惣領冬実のレビュー一覧

  • チェーザレ(9) 破壊の創造者

    Posted by ブクログ

    チェーザレ・ボルジアを扱った作品は南部ひろみ作品にさかのぼれるくらい結構前から読んでいるが、お耽美系でない方が好きなのでマイベストなチェーザレはこの作品。当時のイタリアの政治的軍事的な状況やローマ教皇庁とイタリア各小国との関係も詳細だし、何より緻密な絵が美しくリアル。コミックス化されるとさらにペンを入れているために刊行に時間がかかるけど、それが楽しみですらある。この刊にはあの名高い女傑も登場。

    0
    2012年04月24日
  • チェーザレ(9) 破壊の創造者

    Posted by ブクログ

    今回も、魅力的だなー。
    魅力的な顔・雰囲気のまま終わってほしいものだ。
    辛い思いをしてほしくないから、もう、歴史通りじゃなくていいよ(笑)

    0
    2012年04月23日
  • チェーザレ(1) 破壊の創造者

    Posted by ブクログ

    面白い。
    勉強になる。

    そしてとにかく絵が美しい。
    チェーザレの画集出してくれないかな。

    この漫画だけは「早く新刊出して」なんて言えない。
    それくらい綿密に下調べされてるし当時の時代背景も細やかに描かれてる。

    惣領さんどうか最後まで描き上げてください。

    0
    2012年03月28日
  • チェーザレ(1) 破壊の創造者

    Posted by ブクログ

    自分の人生の中で一番美しい漫画。
    丁寧に描写される当時の世界観は筆舌に尽くし難い。

    カノッサの屈辱のくだりは特に素晴らしく、人間が織り成す壮大なドラマはまだまだ続くがこれからが見もの。

    0
    2012年03月20日
  • おなじくらい愛 2

    Posted by ブクログ

    母に激情をぶつけた愛は、
    憑き物が落ちたかのように突っ張った態度を改め、
    ナチュラルに生きようとし始める。
    自分に嘘をつかず、他者と真っ直ぐ向き合うことで、
    初めて道が開かれた――という感じ。
    時々読み返して、ひっそり涙する名品。

    0
    2013年09月17日
  • おなじくらい愛 1

    Posted by ブクログ

    恋多き女優を母に持つ女子高生の孤独。
    自分の心を安全に保つため、
    他人との積極的な関わりを避け、醒めた態度で過ごす少女・愛が、
    初めて本気で向き合えそうな男性と出会うが、
    彼には恋人がいた……。
    素直になりたいのに、なれない愛ちゃん、
    いじらしくて抱き締めてあげたくなる。
    同時収録、後の大ヒット作品『ボーイフレンド』の
    序章的短編「通りすぎたSeason」が絶品!

    0
    2013年09月17日
  • チェーザレ(6) 破壊の創造者

    Posted by ブクログ

    5巻が表のバイオレンスなら、6巻は裏のバイオレンス。そうなると、政治や権謀術数が複雑に絡み合い…となるので、卒業後のチェーザレを取り巻く世界を垣間見ることができました。

    で、中盤以降は「絆」の醸成と確認。前者はアンジェロ、後者はミゲル。アンジェロがスペイン語を学ぶことで、より強い結びつきができていくであろうことを予感させておいて、ミゲルと絆を深めてきた過程を見せるという流れ。生意気な物言いであることは百も承知で言わせていただきましょう。さすがプロ! こうやってストーリーを展開させていくのかーと膝を打った次第です。

    1
    2011年06月21日
  • 終わるHeartじゃねぇ

    Posted by ブクログ

    80年代の惣領さん大好き。 

    断然 「ボーイフレンド」が作品中一番好きだけど、

    アッ と

    最近また読みたくて、数回買いなおしてまた今回。

    吉田秋生サンのバナナフィッシュももちろん
    女性なのに海外舞台をとってもクールにかいてるようなとこがスキ!

    彼女の描く男性はなんかすごくかっこいいです。


    ファッションがお洒落で、当時の流行がスタイリッシュにかかれてます。

    1話目の短編が大好き。切ない。

    でも素敵なラスト。

    0
    2011年06月06日
  • チェーザレ(5) 破壊の創造者

    Posted by ブクログ

    ずいぶんマッチョな1冊だったなー。4巻もなかなかとは思いましたが、ここまでのところ、ここまで男の子らしい内容になるとは思ってませんでしたよ。

    次以降はどうなるんだろう? 政治寄りになっていく感じ?

    0
    2011年05月24日
  • ES(1)

    Posted by ブクログ

    こわかった。とってもこわかった。
    とても良かった。
    こうして書いてたらまた読みたくなってきた。
    でもこわい。

    0
    2011年01月18日
  • チェーザレ(8) 破壊の創造者

    Posted by ブクログ

    1492年スペインでレコンキスタが終結。
    祝祭の為訪れたフィレンツェで語られるパッツィ家陰謀事件。
    国と国、人と人の思惑が絡み合う激動のヨーロッパ史が綴られています。
    1492年ってコロンブスだけじゃなかったんですね。

    0
    2010年11月11日
  • チェーザレ(8) 破壊の創造者

    Posted by ブクログ

    美麗なイラストと資料と検証に裏打ちされた骨太なストーリが◎。
    漫画をあまり読まなくなってしまいましたが、その中でも続きが待ち遠しい数少ない漫画の一つ。
    巻末の解説がありがたや~で☆五つ

    0
    2010年11月01日
  • チェーザレ(8) 破壊の創造者

    Posted by ブクログ

    前巻が出てから1年強という長~~いお休みがあり、満を持して・・・・という感じでようやく発売されたこの第8巻。  今回も実に美しく、そして読み応えがありました。  KiKi の心の恋人(?)チェーザレ様は美しくも大人びた美青年からあっという間に脱皮し、表舞台に出る直前の助走期間の 男 になっていました。  なんというふてぶてしさ!!  そしてなんという鮮やかさ!!  さて、一応 KiKi は高校時代に「世界史」を専攻していたはずなんだけど「レコンキスタ」こそは記憶にあったものの、「パッツィ家の陰謀」っていうのは正直、知らなかったなぁ・・・・・ ^^;  今号の巻末の解説でじっくりとお勉強させても

    0
    2010年10月26日
  • チェーザレ(8) 破壊の創造者

    Posted by ブクログ

    週刊モーニング連載作品を加筆修正して単行本化してるせいか、刊行ペースは遅い。でも、待つ甲斐があるビジュアルの美しさ。そして、イタリアルネサンスの歴史を多少なりともかじっている読者にとっては、ルネサンス期の歴史に名を残した人物たちが繰り広げる華麗な歴史絵巻であるだけでなく、リアルな政治軍事経済文化のドラマを堪能できる作品でもある。超絶美形で若くて才気にあふれるチェーザレ様と、ミゲルをはじめとするスペイン団+アンジェロの仲間達もとっても魅力的。

    0
    2010年10月22日
  • ES(1)

    Posted by ブクログ

    人の心を読み、記憶を操作する力を持つ青年シュロ。
    彼が、唯一心を読めない女性:未祢。二人の出会いは、シュロの心の開放と同時に、二人が守ってきた平穏な世界の崩壊を招くのだ。

    シュロは完全な人間を求めて行われた、遺伝子工学の「研究成果」なんですね。
    にもかかわらず、研究者たちの善意の中で育ち、その能力(副産物なんだけど)を濫用することなく、市井に埋もれて暮らしているの。対してもう一人、同じように生まれたシュロという少年が登場するんだけど、こちらはひどい。むごい。
    この二人の差に、やはり「愛情」という要素が大きく関わってくるように思えるのさね。
    中に虐待ループにはまっちゃった親子とのエピソードが

    0
    2010年09月26日
  • チェーザレ(6) 破壊の創造者

    Posted by ブクログ

    ※後半ちょっとネタバレありです。
    なんていうか、ほんとに構成が上手な作家さんだなあと。画面の魅せ方も心得てるし、ここまでチェーザレ・ボルジアの人間性に踏み込んでいくのか、とも思った1冊。
    51話の最後のページ、山岸涼子(日出る処の天子)っぽいなあと思った。チェーザレの表情が厩戸王子と重なったからなんだけど、ミゲルが自分と同じ人間としての目線でのチェーザレを思っていく過程も、ちょっと似ている気がする。
    私がチェーザレに出会ったのは塩野七生さんの作品でなんだけど、あの人の書くチェーザレは完全にヒーローだからなあ。惣領さんのこの目線は今までのチェーザレものにはない高さだと思う。今までの時代考証への真

    0
    2010年09月20日
  • チェーザレ(4) 破壊の創造者

    Posted by ブクログ

    今回もじっくり楽しく読ませていただきました♪ 惣領さんの描くチェーザレは、かっこよいのと同時に無邪気で可愛い。冷徹な支配する側の顔と、知的好奇心を抑えられない可愛さは前から描かれていたけど、4巻では庶民と同等の位置に自分を置いてみることによってのギャップを理解・吸収していく様がまた可愛かった。個人的には2Pとはいえサラディンが出てきて嬉しい♪
    あと、ルクレツィアがブラコンなのは良いとして、このブラコンぶりは近親相姦説を取り入れてるんですかね。チェーザレはともかくルクレツィアは完全に恋人として見てるよねー。彼女の今後のあれやこれを考えると、どう描いていくつもりなのか気になる。
    用語解説や佐々木教

    0
    2010年09月20日
  • MARS(1)

    Posted by ブクログ

    バイク好きになったきっかけの漫画。
    零がかっこよくてかっこよくて・・・

    話はただの恋愛ものではなく、
    人間の内面的なものが描かれてました。

    0
    2010年09月15日
  • チェーザレ(7) 破壊の創造者

    Posted by ブクログ

    いやはや、今号は本当に読み応えがありました。  やっぱり今号の白眉は「新説(? でもないか・・・)カノッサの屈辱」と「チェーザレ vs. ランディーノ教授の『神曲』談義」ではないでしょうか?  世界史の授業で学んだ「カノッサの屈辱」とこの漫画で描かれる「カノッサの屈辱」では結構違いがあるのもなかなか新鮮だし(とは言えども、これに似た話はどこかで読んだことがある記憶はあるのです。  その時はこの解釈にはちょっと懐疑的だったんですけどね 笑)、ピサ大聖堂に安置されているハインリッヒ7世の墓を見、そしてダンテの神曲を読んで、こんなにも多くのことを考えたチェーザレに驚嘆したりと KiKi にとってはな

    0
    2010年09月13日
  • チェーザレ(6) 破壊の創造者

    Posted by ブクログ

    今号で再びこの時代の庶子というのがどういう存在であったのかを思い知らされました。  考えてみると不思議ですよね~。  日本ではどちらかと言えば殿様の血を残すことに重点が置かれ、いわゆる側室を持つことが支配者階級であれば言わば常識であったのに、海の向こうでは逆に正式な婚姻を経ていない男女間に生まれた者であれば、仮にそれがそこそこの立場の人であったとしても「人としての存在そのもの」が認められないとは・・・・・・。  確かにミゲルが言うとおり「それが教義」であり、その教義をベースにした信仰生活を否定しない以上「それがお前たちが望んだ世界」と言われてしまっても仕方ない・・・・とは思うけれど、何だか複雑

    0
    2010年09月13日