惣領冬実のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
個人的に惣領さんに贔屓目だというのもありますが(高校のOBなので)
この本は文句無しに面白い。
惣領さんの漫画は多分ほぼ全部読んでますが、コレはかなりオススメ。
いままで少女漫画で描かれてましたがこれは青年誌です。
あ、EASも青年誌か。あれも面白かった。
チェーザレ=ボルジアは歴史上の人物でかなり興味のある人物なので、
惣領さんに料理されるのが非常に嬉しいです。
本の装丁も無駄がなく帯にだけイラストが印刷されています。
外すと白地に黒い文字だけってのもオシャレで良い。
内容も、変に創作されてなくしっかり描かれており当時の歴史上の人物が次々に出て来ます。
2巻にはダヴィンチ、3巻には現代政治 -
ネタバレ 購入済み
惣領冬実作品、大好きだけど…。
このシリーズは何度読んでも好きになれない…(泣)。
絵はホントに毎回毎作美しくて大好きだけど、今作はストーリーがなぁ。
惣領作品はシリアスが多いからかもだし、今回のヒロインがハッキリ言って好きではなかった。
みちると亮平は昔から両思いだけど、特に亮平は振られてこの関係が壊れないかと心配し過ぎて告白せずにましてや、みちるを忘れようと他の女の子と付き合ったりと、見ていてだんだんと亮平が嫌いになっていきました。
亮平の元カノ陽子も美女だけどみちるを忘れられない亮平に見切りを付けて今では亮平の恋の相談相手だし、みちるのお姉さん的存在らしいが、まだ亮平を完全に諦めていないとみちるに語った -
購入済み
ちょっと
キラちゃんの絵がクリムトパクリっぽい所が好きじゃない。キラの絵としてイメージに合ったんだろうけども…
こういうの学生時代に憧れたけど、いくつになってもときめくねぇ。恋の始まりはね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ零が一生懸命、父親の跡を継ごうと努力していたころ、キラは零の父親に、零をもう一度、レースの世界に戻してくれるよう頼んでいた。
その世界がどれだけ危険かはわかってはいたものの、やっぱり自分だけが自分の道を歩むのが腑に落ちないのだった。
そして、零は父親の了承を得た上で、レースの道へ戻ってくる。
キラは零がバイクを乗るところを初めて見たけれど、例がこけても、無事だとわかった瞬間、平然としている周囲を知り、自分との温度差を感じる。
それでも零をバイクの世界に戻したことを後悔してはいないキラだったけれど、一つだけ、不安が襲い掛かってくる。
桐島が心理療育センターを退院し、自宅療養をしてい -
Posted by ブクログ
ネタバレ零は自分の記憶のつじつまの合わなさを知り、母親の死因を知るために、心理療育センターの自身の主治医に会いに行く。
そこで、母親の死が自殺だと知り、ようやく自身の過去を受け入れる。
そして、父の跡を継ぐ、と約束した零は、父親について回ることになり、大学を受験するために勉強にいそしむことになるが……
という話でした。
なかなかに零の母親の話はかなりスキャンダラスな内容だったとは思うんだけど、零はあっさり受け入れちゃったので、こっちがちょっと拍子抜けするくらい。
そこにあんまり時間もエネルギーも割かなかったんだなあ……と思いました。
それでも切なく、零が川原でバイクを乗る少年たちを見つ -
Posted by ブクログ
ネタバレ実家に帰ったキラだったけれども、実は零の父親が大企業の社長だったこともあり、零の家に戻った。
そして、零の戸籍上の父親と初めて会うのだが、実は零の父親はキラの絵を褒めてくれた人で、初対面ではなかった。
思いがけない再会に喜ぶキラだったけれども、零は自身の父親を絶賛するキラに面白くない。
そして、バイクを止めて父親の元で修行する、という零にキラは驚きを隠せないし、零の実家に帰るとあまりの規模の大きさに呆然とする。
そこで聖の遺書を見つけるキラ。
そこに書いてあったのは零に対する異常なまでの独占欲で、キラは驚愕する。
一方の零は自分の母親に対する記憶が少し歪んでいることに気がつ -
Posted by ブクログ
ネタバレせっかく幸せな生活を送って、貧しいながらも笑顔になれた二人だったけれど、現実はそんなにあまくはなかった。
キラの義父が、キラを探して、零の住んでいるマンションまで訪ねてきたのだ。
無理やりキラを自宅に連れて帰ろうとする義父にキラは拒否をするし、零はキラを守ろうと、少々過剰な行動に出る。
「零のことを誘拐犯として訴える」という男に、若い二人はなすすべなく、キラは自宅に帰ることを選択する。
そんなキラを、何とか守りたくて、ついに零は自身の父親に頭を下げることを選択する。
という話でした。
やっぱり若すぎる二人ではなんともしがたいことがあって、そのひずみがもろに出てしまった。
そして -
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ネタバレお互いがしんどくなるなら、とあえて距離を置いた、キラと零だったが、結局、どちらも相手のことが忘れられずに、よりを戻すことになる。
ところが、零と付き合っていることが義父に見つかり、物分りのいいふりをして、一度は見逃してくれたはずの男が、零との付き合いを反対してくる。
それに怒ったキラが拒否すると、男がつかみかかってきて、それを振り払おうとしたキラはそれだけでは落ち着かなくて、男を時計で殴ってしまう。
そして「殺してしまった」と零の前に現れたキラだったが、零の機転により、男が生きていることを知るが、キラはもう自宅には戻らずに、零の傍にいることを選択する……
という話でした。
若すぎ -
Posted by ブクログ
ネタバレせっかくうまく行き始めた二人だったけれど、キラの過去が邪魔をして、なかなか最後まで結ばれるところまでいかない。
実はキラは母が再婚してできた父親に犯されていたのだ。
ショックを受ける零だったが、それでもキラを支えていきたいと決意する。
そんな時に浮上したのがキラの引っ越し話。
実はキラの母親と義父は離婚が成立しておらず、今回、母親が入院するに当たって、金銭的な援助をしてくれたのが義父だった、というのであった。
それを機会に、再び一緒に生活をしようという義父で、結局経済的な安定と、母親のためにキラはそれを了承する。
けれど、それを聞いた零には到底受け入れる話ではなかった。
そこか -
Posted by ブクログ
ネタバレ降ってわいたような桐島についての話は一旦、キラが自分の中の闇と向き合い、それを桐島に突きつけたことによって終了。
ただ、そのことがやっぱり零を不安にして、そして彼がキラに残した爪痕も大きくて、身を寄せ合うようにした二人だったけれど、キラに恐怖が襲う。
というところでおしまい。
一体、キラは何を隠しているのか? キラの過去に何があるのか……というのが明らかになっていくのが次の巻から。
一難去って、また一難。
こんなにどうして試練ばっかりくるのか、と思ってしまいますけど、まあそれが物語なので、仕方がないですね。
続きも楽しみです。
私の原点。 -
Posted by ブクログ
ネタバレやっといい感じにまとまりかけていたキラと零だけれど、そこに、キラが受賞した絵を見てしおりという少女が現れて、再び二人の仲は引っ掻き回されることになる。
しおりは零の元カノで、聖のこともよく知っていて、彼女はかのじょなりに零を想っていて、何とかして零を手に入れようと、体当たりでぶつかっていく。
そのことが、零の記憶の扉を開ける鍵になって、零は聖の自殺の原因を知る。
という話でした。
悲しいくらい皆が一生懸命なのに、うまく報われない。
女の立場としては、どうあがいても、しおりという少女は好きにはなれないんだけど、でも彼女が間違っている、とは言い切れないんだよなあ……と思います。