惣領冬実のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今回は降誕祭の間にハインリヒⅦ世とダンテのエピソード等が盛り込まれていて…劇中時間(?)の経過がほぼ無く若干足踏み若しくは脱線の感。
創作ドラマとしての”チェーザレ”としては感動に欠けるので評価は低め。
ですが。
教皇派VS皇帝派の話とか、そもそものローマの起源から語られるイタリアの歴史話は個人的には大いに興味を持って読めました。(まだ全然理解は出来ていないけど)
そして、このダンテのエピソードが今後のチェーザレの行動指針に影響するから今ここで長らく語られたんだと思うので、この長いお話の最後にきっと唸らされるのだろうと期待。
更に、今回はなんと!!
顔見せ程度にミケランジェロ登場!
里中 -
Posted by ブクログ
『君主論』でマキァベリに君主のひとつの成功の形として認めさせたチェーザレ・ボルジアの物語。
地中海強化旬間第2弾でございます。
チェーザレ・ボルジアという人にもとても興味があったんだけど、この作者の転身にも興味津々。
もともとバリバリの少女漫画を描いていたんだよね。
小学生のときに『ちゃお』に掲載されていた『ピンクな君にブルーな僕』というほのぼのギャグ漫画が大好きでした。
でもこの作品では、大真面目に、歴史資料に忠実に物語をつむいでいきます。
最初はあまりにも堅苦しくて、漫画としての面白みに欠けているように感じたけど、だんだん登場人物の個性がたってきて、生き生きと動き出して面白く