【感想・ネタバレ】サボテンのレビュー

惣領冬実

何かに強く惹かれることも、何かを強く望むこともなく生きてきた少女･花。雪生に話しかけられたとき、彼女の胸を幼い頃のやさしい記憶が通り過ぎる。誘われるまま、2人はつきあいはじめるが……。単行本未収録作品を収めた、ファン熱望の傑作集!!

[ブクログ · ★★★☆☆]

ボーイフレンドを読んだ時も思ったけど、なんかもう全てがMARSへの準備というか、そんな気がする。
ヒーローはプレイボーイで、家庭の事情が複雑。
しかも、その複雑ぷりがハンパない。
ヒーローもヒロインもどこか狂気じみていて、黒い、グロい。
MARSは、筆者の「こういうものを描きたい」というもののうち、少女漫画でできる最大限界なのかなと。