惣領冬実のレビュー一覧
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ストーリー展開は少なめ
カノッサの屈辱について、ハインリッヒⅦ世とダンテについてが美しい画と共に壮大に描かれています。
架空の人物のアンジェロと織りなすこの世界観が好きなので、ストーリー展開少なめなのは残念。
でも、チェーザレの今後の行動の理由の一端として語られる必要があったのかと… -
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静かな恐怖
この作者独特の落ち着いた美しい絵が不気味なストーリーの静かな恐怖を引き立てている。
作者の絵は初期のころとはかなり変わってきている。私は落ち着いてきているこの作品の方の絵がいいと思う。 -
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絵がとてもきれい
相変わらず人物も風景も文物もすべての絵が繊細でとてもきれい。
今回はルクレツィア.ボルジャ登場。毒殺で有名になる彼女だが、この巻ではとてもかわいらしい少女。
歴史的考察もしっかりしているし、絵もストーリーも楽しめる。 -
Posted by ブクログ
いやもうこの巻が出るのを無茶苦茶待ってた(^^;)。
前巻が出たのが2015年1月というから、かれこれ4年半。
連載再開の噂は聞いていたが、単行本が思っていたより早く出てうれしい限り。
さて、激動の1492年。
病床にあった教皇インノケンティウス8世が遂に没する。教皇崩御となれば、次の教皇の選出である。
いわゆる「コンクラーベ(conclave)」。元々は「鍵を掛ける(cum clavis)」からきている言葉である。13世紀、紛糾して3年もの間、次期教皇が決まらなかった事例を受けて、以後、そのようなことがないように、選出にあたる枢機卿を密室に監禁して選挙を行ったことに由来する。
コンクラーベと聞くたびに、「根競べ」とベタな駄洒落を思い浮かべるのだが、実際、これは神経戦で消耗戦であった。
選出にあたる枢機卿らは全員候補者であり、集まったものの中から次期教皇が決まる。決め方はいくつかあったというが、1492年には、他の多くの場合のように、投票制をとったようだ。
1人3票まで、記名の上の投票である。投票用紙を集め、その場で投票したものの名と推薦者を読み上げる。
3分の2の票が集まらなければ、時間を置いて再度投票である。
・・・密室に監禁された中での記名投票。
懐柔に走るものもいただろうし、陰に日にさまざまな駆け引きがあったろう。
当時の教皇選となれば、今よりも当然政治色は強い。
選挙が長引くことを避けるために、食事も日を追うごとに質素になっていったという。
当事者のストレスはいかほどだったことか。
有力候補は、チェーザレの父、ロドリーゴ(ミラノ派)と、宿敵ジュリアーノ(ナポリ派)。
枢機卿になったばかりの若きメディチ家のジョヴァンニと、それに付き従うアンジェロは弱冠16歳(!)。老獪な古狸たちに翻弄されていささか気の毒である。
各国、各勢力の思惑が絡み合う。しかし、どう転ぶか蓋を開けてみないとわからないのもまた選挙の常。
後世の我々はもちろん、その結果を知っているわけだが、この時点では「神のみぞ知る」。
さて、神の出す答えは。待て次号(*そうなんです、まだこの巻では結論は出ないのですw)
*驚いたことに、本作、2020年にミュージカル化が決定したのだそうで。
いやー、本編も完結していないのに、どこまでをまとめるのでしょうか?? それともストーリーを先取りするのかな?? ひょっとしてもしかしてそれまでに完結する??
・・・見に行けるかどうかはわかりませんが、続報を楽しみにしていたいと思います~。