惣領冬実のレビュー一覧

  • ES(1)

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    静かな恐怖

    この作者独特の落ち着いた美しい絵が不気味なストーリーの静かな恐怖を引き立てている。
    作者の絵は初期のころとはかなり変わってきている。私は落ち着いてきているこの作品の方の絵がいいと思う。

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    2020年06月02日
  • チェーザレ(4) 破壊の創造者

    購入済み

    絵がとてもきれい

    相変わらず人物も風景も文物もすべての絵が繊細でとてもきれい。
    今回はルクレツィア.ボルジャ登場。毒殺で有名になる彼女だが、この巻ではとてもかわいらしい少女。
    歴史的考察もしっかりしているし、絵もストーリーも楽しめる。

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    2020年05月20日
  • チェーザレ(12) 破壊の創造者

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    ネタバレ

    教皇選。
    読んでてわくわくするわー!
    1回目でジョヴァンニがボルジアに入れたの良かったわー。アンジェロの喜び具合も。てかアンジェロとチェーザレ様ちゃんと連絡取ってんのね。安心。
    さぁ、ヴェネツィアのおっちゃんの真意がどうだか気になる次巻。

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    2019年08月17日
  • チェーザレ(12) 破壊の創造者

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    ほぅ、コンクラーヴェって、こんなんだったん!?勉強になる。
    それにしても、スローペース。次の巻が出るのは、また数年後なのか?こっちが死ぬまでに終わってくれるのかなー?中途半端に期待してしまう。

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    2019年08月04日
  • チェーザレ(12) 破壊の創造者

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    待ってました、もうリリースされないと思っていたのに。今回も勉強になりました。歴史や史実を学ぶ近道は漫画だなあと改めて実感。イメージ+ストーリーでばっちり記憶されるから。

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    2019年06月30日
  • チェーザレ(12) 破壊の創造者

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    11巻から4年ぶりの12巻か。
    細かな物語は覚えていないw
    画と展開だけを楽しませてもらいます♪

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    2019年06月30日
  • チェーザレ(12) 破壊の創造者

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    いやもうこの巻が出るのを無茶苦茶待ってた(^^;)。
    前巻が出たのが2015年1月というから、かれこれ4年半。
    連載再開の噂は聞いていたが、単行本が思っていたより早く出てうれしい限り。

    さて、激動の1492年。
    病床にあった教皇インノケンティウス8世が遂に没する。教皇崩御となれば、次の教皇の選出である。
    いわゆる「コンクラーベ(conclave)」。元々は「鍵を掛ける(cum clavis)」からきている言葉である。13世紀、紛糾して3年もの間、次期教皇が決まらなかった事例を受けて、以後、そのようなことがないように、選出にあたる枢機卿を密室に監禁して選挙を行ったことに由来する。

    コンクラー

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    2019年06月26日
  • チェーザレ(12) 破壊の創造者

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    ネタバレ

    前巻から約4年半。。。
    長かった。
    もう話を忘れかけているが、まあ何となく。
    巻末の解説も役立った。

    そして次巻までまた何年もかかるし、その頃には調べたことすら忘れてるかと思い、1492年のコンクラーベの結果がどうなったのかググってしまった。
    ふむふむ、なるほど。

    てか、チェーザレはまだ全然活躍してないし、もうここまで全て前日譚くらいの感じなのだが、この話あと何年かかるの。
    てか、終わりはくるの。。。

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    2019年06月24日
  • マリー・アントワネット

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    フランス革命でギロチンに消えた王妃マリー・アントワネット。彼女の生涯を描いてくれるのか、と期待して読みだしただけに、終わってしまうのかと拍子抜け。
    そもそもの企画趣旨をこちらが理解していないので、そういうことになるんですね。すみません。露伴センセがルーブル行ったり、イヤミがフィクサーだったりするのと同じような企画なんですね。

    後の悲劇を思うと、ここで描かれている日常がどれだけ貴重で大切な日々だったのか。

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    2019年03月27日
  • マリー・アントワネット

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    イケメンっぽいルイ16世が気になって読んだが、こんなルイ、惚れてしまうべ!(最近ルイ16世が好き)
    マリーも本当にこんな感じだったら可愛い。
    確か、マリー展とのコラボ企画?なんかだよねこの漫画。
    マリー擁護漫画だと思うけど、マリーがそんなに好きじゃない私でも楽しく読めた。この漫画のルイとマリー、本当可愛すぎよ……。
    でも、フェルゼンの一件を考えると、この漫画のようにマリーがルイ好き好きだったとはあまり思えないんだよなぁ。
    本当にこの漫画みたいだったら可愛くてかつ悲劇のカップルだと思うけど。
    テレジア母さんが実は口うるさくて怖いっていうのはなんかわかるわ。そして、フランツ兄さんの、二番目の妃につ

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    2018年06月17日
  • MARS(10)

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    ネタバレ

     キラが家を出て、無事にキラが乗り越えられなかった壁を二人で越えて、ラブラブ同棲生活の始まり。
     零は二人分の生活費を稼ぐために、ますますバイトを増やしたけれど、キラのことが心配で、キラにはバイトをしないように言い聞かせている。
     好きな人と暮らせるのは楽しいキラだったけれど、働いている人をただ待つだけの日々は、キラにとっては退屈でもあり、寂しくもあり、自分が零の重荷になってないか……と悩む日々。
     そんな零の気持ちを拾って、バイトの許可を出すと、本当に嬉しそうにし始める。
     もちろん、始めから順調、というわけにもいかないけれど、そういうことも含めてキラにとっては新しい経験で、そして、零はつい

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    2018年02月20日
  • MARS(5)

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    ネタバレ

     しおりが現れて、零の過去が明らかになって、実は零には双子の弟がいて、その死に零の言動が深く関わっていることがわかり、キラは再びしおりと向き合うことにする。
     結局は、しおりよりキラを選んだ零は当然のように次のステップに進もうとするが、それにはキラの拒否感が邪魔をしてなかなか進まない……

     という話でした。
     ここまで来て、プラトニックであることが判明する二人だけれども、実はなかなか次のステップに進めなくて、とても困った状況なんですけど、新たな不穏要素も出てきて、この二人の関係はなかなか落ち着きそうにない。
     それでも、なんとか二人の関係を続けてもらえたらなあ……と思うのは、ワガママかもしれ

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    2018年02月20日
  • MARS(3)

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    ネタバレ

     ついに、零が零としてバイクに乗って走る巻が始まりました。
     やっぱり、バイクものなのに、なかなか零がレースしているシーンがなかったので残念だったんですけど、やっぱりレースしているシーンはかっこよくて大好きです。
     そして、零が何もかもを無視して突っ走っちゃうところとか、本当に大好きです。

     残念ながらキラは行けなかったけれど、キラは零の帰りを待っていて、その間にキラは零の絵をかき上げて、それが有名な賞をとってしまう。
     二人が二人の未来に歩き出し始めて、ようやく落ち着いたと思ったら、新たな火種がぽつり。
     とんでもない美少女がキラの描いた零の絵を見て涙をこぼす。
     この美少女が零とキラに何

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    2017年08月22日
  • MARS(2)

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    ネタバレ

     零とキラはあれから少しいい感じになり始めたんだけれど、それでも決定打は打たれることはなくて、ゆっくり進む二人。
     そんな中、飛び降り事故に遭遇した零は、過呼吸を起こして倒れてしまう。
     キラはそんな零を助け出すけれども、そのことから零の過去にふれてしまう。
     ゆっくりと零の過去がキラに明らかになってきてて、零の抱えた矛盾にキラがちょっとずつ近づいていく……という話でした。

     全然違うタイプの二人だと思えば、根本的なところで実は一緒な二人が惹かれあっていくのは見ていて切なくなるし、苦しくなるし、すごい好きだなあ……って思いました。

     圧倒的な画力で描かれる刹那的な世界がお好きな方にはオスス

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    2017年08月14日
  • マリー・アントワネット

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    ベル薔薇の前半部分とだいぶかぶる内容で、目新しさとかはそんなになかったです。ただ、さすがの描き込みぶりで、美しさとかは圧倒的にこっち。華やかなりし頃の部分だけで完結しているので、くいたりなさは当然残るけど、読後感が悪くないって意味ではこれもアリなのかも。機会があればここからの物語も読んでみたいですけどね。

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    2017年07月24日
  • チェーザレ(1) 破壊の創造者

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    ヘタレに見えて潜在能力がある準主役。チェーザレが一目おいてるし、だんだん彼に感化されていく姿も良い…

    スペイン衣装がカッコいい…

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    2017年03月28日
  • マリー・アントワネットの嘘

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    ネタバレ

    新たなマリー・アントワネット像を描いた惣領冬実の『マリー・アントワネット』の制作秘話。
    私としては、あの『マリー・アントワネット』は天地がひっくり返るくらいの新解釈だったので、どのようにしてそこにたどり着いたのかが分かって興味深かった。

    萩尾望都と惣領冬実の対談を読んで、『王妃マルゴ』も読んでみたくなった。

    また、私の専門の19世紀末の“切り裂きジャック”でも、タブロイド文化の隆盛が事件に大きな影響を与えている。
    それ以前の世界では、記録として残されている歴史は全て“勝者の歴史”だったものが、勝者でも敗者でもない第三者から見た歴史が、ここまで後世の人々の歴史観を左右するという事実が印象的だ

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    2017年02月04日
  • マリー・アントワネット

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    あれ?これって続刊ある?って何度も背表紙や奥付を確認してしまった。
    1冊だけでの読みきりなんですね。
    もっと読みたかった。

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    2016年12月25日
  • マリー・アントワネットの嘘

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    私のマリー・アントワネットのイメージは、もろ『ベルサイユのばら』のアントワネットだ。そんなアントワネットのイメージが覆されたのが、惣領冬実さんの『マリー・アントワネット』である。

    惣領さんの『マリー・アントワネット』を読んだとき、物足りなさを感じたが、今回この本を読んで、惣領さんの『マリー・アントワネット』になぜ物足りなく感じたかがわかった気がした。

    そして、歴史漫画を描く難しさ、面白さというものを考えさせられた。惣領さんは、歴史漫画に対して常に真剣に向き合っていると感じた。だから、適当には描けない(だからm『チェーザレ』も止まってしまったようだ)。

    歴史をイメージや先入観で見るのではな

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    2016年12月13日
  • マリー・アントワネット

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    週刊文春によると、今年はマリー・アントワネットブームなのだそうである。それに便乗(?)して企画された本作品は、なんと、史上初めてヴェルサイユ宮殿が監修しているという。マリー・アントワネットに関してはこれまで様々な悪評が付きまとってきたが、最近の研究により、それらの悪評のほとんどは後世に創作された嘘であることが明らかにされている。本作品では、その点も踏まえて、ルイ・オーギュスト(のちのルイ16世)に嫁いだ当初のエピソードが丁寧に描かれているが、その後の波乱万丈の人生にまったく触れられていないのは中途半端な印象が残った。

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    2016年11月16日