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イタリア半島の縮図
大学がイタリア半島と縮図として描かれていたりするのかな。
闘牛風シーンやマキャベリとの接触も興味深いですが、個人的にはミゲルがとても気になります。
Posted by ブクログ
借りたもの。
ドミニコ修道会の怪僧・サヴォナローラの台頭。
そして大学の学生団の派閥争いがそのままルネサンスの縮図となっている。フランス団が幅をきかせはじめている。「フィレンツェの軍事力が脆弱なせい」という台詞は、国防において軍隊の重要性――それを持たず傭兵で賄っていたが故に独立した立場が不安定な商業都市国家であるフィレンツェ――を浮き彫りにする。
ニッコロ(マキャヴェリ)が指摘する、共和制の人間であるアンジェロと君主制の人間であるチェーザレ…相いれない立場の二人が語る互いの正論は、民衆の視点だったという言葉に、国を動かす人間が求められている姿勢を垣間見る。
アンリに純粋に否を説くアンジェロ。
その後に発生するアンジェロ、チェーザレ達とアンリの追いかけっこ(笑)に抱腹絶倒。
その後のシリアスな展開にも唸らせられるけれど…
イベリア半島のレコンキスタが世界や後世に及ぼした負の遺産は数多あれど、あの時スペインが優れたものに触れ「学んだ」のは事実。
中世の価値観を一蹴し、現実的(現代的)なものの見方をするチェーザレに魅了される。
そして釘を刺すように「あれに傾倒すればするほど――」「おまえはいずれチェーザレに失望する」と最後のページは締めくくられる。上手い。
解説には、今回でてきたピサをはじめとする建築物とその写真を合わせた解説つき!
マキャベリ登場
現代でも大変に有名な政治&人間学に関する本を書いたマキャベリが登場する。早熟な政治的天才であるチェーザレとのやり取りがなかなかに面白い。外交 政治に関しては、現代でも参考にすべきことは多いが、キリスト教に関することが大変に重要な位置を占めているところが要注意である。華麗な絵柄はこの巻でも当然健在である。
Posted by ブクログ
KiKi が歴史上の人物の中でもっとも魅了されている男がチェーザレ・ボルジアであることは以前にもお話しましたが、同時に興味がありつつもまったくその正体が見えない男で、魅力的なのかどうかの評価さえできない人物の1人がチェーザレの腹心・ドン・ミケロット(漫画上のミゲル)です。 いわゆる「暗殺者」という形以外でドン・ミケロットについて触れた日本語の作品を KiKi は見たことがありません。 そういう意味で、この漫画でのミゲルの人物設定には非常に興味を覚えます。 チェーザレの影に常に寄り添い、ダークサイドの仕事を粛々とこなしていく人物。 そんな彼が「ユダヤ」という出自を持ち、あのキリスト教絶対の世界の中で改宗を拒み、チェーザレの傍にいるというその一点でのみ有形・無形の迫害からの解放を見出すことができると感じられるという立場の設定。 これは深いなぁと。 と同時にこれは惣領氏の創作なのかもしれないけれど、こうであって欲しいなぁと KiKi に思わせる説得力を感じます。
(全文はブログにて)
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