チェーザレ(12) 破壊の創造者

チェーザレ(12) 破壊の創造者

902円 (税込)

4pt

フィレンツェ・メディチ家の新当主、ピエロに三国同盟解消の意向を伝えられたチェーザレは、水面下で動き出す。教皇の健康状態は日に日に悪化し、教皇不在とも呼べる状態が続くなか、ボルジア枢機卿とローヴェレ枢機卿の対立構造は強まり、各国の思惑はこれまで以上に錯綜する。そして、いよいよ教皇崩御のその瞬間が訪れる。ローマは、一瞬の静寂ののち、教皇選一色に染まる。

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チェーザレ のシリーズ作品

1~13巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~13件目 / 13件
  • チェーザレ(1) 破壊の創造者
    827円 (税込)
    「私の母は娼婦――そして父は怪物だ」15世紀のイタリア、ルネッサンス時代。現代政治学の祖・マキァヴェッリに「理想の君主」とまで謳われながら、歴史の闇に葬られた英雄チェーザレ・ボルジア。争いに向かおうとする不穏な時代に、全ヨーロッパ統一という野望を抱いた男の戦いの物語。本邦未訳『サチェルドーテ版チェーザレ・ボルジア伝』(イタリア語原書)を精査し惣領冬実が描く、華麗なるルネッサンス絵巻!
  • チェーザレ(2) 破壊の創造者
    827円 (税込)
    メディチ家、ピサ大司教、ドメニコ会。一見平和に見えるピサの街は、聖俗入り乱れた政権争いの場だった。チェーザレも自分の父を次期教皇にするため策を講じる。そんななかローマのロレンツォ邸で、ある天才との出会いが――。「知っているぞ! 受胎告知を描いた画家だ」チェーザレ・ボルジア、レオナルド・ダ・ヴィンチ、クリストファー・コロンブス、ジョヴァンニ・デ・メディチ。4人の天才たちの運命の交錯。
  • チェーザレ(3) 破壊の創造者
    827円 (税込)
    現代政治学の祖、マキァヴェッリ登場。死期が迫る教皇。次期選挙に向け謀略を練る枢機卿達。ピサではまた1人、策士がチェーザレに近付く。彼の名はニッコロ・マキァヴェッリ。この2人の出会いは運命か、それとも宿命か。
  • チェーザレ(4) 破壊の創造者
    827円 (税込)
    チェーザレ・ボルジア 没後500周年。男は中世を破壊した。中世西欧。権力が欲望と恐怖を煽りたて、世界を戦争へと導いていた。今再び、世界は同じ過ちを繰り返そうとしているのか? 閉塞する世界へ鳴らす500年前の英雄からの警鐘。理想の君主チェーザレ、再生(リナシメント)。
  • チェーザレ(5) 破壊の創造者
    827円 (税込)
    チェーザレ暗殺を命じられた刺客がピサに潜伏した。黒幕を探るチェーザレは、祭りの喧騒の中、自らの命を餌に危険な賭けに出る。一方大学ではボルジア家の宿敵一派、フランス貴族のバリュー兄弟が帰還し、十字軍を模した大規模な騎馬試合が開かれることに。政治、復讐、野心が入り交じり、熱き戦闘が始まる。
  • チェーザレ(6) 破壊の創造者
    827円 (税込)
    「チェーザレ様 私が死んだらチェーザレ様の手で葬儀を挙げてくださいますか」「おまえは死なない」「死なせはしない」広場では模擬戦の祝勝会が開かれていた。学生時代最後の思い出に仲間と興じるチェーザレ。その頃アンジェロは真犯人の痕跡を見つける。夜の闇は潜伏者たちの影を隠すのか、それともかすかな月明かりが真実を照らすのか。そして、友との間を永遠に分かつ一撃が振り下ろされた。
  • チェーザレ(7) 破壊の創造者
    827円 (税込)
    「あと1歩、あと1歩だ――ハインリヒ」「教皇派を叩き潰せ」「チェーザレ様! それ以上言ってはなりません」「危険思想です」――中世ヨーロッパ最大の事件「カノッサの屈辱」。イタリア文学史上最重要古典『神曲』。皇帝と教皇が最高権力をかけて争った時代、生き残る者は頂点に立った者だけだった。若き司教チェーザレはピサ大聖堂に封印された政争の真実を知る。そして迫る次の教皇選。チェーザレ・ボルジア、16歳のクリスマス。
  • チェーザレ(8) 破壊の創造者
    827円 (税込)
    「なんということだ」「この半島の要ともいえる支柱が、今まさに倒れようとしているのか」――1492年。チェーザレは本国スペインの歴史的勝利・レコンキスタの終結を祝うため花の都フィレンツェへと向かう。だが真の目的は、ロレンツォ・デ・メディチと彼の弟殺害の容疑者ラファエーレ・リアーリオとの同盟を成立させること。メディチ家を襲った悲劇から14年。かつての因縁が選ぶのは新たな平和か、混迷か? ルネッサンス史上最大のミステリー・パッツィ家の陰謀事件の真実を描き出す。500年間隠され続けた真の黒幕とは……。
  • チェーザレ(9) 破壊の創造者
    827円 (税込)
    混迷のイタリア半島をかろうじて結びつけてきた中世最強の同盟、三国同盟。その中心人物、豪華王ロレンツォ・デ・メディチの体を静かに病魔が蝕む中、最高権力者の一人教皇は、同盟崩壊のため最後の奇策に打って出た。ヨーロッパは、再び戦火の渦に巻き込まれるのか?520年前の大転換期、1492年。ボルジアとメディチの固い絆は、戦争を止められるのか?チェーザレ・ボルジア、17歳。彼の理想が世界を変える。
  • チェーザレ(10) 破壊の創造者
    827円 (税込)
    ピサ・フィレンツェ編 最終章さらば、青春。さらば、ピサの風。旅立ちが、永遠の友情を育む。メディチ家から初の枢機卿を誕生させる。ロレンツォ・デ・メディチの悲願を叶えるため、ジョヴァンニは就任の条件である大学の最終試問に挑む。だが試験官チェーザレ・ボルジアはなぜか難問を突きつけ……。コロンブスとの船旅、初めての夜、そして別れの遠乗り。思い出のつまったピサから学生達はついに旅立つ。
  • チェーザレ(11) 破壊の創造者
    827円 (税込)
    枢機卿に就任したジョヴァンニは、ローマに入城。教皇インノケンティウス8世に拝謁するとともに、次期教皇を狙うロドリーゴ・ボルジアをはじめとするボルジア派の枢機卿とも親しくする機会を得た。だが順調に思われたローマでの日々に父、ロレンツォの訃報がもたらされる。狼狽し悲嘆にくれるジョヴァンニ。一方ロレンツォの弔問に訪れたチェーザレにメディチ家の新当主、ピエロは三国同盟解消の意向を語るのだった。
  • チェーザレ(12) 破壊の創造者
    902円 (税込)
    フィレンツェ・メディチ家の新当主、ピエロに三国同盟解消の意向を伝えられたチェーザレは、水面下で動き出す。教皇の健康状態は日に日に悪化し、教皇不在とも呼べる状態が続くなか、ボルジア枢機卿とローヴェレ枢機卿の対立構造は強まり、各国の思惑はこれまで以上に錯綜する。そして、いよいよ教皇崩御のその瞬間が訪れる。ローマは、一瞬の静寂ののち、教皇選一色に染まる。
  • チェーザレ(13) 破壊の創造者
    902円 (税込)
    いよいよ教皇選が始まった。仮設の壁で仕切られた密閉空間で、枢機卿23名は寝食をともにしながら連日投票を行う。各枢機卿の思惑が錯綜するなか、第一回と第ニ回の投票では決着がつかず、教皇選出は第三回へと持ち越されることになった。シエナで吉報を待つチェーザレ。もし、父・ロドリーゴが新教皇になったらどうするかと問われると、「教皇庁をぶっ壊す」と宣言する。チェーザレ野望はどこまでも果てしない。

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    コンクラーベ始まる

    各地の動きが激しくなる中、法皇が崩御しいよいよコンクラーベが始まります。
    日本人には想像しづらいコンクラーベの裏側を垣間見ることができ、とても興味深いです!
    熾烈な権力争いにつきまとう一種の滑稽さもさらりと描かれています。

    0
    2022年05月29日

    Posted by ブクログ

    借りたもの。
    コンクラーベの描写が丁寧。聖なる場所で渦巻く思惑――権力争い――が俗で、その不気味なコントラストが読者をひきつける。
    前巻で教皇の前で暴力沙汰をしたボルジア(怪物)とローヴェレ(猛獣)。既に始まっていた教皇選……
    そして遂にインノケンティウス8世が崩御する。
    外ではミラノとナポリが陸海

    0
    2022年04月26日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの新刊!ある意味、チェーザレという風雲児の活躍はここから。
    …あぁでも次はいつになるんだ…コンクラーベ長い…

    0
    2020年07月17日

    Posted by ブクログ

    「星は誘えど強制せず・・・か」

    占星術がまだ生き残っていたの時代。
    レオナルド・ダヴィンチが、ナポリ国王に進言する前の一コマのセリフ。

    遂に、コンクラーベまでたどり着いた。
    チェーザレの歴史にとってはまだまだこれから。
    終わるコトが見えない進み方なのが心配だけど。

    教皇選のやり取りにワクワクし

    0
    2020年04月10日

    Posted by ブクログ

    いやもうこの巻が出るのを無茶苦茶待ってた(^^;)。
    前巻が出たのが2015年1月というから、かれこれ4年半。
    連載再開の噂は聞いていたが、単行本が思っていたより早く出てうれしい限り。

    さて、激動の1492年。
    病床にあった教皇インノケンティウス8世が遂に没する。教皇崩御となれば、次の教皇の選出で

    1
    2019年06月26日

    Posted by ブクログ

    ほぅ、コンクラーヴェって、こんなんだったん!?勉強になる。
    それにしても、スローペース。次の巻が出るのは、また数年後なのか?こっちが死ぬまでに終わってくれるのかなー?中途半端に期待してしまう。

    0
    2019年08月04日

    Posted by ブクログ

    待ってました、もうリリースされないと思っていたのに。今回も勉強になりました。歴史や史実を学ぶ近道は漫画だなあと改めて実感。イメージ+ストーリーでばっちり記憶されるから。

    0
    2019年06月30日

    Posted by ブクログ

    11巻から4年ぶりの12巻か。
    細かな物語は覚えていないw
    画と展開だけを楽しませてもらいます♪

    0
    2019年06月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前巻から約4年半。。。
    長かった。
    もう話を忘れかけているが、まあ何となく。
    巻末の解説も役立った。

    そして次巻までまた何年もかかるし、その頃には調べたことすら忘れてるかと思い、1492年のコンクラーベの結果がどうなったのかググってしまった。
    ふむふむ、なるほど。

    てか、チェーザレはまだ全然活躍

    1
    2019年06月24日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    教皇選。
    読んでてわくわくするわー!
    1回目でジョヴァンニがボルジアに入れたの良かったわー。アンジェロの喜び具合も。てかアンジェロとチェーザレ様ちゃんと連絡取ってんのね。安心。
    さぁ、ヴェネツィアのおっちゃんの真意がどうだか気になる次巻。

    0
    2019年08月17日

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