チェーザレ(9) 破壊の創造者

チェーザレ(9) 破壊の創造者

少年・青年マンガ
827円 (税込)

4pt

混迷のイタリア半島をかろうじて結びつけてきた中世最強の同盟、三国同盟。その中心人物、豪華王ロレンツォ・デ・メディチの体を静かに病魔が蝕む中、最高権力者の一人教皇は、同盟崩壊のため最後の奇策に打って出た。ヨーロッパは、再び戦火の渦に巻き込まれるのか?520年前の大転換期、1492年。ボルジアとメディチの固い絆は、戦争を止められるのか?チェーザレ・ボルジア、17歳。彼の理想が世界を変える。

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チェーザレ の一覧

1~13巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~13件目 / 13件
  • チェーザレ(1) 破壊の創造者
    827円 (税込)
    「私の母は娼婦――そして父は怪物だ」15世紀のイタリア、ルネッサンス時代。現代政治学の祖・マキァヴェッリに「理想の君主」とまで謳われながら、歴史の闇に葬られた英雄チェーザレ・ボルジア。争いに向かおうとする不穏な時代に、全ヨーロッパ統一という野望を抱いた男の戦いの物語。本邦未訳『サチェルドーテ版チェーザレ・ボルジア伝』(イタリア語原書)を精査し惣領冬実が描く、華麗なるルネッサンス絵巻!
  • チェーザレ(2) 破壊の創造者
    827円 (税込)
    メディチ家、ピサ大司教、ドメニコ会。一見平和に見えるピサの街は、聖俗入り乱れた政権争いの場だった。チェーザレも自分の父を次期教皇にするため策を講じる。そんななかローマのロレンツォ邸で、ある天才との出会いが――。「知っているぞ! 受胎告知を描いた画家だ」チェーザレ・ボルジア、レオナルド・ダ・ヴィンチ、クリストファー・コロンブス、ジョヴァンニ・デ・メディチ。4人の天才たちの運命の交錯。
  • チェーザレ(3) 破壊の創造者
    827円 (税込)
    現代政治学の祖、マキァヴェッリ登場。死期が迫る教皇。次期選挙に向け謀略を練る枢機卿達。ピサではまた1人、策士がチェーザレに近付く。彼の名はニッコロ・マキァヴェッリ。この2人の出会いは運命か、それとも宿命か。
  • チェーザレ(4) 破壊の創造者
    827円 (税込)
    チェーザレ・ボルジア 没後500周年。男は中世を破壊した。中世西欧。権力が欲望と恐怖を煽りたて、世界を戦争へと導いていた。今再び、世界は同じ過ちを繰り返そうとしているのか? 閉塞する世界へ鳴らす500年前の英雄からの警鐘。理想の君主チェーザレ、再生(リナシメント)。
  • チェーザレ(5) 破壊の創造者
    827円 (税込)
    チェーザレ暗殺を命じられた刺客がピサに潜伏した。黒幕を探るチェーザレは、祭りの喧騒の中、自らの命を餌に危険な賭けに出る。一方大学ではボルジア家の宿敵一派、フランス貴族のバリュー兄弟が帰還し、十字軍を模した大規模な騎馬試合が開かれることに。政治、復讐、野心が入り交じり、熱き戦闘が始まる。
  • チェーザレ(6) 破壊の創造者
    827円 (税込)
    「チェーザレ様 私が死んだらチェーザレ様の手で葬儀を挙げてくださいますか」「おまえは死なない」「死なせはしない」広場では模擬戦の祝勝会が開かれていた。学生時代最後の思い出に仲間と興じるチェーザレ。その頃アンジェロは真犯人の痕跡を見つける。夜の闇は潜伏者たちの影を隠すのか、それともかすかな月明かりが真実を照らすのか。そして、友との間を永遠に分かつ一撃が振り下ろされた。
  • チェーザレ(7) 破壊の創造者
    827円 (税込)
    「あと1歩、あと1歩だ――ハインリヒ」「教皇派を叩き潰せ」「チェーザレ様! それ以上言ってはなりません」「危険思想です」――中世ヨーロッパ最大の事件「カノッサの屈辱」。イタリア文学史上最重要古典『神曲』。皇帝と教皇が最高権力をかけて争った時代、生き残る者は頂点に立った者だけだった。若き司教チェーザレはピサ大聖堂に封印された政争の真実を知る。そして迫る次の教皇選。チェーザレ・ボルジア、16歳のクリスマス。
  • チェーザレ(8) 破壊の創造者
    827円 (税込)
    「なんということだ」「この半島の要ともいえる支柱が、今まさに倒れようとしているのか」――1492年。チェーザレは本国スペインの歴史的勝利・レコンキスタの終結を祝うため花の都フィレンツェへと向かう。だが真の目的は、ロレンツォ・デ・メディチと彼の弟殺害の容疑者ラファエーレ・リアーリオとの同盟を成立させること。メディチ家を襲った悲劇から14年。かつての因縁が選ぶのは新たな平和か、混迷か? ルネッサンス史上最大のミステリー・パッツィ家の陰謀事件の真実を描き出す。500年間隠され続けた真の黒幕とは……。
  • チェーザレ(9) 破壊の創造者
    827円 (税込)
    混迷のイタリア半島をかろうじて結びつけてきた中世最強の同盟、三国同盟。その中心人物、豪華王ロレンツォ・デ・メディチの体を静かに病魔が蝕む中、最高権力者の一人教皇は、同盟崩壊のため最後の奇策に打って出た。ヨーロッパは、再び戦火の渦に巻き込まれるのか?520年前の大転換期、1492年。ボルジアとメディチの固い絆は、戦争を止められるのか?チェーザレ・ボルジア、17歳。彼の理想が世界を変える。
  • チェーザレ(10) 破壊の創造者
    827円 (税込)
    ピサ・フィレンツェ編 最終章さらば、青春。さらば、ピサの風。旅立ちが、永遠の友情を育む。メディチ家から初の枢機卿を誕生させる。ロレンツォ・デ・メディチの悲願を叶えるため、ジョヴァンニは就任の条件である大学の最終試問に挑む。だが試験官チェーザレ・ボルジアはなぜか難問を突きつけ……。コロンブスとの船旅、初めての夜、そして別れの遠乗り。思い出のつまったピサから学生達はついに旅立つ。
  • チェーザレ(11) 破壊の創造者
    827円 (税込)
    枢機卿に就任したジョヴァンニは、ローマに入城。教皇インノケンティウス8世に拝謁するとともに、次期教皇を狙うロドリーゴ・ボルジアをはじめとするボルジア派の枢機卿とも親しくする機会を得た。だが順調に思われたローマでの日々に父、ロレンツォの訃報がもたらされる。狼狽し悲嘆にくれるジョヴァンニ。一方ロレンツォの弔問に訪れたチェーザレにメディチ家の新当主、ピエロは三国同盟解消の意向を語るのだった。
  • チェーザレ(12) 破壊の創造者
    902円 (税込)
    フィレンツェ・メディチ家の新当主、ピエロに三国同盟解消の意向を伝えられたチェーザレは、水面下で動き出す。教皇の健康状態は日に日に悪化し、教皇不在とも呼べる状態が続くなか、ボルジア枢機卿とローヴェレ枢機卿の対立構造は強まり、各国の思惑はこれまで以上に錯綜する。そして、いよいよ教皇崩御のその瞬間が訪れる。ローマは、一瞬の静寂ののち、教皇選一色に染まる。
  • チェーザレ(13) 破壊の創造者
    902円 (税込)
    いよいよ教皇選が始まった。仮設の壁で仕切られた密閉空間で、枢機卿23名は寝食をともにしながら連日投票を行う。各枢機卿の思惑が錯綜するなか、第一回と第ニ回の投票では決着がつかず、教皇選出は第三回へと持ち越されることになった。シエナで吉報を待つチェーザレ。もし、父・ロドリーゴが新教皇になったらどうするかと問われると、「教皇庁をぶっ壊す」と宣言する。チェーザレ野望はどこまでも果てしない。

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チェーザレ(9) 破壊の創造者 のユーザーレビュー

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    ちょっとしたエピソードがいい

    半島の情勢が緊迫する中、ミゲルとアンジェロの祖父ジョルジオとのやり取りや、貧民窟にいた子供との偶然の再会などのエピソードが温かくていい! 
    ジョヴァンニはじめそれぞれの成長が感じられる場面が多く、楽しく読めます。
    チェーザレとジョヴァンニのその後を思うと、「歩み方は人それぞれ」が胸にささります。

    0
    2022年05月24日

    Posted by ブクログ

    借りたもの。
    イタリア半島情勢、歴史の転換期である1492年がはじまる。
    同時に、チェーザレやアンジェロ達がその情勢・政治的駆け引きに直接関わってゆく――大人になってゆく――大きな節目の時でもあった。

    長くイタリア半島の均衡を保っていた三国同盟の破綻……教皇領とナポリ王国が同盟を結ぶ。
    それまでのミラノやヴェネツィアと対立する形になる事、地政学的に包囲された形になるフィレンツェは危機感を募らせる。

    そうした情勢の変化で軍備に金をつぎ込まざるを得なくなり、レオナルドの騎馬像が頓挫してしまう。(原型はこの後起こった戦争でフランス軍の弓の的にされちゃう…)
    美術好きとしてはあないみじ。

    チェーザレが聖職者としての巧みな話術を見せる。
    それでオルシーノ・オルシーニの憂いが少しでも軽減できれば…と思うが、その悲しみを受け止めるに留まっている気がする。
    チェーザレは自身が聖と俗の矛盾構造をはらんでいる事を内省する。
    “権力と金――これに執着した時 聖人は俗人となるのです”を反芻し、この解決はあるのかと……
    それは当時の教皇庁が“領主”としての性質をはらんでしまっている(世俗)ために起こっているのだが……そして本来、キリストは「貧しくとも正しく(幸せ)であれ」と言ったはずなのに、「貧しいことが正(幸い)である」とはき違えられたことも一因である。……世界的に一次産業が大半を占めているという理由もあるけれど。(まだお金を稼ぐ手段が少ない、教養が万民に行き渡っていない)

    サヴォナローラの偏った正論は、商業都市で発展しているフィレンツェでも諸問題があり、「これで良いのだろうか?」という思いに訴えかけてしまっている。
    …カルトの手法だ。

    ロレンツォの憂い。
    ローマの有力貴族オルシーニ家の妻の影響を受けた長子・愚かなピエロ。血統主義の妄信で政治手腕が無い――貴族社会での陰謀や裏切りは顕著で信用に足らない。商家は庶民の支持によって支えられている事実への無理解――ことを危惧している。
    そんな中で、今までちょっと頼りなさげなジョヴァンニが少しずつ大人になっていくようでこれからの展開が気になる。…将来、レオ10世になるのだから。
    チェーザレらが最初期に比べ大人っぽい顔つきになっている点でも、成長を感じてしまう。

    冒頭のミゲルがアンジェロの祖父ジョルジオの工房訪問が微笑ましい。なんて懐が深いおじいちゃんなんだ……!アンジェロがああいう正確になったのも納得の暖かい家。

    アンジェロ、ミケランジェロと知り合いだったんだ…!石工の天使と彫刻家の天使ミカエルという、クスッとさせられる設定。

    0
    2022年04月20日

    Posted by ブクログ

    第9巻。ミゲルとアンジェロの祖父ジョルジオ、教皇庁とナポリの同盟締結、チェーザレとオルシーノ、アンジェロがジョヴァンニの側近となりローマへ。

    ここ数巻は重厚な回想が中心となっていましたが、ほんの少し小休止となる1冊でした。
    「権力と金―これに執着した時聖人は俗人となる。」ランディーノ教授のセリフにチェーザレは自分の進む道を悩み模索します。丁寧な書込みと歴史をしっかりと汲み取る展開。進度はゆっくりですが、史実とオリジナルを絶妙に掛け合わせながら進むので飽きることはありません。
    次巻からまた政治的な動きがありそうな予感。

    0
    2016年01月23日

    Posted by ブクログ

    チェーザレ・ボルジアを扱った作品は南部ひろみ作品にさかのぼれるくらい結構前から読んでいるが、お耽美系でない方が好きなのでマイベストなチェーザレはこの作品。当時のイタリアの政治的軍事的な状況やローマ教皇庁とイタリア各小国との関係も詳細だし、何より緻密な絵が美しくリアル。コミックス化されるとさらにペンを入れているために刊行に時間がかかるけど、それが楽しみですらある。この刊にはあの名高い女傑も登場。

    0
    2012年04月24日

    Posted by ブクログ

    今回も、魅力的だなー。
    魅力的な顔・雰囲気のまま終わってほしいものだ。
    辛い思いをしてほしくないから、もう、歴史通りじゃなくていいよ(笑)

    0
    2012年04月23日

    Posted by ブクログ

    チェーザレの推挙でジョヴァンニの側近になるアンジェロ。ジョヴァンニはじきメディチ枢機卿に。チェーザレとジョヴァンニがいよいよ表舞台に出ていく。

    0
    2023年04月14日

    Posted by ブクログ

    <「歩み方は人それぞれ---。閣下には閣下の歩み方というものがあります」 >

    チェーザレ・ボルジアを軸にルネッサンスを描くコミックの9巻。

    レコンキスタが終結してお祭りムードだが、ロレンツォ・デ・メディチの健康状態は思わしくない。微妙な均衡を保っていたイタリアの半島の平和は保たれるのか。

    前巻に続き、1492年である。
    この巻では大きな動きというよりも、背景となるエピソードが描き出される。
    イタリア半島内の各勢力がそれぞれの思惑で動き始める。

    チェーザレはアンジェロをジョヴァンニ・ド・メディチの側近に推挙する。
    フィレンツェ出身であり、メディチ家の支援の元に大学に通えたアンジェロに対して、スペイン・ボルジア家のチェーザレがメディチ家に仕えるよう勧める、という関係性が今ひとつよくわからないのだが、一応、アンジェロは一度はボルジア家のお抱えになっていた、ということなのか。
    ともかくも、この巻で、アンジェロはジョヴァンニの側近になることになる。
    物語全体の流れとしては、おそらく、語り部であるアンジェロは、チェーザレ亡き後も生き延び、その後の世界を語る役割も引き受ける、ということなのだろう。
    チェーザレとアンジェロの掛け合いが減るのであればいささか残念だが、視点がより多層的になることも期待される。

    この巻ではミケランジェロやレオナルド・ダ・ヴィンチも少し顔を出す。芸術の持つ力を語るミケランジェロの熱さが楽しい。

    アンジェロは、以前、貧民屈で会った子どもを工場で働けるよう世話してやる。職人となって手に職をつけ、独り立ちが出来るように。希望を感じさせるエピソードである。

    チェーザレが、病で容貌が崩れ(ハンセン病を思わせるが、詳細にはわからない)、絶望した男の顔に触るエピソードも印象的である。病気について知識の少ない時代。「触れる」という行為は想像する以上に勇気を要し、一方で、ずっと周りから忌避されてきた患者からすると「触られる」ことによる「癒し」は相当なものだったのかもしれない。

    幕切れのシーン。
    馬を駆り、疾風のように次の目的地へと向かうチェーザレ。
    アンジェロを傍らに、それを見送るジョヴァンニ。彼はこの後、教皇レオ10世となるはずである。ゆったりとした人柄で、目から鼻に抜けるというタイプではないが、自分でもそのことを知っていることが彼の強みだろうか。冒頭のひと言はアンジェロがジョヴァンニに言ったもの。
    そう、時代の激流の中、それぞれがそれぞれの歩みを進める。それを象徴するような一コマである。


    *さて、あと1巻で追いつきます。その後、積ん読派生読書にもぼちぼち取りかかる予定~。
    この巻の宿題はペストかな。作品のメイン・ストーリーとはあまり関係ないのですが、解説中に少し触れられています。
    この時代に先駆け、火山の大噴火が複数回あり、気候の寒冷化が生じたとのこと。このため作物が不作となったところに、ペストがヨーロッパ全土を席捲。この時代の戦乱は、生き延びるために他国の穀倉地帯を狙った進攻が頻発したことも要因となっている、とのことですが、さてどうなのでしょうか。
    いずれにしても中世のペストに関する本はいずれ何か読んでみたいと思います(余談ですが、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』で、ロミオの元に、死んだふりをするという策略を告げるジュリエットの手紙が届かなかったのは、ペストとちょっとした関連があるのですねぇ。ふぅむ)。

    0
    2014年10月15日

    Posted by ブクログ

    15世紀末のイタリア。
    金欲・色欲・物欲にまみれた聖職者たちの権力闘争劇です。
    イタリア半島国家間のパワーバランスが崩壊し、教皇選も間近。
    何やらきな臭い、波乱の予感を残し次巻に続きます。
    時代考証はしっかりしているし、作画は重厚で堅実。
    少し盛り上がりに欠けるのかなと思ってましたが、まだ物語は序盤だったということみたいです。

    0
    2013年09月29日

    Posted by ブクログ

    描き込みが素晴らしい。
    建築に装束に調度品、よくぞこれだけいつも描けるものだ。

    どろどろの政治闘争が、するすると読めてしまう。
    淡々とした画面、絵と台詞でそれぞれで魅せる場面の緩急が上手い。

    いよいよチェーザレの下を離れることになるのか。
    ダヴィンチとミケランジェロの登場も気になる。

    0
    2013年04月18日

    Posted by ブクログ

    面白かった。が、前編からのブランクが長過ぎてほとんど経緯を忘れてしまっていた。(泣)しかも、本巻もあんまり前進していないような・・・。本当に完結するのだろうか?(笑)
    固有名詞や経過をずっと覚えているのには難儀するが(笑)、次はどうなるのかという期待感はある。メディチと教皇庁の今後の描写に興味津々。
    気候変動の絵をみるとちょうど日本も動乱の時代ですね・・・。

    0
    2012年05月08日

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