あらすじ
史上初、ヴェルサイユ宮殿が衣装、建築、そして王宮儀礼のすべてを監修。壮麗なロココを紙上に再現した惣領冬実の最高傑作! はじまりはヴェルサイユ宮殿の離宮プチ・トリアノン。絢爛豪華な宮殿の喧噪を離れたその場所は、王妃が求めた家族の理想郷だった。21世紀に発表された衝撃の事実をもとに描かれる、全く新しいフランス王妃マリー・アントワネットと国王ルイ16世の物語。この漫画は、歴史に革命を起こす。
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惣領先生ゆえの細やかな表現
サラッと描いているように見えてとっても緻密で繊細で正確なのに堅苦しくない惣領先生の画風だからこそ、マリー・アントワネットの魅力やヴェルサイユ宮殿の豪華絢爛さが見事に表現されていました。
ストーリーとしても読みやすく、巻末に様々な資料が載っているため、勉強にもなりました。
Posted by ブクログ
ヴェルサイユ宮殿美術館 国有地公団
「この企画は、取材や資料提供全面的に協力し、衣装、建築、王宮儀礼などのすべてを監修した史上初の漫画作品です」
巻末にちらっと説明されてるこの部分を読んで、本作品の細部にそこかしこにいたる表現や空気感の素晴らしさの理由が分かりました!
ヴェルサイユ宮殿美術館のロゴマークも許可され使用されているそんな心配りが、なんとも嬉しくなる瞬間。
そんなことすら誰も読みそうにない気付きそうもないところにサラッと書かれているのがさらに気品を感じました。
Posted by ブクログ
「チェーザレ」があるし、こっちに移行されても困る。
とはいえ、ルイ16世とマリー・アントワネットをここまで丁寧かつ魅力的に描いた作品も少なく、ここで終わりは殺生な話だ。
続きが読みたい!
Posted by ブクログ
頁の隅々まで美しい一冊でした。
建物の豪華な装飾や衣装のレースなど
とにかくうっとりしてしまう美しさ。
それらに負けない
マリーアントワネットの可愛らしさ、
魅力的な姿が見事に描かれています。
一国の王妃といっても、1人の少女。
不思議に思ったり疑問に思うことを
するっと口にしてしまうあたり、
特殊な立場ではあっても、人として
心を動かされたりするのは同じなのだなと、
改めて感じました。
Posted by ブクログ
あまりにも素敵な表紙に一目ぼれ。
そして、マリーアントワネット姫のなんとも魅力的なこと!
目まぐるしくかわる周りに戸惑いながらも
自身で考え、伝え、成長していくさまに
共感して、時々見せる少女らしい振る舞いに
憧れ、読み終えた時は自然に微笑んでいました。
素敵な一冊でした。
Posted by ブクログ
ベルばらが自分の中でフランス革命の既定路線としてあるので、結構視点がひっくり返る。
基本的には二人(マリー・アントワネットとルイ16世)の出会いのエピソードに重きを置いていて、革命に至る伏線が描かれているという感じ。
連載期間が短かったこともありちょっと物足りないので、チェーザレが終わったらぜひ続きを!と思うが、一体いつになるやら。。。
『マリー・アントワネットの嘘』を副読本的に読むと、ちょっと補完できそう。
Posted by ブクログ
イケメンっぽいルイ16世が気になって読んだが、こんなルイ、惚れてしまうべ!(最近ルイ16世が好き)
マリーも本当にこんな感じだったら可愛い。
確か、マリー展とのコラボ企画?なんかだよねこの漫画。
マリー擁護漫画だと思うけど、マリーがそんなに好きじゃない私でも楽しく読めた。この漫画のルイとマリー、本当可愛すぎよ……。
でも、フェルゼンの一件を考えると、この漫画のようにマリーがルイ好き好きだったとはあまり思えないんだよなぁ。
本当にこの漫画みたいだったら可愛くてかつ悲劇のカップルだと思うけど。
テレジア母さんが実は口うるさくて怖いっていうのはなんかわかるわ。そして、フランツ兄さんの、二番目の妃について突っ込まれた時の顔が最高(笑)
惣領さんの絵がめちゃくちゃ綺麗で、マリーの時代にすごくあってると思う。できれば革命の頃まで見たかったけど、無理だね(笑)
Posted by ブクログ
ベル薔薇の前半部分とだいぶかぶる内容で、目新しさとかはそんなになかったです。ただ、さすがの描き込みぶりで、美しさとかは圧倒的にこっち。華やかなりし頃の部分だけで完結しているので、くいたりなさは当然残るけど、読後感が悪くないって意味ではこれもアリなのかも。機会があればここからの物語も読んでみたいですけどね。
Posted by ブクログ
フランス革命でギロチンに消えた王妃マリー・アントワネット。彼女の生涯を描いてくれるのか、と期待して読みだしただけに、終わってしまうのかと拍子抜け。
そもそもの企画趣旨をこちらが理解していないので、そういうことになるんですね。すみません。露伴センセがルーブル行ったり、イヤミがフィクサーだったりするのと同じような企画なんですね。
後の悲劇を思うと、ここで描かれている日常がどれだけ貴重で大切な日々だったのか。
Posted by ブクログ
週刊文春によると、今年はマリー・アントワネットブームなのだそうである。それに便乗(?)して企画された本作品は、なんと、史上初めてヴェルサイユ宮殿が監修しているという。マリー・アントワネットに関してはこれまで様々な悪評が付きまとってきたが、最近の研究により、それらの悪評のほとんどは後世に創作された嘘であることが明らかにされている。本作品では、その点も踏まえて、ルイ・オーギュスト(のちのルイ16世)に嫁いだ当初のエピソードが丁寧に描かれているが、その後の波乱万丈の人生にまったく触れられていないのは中途半端な印象が残った。
Posted by ブクログ
とても美麗な画面。
マリー・アントワネットについてはかの有名な台詞と革命、処刑…という程度の知識しかなかったので、下手な先入観を持たずに読み進めることができました。14歳でフランスに嫁いだオーストリアの皇女。心情描写がリアルで感情移入しやすいですね。
「え!?これで終わり!?」という感じの幕引きでもっと続きが読みたいのですが…。彼女の一生を追ってみたかったので少し拍子抜けしてしまいました。
それにしてもヴェルサイユ宮殿監修ってすごい。(字面が)
Posted by ブクログ
史上初!ヴェルサイユ宮殿監修って、、、
マリーアントワネットとルイ16世は
アニメにもなった「ベルサイユのばら」のイメージが強いけど
人柄、姿形、全然違うんだな
オーストラリアからフランスに嫁いできた時の様子は
なんだか切ないなと思った
Posted by ブクログ
カバーだけで買ってしまった1巻。まだ、始まったばかりの物語ですが、とにかく惣領冬実さんの絵が美しい。絵が美しいだけの人ではないので、鍵になるシーンが決まってる。続きが楽しみ。