三田紀房のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ昔映画を観た記憶はあるものの、ストーリーはほとんど覚えておらず久々に振り返ってみようと今回は小説を読んだ。一気読みするのにちょうどいい分量をしていて読みやすかった。内容構成要素も、謎、恋、歴史、いち人間としての葛藤、といった具合に多岐にわたるため、誰が読んでも面白く読めると思う。
一番印象に残ったというか衝撃を受けたのは、櫂がこれまで信じ続けてきた「真実にこそ数学にこそ意味がある」ということを、平山造船中将がいとも容易く否定したシーンである。己が信じ続けてきたもの、しかも櫂にとっては自分の人生で紡いできた根幹そのもの、に対してNOを突きつけられた時の絶望感や虚しさを強烈に感じた。物語の中の話で -