綱本将也のレビュー一覧
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名古屋戦1-2で前半を折り返すETU
"ガチガチに守りながら相手のガチガチの守備を崩す" そう言い放つ達海の真意とは?
チームの構想外であり、年齢的にも若くはない川瀬のボランチの起用に、好調に思えたブラジル人トリオのカルロスの不調を言い当てる。
相手の弱点をつきつつも、ブラジル人トリオの勢いは止められず、ぺぺにPKを与えてしまい、黒田は2枚目のカードで退場。
状況は最悪としか言えない中、諦めないサポーターと選手たち。
"絶望的な状況はこれまで散々味わってきた。
けれど、気持ちまでそこに引っ張られる必要はない。逆境にへこたれないだけのものをすでに手に入れて -
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ホームで名古屋を迎え撃つETU。
「チームが更に高みへ行くために」キャプテンマークが村越から杉江に託される。
"この借りは必ず返す" 浦和との敗戦で約束した言葉を信じて待つサポーターたち。
チームの完成度を上げてきている名古屋。元代表の川瀬を相手に自分らしいプレーのできない椿。
が、一瞬の隙をついてパスワークからジーノが先制点を決める。得点後達海の元に集まっていくチームの姿が印象的。
川瀬に椿が抑え込まれ、絶好調のブラジル人トリオを相手にDF黒田がイエローカードをもらう展開に。そして、ゴール前に迫る名古屋の攻撃に耐えきれず、ぺぺに同点を決められ、すぐさま追加点を許 -
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ロースコアながら浦和に快勝されてしまうETU。
公式戦3連敗は泥沼にはまってしまったしか言えない。
達海がまさかの現役復帰宣言という大きな決断を下す。
納得できない選手たちに対して、ミニゲームを通して本音でぶつかる達海。現役時代のようにはプレーできない自身の姿を選手たちに見せることでサッカー選手としてボールを蹴られる喜び、ゲームができる幸せ、自分の好きなことを追求して生活ができることがいかにすごいことなのか、その幸せな時間は永遠には続かないことを伝える達海。
「フットボールの文化の主役は選手であること」を身を呈して伝えた達海の姿を見た村越は次の者に託す覚悟を決める。 -
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代表に招集された椿と赤崎
ガンナーズの窪田と意気投合。椿はU22の面々から刺激を受ける。椿本人は初の代表招集に戸惑いながらも、周りからは一目置かれているこたにはこの時には気付かず。
臨んだウズベキスタン戦。
代表のブラン監督が見守る中、相手のミスから先制するも後半に同点を許す日本。
そんな折、椿を投入。
代表であろうと伸び伸びとプレーする姿にチームにスイッチが入る。
椿と窪田を中心にチームがまとまっていく。
そして、掴んだ勝ち越しのPK。オランダでプレイする細見がこれを決め勝ち越し。2-1で試合終了。
試合後、代表試合を楽しめていた自分がいたことに気づかされ、手応えを感じる椿。
カップ戦 -
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ネタバレvs千葉戦 決着!
ガブリエルのクロスに村越が合わせた勝ち越し弾。
羽田の目に映る椿が始めて観戦した時に見た達海の姿に重なっていたのが印象的。
チャレンジャーとはどう在るべきか?ETUの面々がその答えを出したようなそんなゲーム内容。
そして、歩み寄るフロントとスカルズ。
カベセンの元で塾講師として働く羽田。
U22の代表に招集される椿。
代表の重圧に負けそうになりながらも、恩師からの電話で「お前さんが頑張ってくれとるお陰で私達はつながっていられる。(離れ離れになった私達を結びつける魅力があること)お前さんのプレーは知らんうちに沢山の人を幸せにしとるんだよ」という激励の言葉に奮い立つ。
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ネタバレ教授の異名を持つミルコビッチ監督率いる千葉の戦術的サッカーの前に先制を許すも、挑戦者らしくあろうとするETU。
選手交代含めポジションを大きく変え、後半に臨む。ぶっつけ本番のシステム変更に選手が応え、椿の飛び出しが赤崎の同点弾に繋がる。
ゲームの裏で奮闘するゴローの姿とまとまり始めるETUサポーターの面々にも注目。
"挑戦者はいろんなもんに立ち向かってかなきゃなんねぇんだよ。
相手とか自分とか環境とか状況とか。
試合の主導権が向こうに行っちまってんなら、そこから流れを引き寄せられるかが試されてるってこと。
判定にブツクサ言って下向いてたって何も変えられない。
挑むべきもんは山 -
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ネタバレ熾烈な東京ダービーに終止符を打つ45巻である。
大いに活躍した持田の負傷退場、直後の覚醒した椿の決勝点による十年ぶりのダービーマッチの勝利、そして引きのアジアカップに向けた代表メンバーの発表会見など、非常に濃い内容になっている。
特に見どころなのは椿の躍進だろう。本作でピッチ上の主人公は彼に間違いないわけだが、こうした活躍すべき場所で活躍してこそエースの面目躍如であり、彼の一層の躍進が確信されるワンシーンである。
ちなみに、そこでも地味に壁パスヒールキックでアシストを決めている夏木であるが、本人の言うように代表に選ばれる気がサッパリしないのはご愛敬だ。ただ、彼は不器用ながらも必要な場面 -
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ジャイアントキリングももう44巻。
この巻の見所は持田。
天才と言われながらも怪我に悩まされいつまでも大舞台での活躍をできないままでいる男の「常にラストチャンスだと思って挑んでる」という言葉が印象的。
周りから色々言われても「黙ってろ」と言い切ることのできる実力の持ち主は飄々としているようでやはりプレッシャーとの闘いも半端ないんだなと思った。
かつて怪我に悩まされ同じく大舞台での活躍ができなかった達海も思うところはあるのだろうか。
そう考えると期待されて期待通りに活躍した清宮はすごいなと思ったし、本田も香川もスターはいつだって期待以上の活躍をしてきたからこそスターなんだなと思った。 -
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ピピンチャレンジカップ、ウルグアイ戦。前半の劣勢を巻き返すべく椿と窪田投入の日本代表。あれだな、翼クン岬クンのような感じなのだな、この二人は。
もう緊張と重圧で押しつぶされていた、かつてのへっぽこ椿はそこにはいません。
それよりも高いレベルでやるサッカーにわくわくするサッカー小僧がいるだけです。
試合は、椿&窪田コンビの投入で勢いが出た日本が追いついたものの、勝ち越せず2-2の引き分け。でも、いい試合だよこれ。ブランの言葉通り「チームコンセプトと仲間を信じ、相手が各上だろうと球際ではひるまず、相手を圧倒するほど走り、90分間…一瞬たりとも気を抜かず、最後まで勝利に向かってチャレンジするチーム