綱本将也のレビュー一覧

  • GIANT KILLING(1)

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    思考系サッカー漫画の先駆け
    監督を主題とし弱小チームが格上を倒し強くなっていく様を
    架空の日本リーグで描く。

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    2016年02月21日
  • GIANT KILLING(37)

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     海外組合流後の日本代表を描いた、椿の覚醒編である。
     初戦のスコットランド戦はあくまで緒戦と言ったところだろうか。海外組の次元の違うかのような存在感に気圧されながらも、その中で殻を破ろうとしている椿が描かれている。
     当初の描写を思い返すと、ここでの椿のプライドの芽生えは非常に見応えのある部分である。引き込まれると同時に、そうした心を宿しながらプレーするであろう次巻への引きが憎いぐらいに効果を発揮している。

     物語としては大きな進展があったわけではない。それでもここでは星五つを付けたいと思う。素晴らしい巻だった。

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    2015年12月05日
  • GIANT KILLING(30)

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    30巻はすごいと聞いていたので…

    少年漫画とか、選手が主人公だとこれは書けないし言えない。この漫画読んでてよかったって思う。ほんとサッカーの神さまがいるなら神さまひどい。

    最初からわかってたジーノ、すごさを肌で感じて越えようとする椿、これからのチームを考えて引導を渡す村越、
    何回読んでも有里ちゃんと一緒に泣く…。

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    2015年11月17日
  • GIANT KILLING(30)

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    すごい。ずっと面白い漫画ではあったけど、この30巻はちょっと物語を違う次元へと進めた巻だった。いわゆる"神回"的なものだろう。
    読者である僕にもズカズカと突き刺さる達海の言葉。達海の覚悟に心が震え、涙なしには読めなかった。そして、新たなステージへの予感に心が震えた。
    本当にスポーツ漫画に残る作品の歴史に残る巻。

    達海の覚悟を初めから理解していたジーノと、誰よりも理解した椿。きっとこの後、椿のパスにジーノが走る瞬間が来るのかと思うと、もう気持ちが止まりません!

    本当に素敵な作品だなぁ。

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    2015年10月30日
  • GIANT KILLING(35)

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    ネタバレ

     大阪戦、後半(の途中まで)が描かれている巻である。
     前半良い形で戦えていたETUだったが、ガブリエルの負傷交代の隙につけ込まれ、失点を許す。なお勢いに乗る大阪に対し、達海は三枚のカードをすべて切った。
     大阪が攻勢を強める中、ETUの対策が奏功し始め、再び主導権を握ることに成功する。そして、カウンターにおいて、ルーズボールを決める椿、というところで物語は閉じられている。
     実に躍動感のある試合展開で、大変楽しませていただいた。ここでは素直に星五つを付けたい。

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    2015年09月30日
  • GIANT KILLING(33)

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     いやはや、熱い展開だった。十人で一点ビハインドからの逆転勝利が描かれた、名古屋戦後半の模様が収録されている。
     ジーノに意見する椿、それで動いたジーノとそこで連続ゴールを決めた夏木、椿とマッチアップしながら90分戦い続けたベテランの川瀬、絶好調のぺぺに対して脅威を感じていないという自称スロースターターのGK湯沢、マリーシアで動きを止めていただけの決勝ゴールを決めたガブリエルと、一つ一つのシーンの密度が本当に濃かった。
     山形戦と同等か、それ以上に見ごたえのある内容だった。星五つは確定だろう。

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    2015年09月28日
  • GIANT KILLING(30)

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     チーム崩壊から立ち直るために、達海が一手打つ回である。
     十分のミニゲームをもって自身の入団テストにすると宣言した達海。それをそのまま、引退試合とした展開は非常にエモーショナルなところだった。
     いつまでも現役でプレーしたいというのは、選手らに共通した気持ちだろう。ましてや、達海は十分それが可能なはずの年齢(のはず)であるし、その気持ちはひとしおのはずだ。そうした無念を伝える描き方は、非常に読ませるものだ。
     そして、その気持ちを受け取った村越の決断で物語は閉じられている。
     非常に良質な物語だった。浦和戦での敗戦で、選手らに詫びるサポーターなど、見るべきところが多い。星五つの評価が妥当だろ

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    2015年09月28日
  • GIANT KILLING(27)

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     千葉戦ではチームが新たなチャレンジを行いながら見事に勝利を得て、その一方でスカルズとフロントの関係修復が行われた夏の花火が挟まれている。そこで、羽田の意外な職業(塾講師)が明らかになったりしつつ、物語はさらにu-22の選出へと進んでいる。
     内容の濃い一冊だった。椿の招集は大きなトピックだが、それ以上に、彼が応援している皆の想いを背負って立ち向かえるようになったことが大きい。ようやく一皮剥けてきたところだろう。
     物語は充実してきている。これからも楽しみに読んでいきたい。星五つ評価である。

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    2015年09月23日
  • GIANT KILLING(26)

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     互いの思いと思いがぶつかり合う千葉戦も終盤である。後半、一点ビハインドから同点にして試合をひっくり返したETUだが、千葉の側の選手らにも思いがあり、その激しいぶつかり合いがある。
     実に熱い物語だ。これは星五つをつけざるを得ないだろう。

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    2015年09月23日
  • GIANT KILLING(25)

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     スカルズのコールリーダー羽田の物語と、その彼が持つ思いで出てしまったフロントとの争いを挟みながら、物語はアウェイでの千葉戦へと進んでいる。
     スカルズは暴力行為を振るったとして自身で自粛をクラブに告げ、難しいアウェイでの対戦に参加していない。このことがどう物語に絡んでいくか、その動きとは対照的に町内会のメンバーと共にアウェイに馳せ参じた元コールリーダー田沼の姿が垣間見えながら、物語は閉じられている。
     良い巻だっただろう。一つとして簡単な試合はなく、トラブルのない試合もない。こうしたバックグラウンドと物語の絡む内実は、非常にストーリーとして充実していたと言えるところだ。星五つと評価したい。

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    2015年09月23日
  • GIANT KILLING(24)

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     川崎戦の勝利から専門誌で特集が組まれるまでになったETUだが、物語はスカルズへ、引いてはそのリーダーである羽田へと焦点を当てている。
     サポーターという存在、それもコアサポという存在に焦点を当てるというのは、サッカー物語としては賛否があるかもしれないが、物語としてはようやくここまで来たか、という印象である。サポーターに関する話はずっと伏流として描かれていたためだ。
     人それぞれ苦労があるものだが、ここで描かれているリアリスティックな彼の物語には、やはり考えさせられるものがある。人が趣味に没頭するというのは、やはりどこかで現実逃避の嫌いがあるのだ。

     川崎戦の快勝をもって星五つと評価している

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    2015年09月23日
  • GIANT KILLING(22)

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     熾烈な差し合いが展開された山形戦の結末が収録されている巻である。いやはや、凄まじい一戦だった。最後の最後で持っていく王子はさすがの千両役者っぷりである。
     新戦力が結果に繋がるところなども魅力的だったし、監督同士の関係性もやはり素晴らしい。ここまででとびきり面白い一戦だったのではないだろうか。
     息つく暇もなく、強豪・川崎との対戦へと向かっていくが、ETUというチームが成長甚だしいことがうかがわれるこの一巻は星五つと付けざるを得ない出来栄えである。
     その一方で、夏場に連戦が続く中、どうしてもターンオーバーが必要なことから、村越がベンチ外になっているというスリリングな展開なども、よくバランス

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    2015年09月16日
  • GIANT KILLING(21)

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     濃厚な山形戦が続く。残り5分まで迫ったが、殿山とガブリエルというカードがどうなってくるか見物だろう。
     テンポとしてはやはりかなり遅くなってきているが、それだけに濃厚さが立っている。いくつかの視点で物語が俯瞰され、その中で達海の狙いが少しずつ立ち上がってくる感触は非常に快いものである。
     ここでは星五つと評価しておく。

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    2015年09月16日
  • GIANT KILLING(17)

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     港経済大学との対戦は終わりを告げ、意外な形で新戦力がチームには加わる。
     そうしてリーグ戦も後半戦に入り、最初の札幌戦では前半戦でレギュラー組だったメンツがスタメンから外れる展開、解任も噂される札幌側の監督やETUの番記者などは控え組を出してきたと侮りを感じたがそこで……と物語は良い形でクローズしている。
     これからの展開に期待がいや増すところだ。ミスターETUと称される彼が新たな攻撃の軸となる可能性が見えた。チームがどう変わっていくか楽しみである。
     その期待も含めて、星五つと評価したい。

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    2015年09月09日
  • GIANT KILLING(16)

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     回想編が終了し、物語はさらに進展していこうとしている。が、まずは達海率いる港経済大学との対戦をどうにかしないといけないETUなのであった。
     達海の物語と、十年前のETUの物語はシンプルに悲劇だっただろう。物語の密度は高かった。ただ、一方で少し全体のテンポをモタつかせた感も否めない。
     個人的には星五つと評価したが、この回想編の評価については分かれるかもしれない。

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    2015年09月09日
  • GIANT KILLING(14)

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     石浜の移籍話を挟んでから、物語はかつてのETU、十年前に達海が現役選手だったそのときのETUへと移っている。
     過去編はなかなかコンパクトにまとまって進んでいるし、石浜の話も良かった。ここでは星五つと評価したい。

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    2015年09月09日
  • GIANT KILLING(9)

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     大阪戦の結末と、そこでのプレーから椿選手のルーツを探りに足を運んだ記者・藤澤、そして五輪代表に選ばれた赤碕と物語は進展している。
     リーグ戦である以上、一つ試合が終わっても次がくるという構図があり、どうしても一つ一つの試合の密度と巻全体の密度に差が生まれてしまうところがやや惜しくもある。
     とはいえ、内容的には非常に良く、星五つは間違いないところだろう。しかし、長らくフューチャーされている椿選手もそろそろ大きく羽ばたいていいころだが、さてどうなるやら。

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    2015年09月02日
  • GIANT KILLING(5)

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     アウェイでの名古屋戦、因縁の元監督が率いるチームとの対戦が収録されている。
     ゲームはあれやこれやもちゃもちゃしていても、決戦の瞬間は一瞬だ。そうしたサッカーの様を満遍なく描いているこの巻は、非常に良い。熱くもあり、ジャイアントキリングを起こす戦術的なクールさもあり、ついに覚醒したバッキーのドラマもある。
     本当に良い巻だった。文句なしに星五つである。

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    2015年08月25日
  • GIANT KILLING(3)

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     村越渾身のプレーが光った東京ヴィクトリー戦の結末を手早く済ませ、ようやくシーズン開幕である。
     リーグプレスカンファレンスでぶち上げた達海だが、開幕戦は手痛い敗北。次巻の紹介も不穏な限りである。
     ただ、まあ、実際のところ、フロントと監督に共通理解があって、コンセプトのはっきりしたサッカーを志望している(洗練している途上である)場合は、解任を先延ばしにされる例もなくはない。だが、それにしても、それは実績のある監督に見られるものであって、達海のようなペーペーでは苦しいところだ。
     これからのドラマに期待したい。村越のプレーも加味して、この巻は星五つと評価しておく。

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    2015年08月25日
  • GIANT KILLING(1)

    購入済み

    燃えますね

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    2015年07月01日