吉田修一のレビュー一覧
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「間違えたくない」
別に取り立てて魅力的なところもないけど、人に好かれないわけでもない。
かと言って、みんなの憧れの彼と付き合っても、きっと捨てられて、大きな傷を受ける。
そんな、ゆるやかにマイナス思考な主人公が愛しくて、人に優しくしたくなります。
「私も、間違ったことしてみるよ」
自己嫌悪の裏返しのように傷つけてしまった年下の女の子に、こんな風にまっすぐ宣言できるのは、素敵なことだと思う。
まっすぐ、自分と、周りの人に向き合うことは痛みも伴うかもしれないけれど、やっぱり見てて潔いし清々しい。
自慢の弟も、高校時代よ憧れの人も、気のいい上司も、みんな彼女が幸せになるための登場人物になる -
Posted by ブクログ
ANA機内誌「翼の王国」にて連載されていた「願い事」、「自転車泥棒」、「モダンタイムス」、「男と女」、「小さな恋のメロディ」、「踊る大紐育(ニューヨーク)」、「東京画」、「恋する惑星」、「恋恋風塵(れんれんふうじん)」、「好奇心」、「ベスト・フレンズ・ウェディング」、「流されて」の短編12編と「バンコク」、「ルアンパバン」、「オスロ」、「台北」、「ホーチミン」、「スイス」6編のエッセイからなる吉田修一さんの作品。
台北へ行く際、旅のお供に選んだ一作。
私の場合、旅のお供の条件は、あっさりした話で旅の気分を盛り上げ、現地の良さを知ることができる作品なのだが、この作品は吉田修一ファンであること -
Posted by ブクログ
ネタバレ港街に小さい頃から住んでいる本田小百合。
二枚目の弟が自慢で、自分の街をポルトガルの街と重ねて過ごす日々。
高校の同窓会をきっかけに、かつての憧れだった先輩と再会し、気持ちが揺らぐ。
そんな中誇りに思う弟の彼女が妊娠したり、上司が離婚してしまったりと、色々と動揺する。
自身の恋も揺らぐ中で、弟の彼女の言葉に勇気づけられて、前へ一歩踏み出した。
最初弟が自分の彼女じゃなくて、父と親しくしてる女性を妊娠させたのかと勘違いしてた(死
「自分は何色だと思います?」が印象的だけど、
話の中では深く突っ込んでこなかった。
目次が愉快な感じで内容も愉快なのかと思ったら
意外なと