王欣太のレビュー一覧
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無料版購入済み
皆が読みたい(当たり前だよな 史上名高い完勝にして大量虐殺 読みたくない訳がない)長平の戦いと
そこでの白起が率いる秦の、趙の敗残兵四十万人に対しての生き埋めが
余すことなく描かれる、歴史に残る一巻とすら言えるのではないか
理屈を突き詰めていくと、人間は人間でなくなってしまうのか
そのようにすら感じさせる白起
実際には資料も乏しいし何がどうして起こった大量虐殺かそう分からないのだけど
白起による独断だからこそ、ここまで苛烈な結末になったのだという考え方は納得いくものでもあった
理屈の人であり、誰よりも理詰めで動けるからこそ誰よりも強い白起が
理屈をつけながらも実際は自分の情動に突き動かされて -
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最高の漫画
圧倒的な画力、秀逸でユーモアのあるセリフ、行間を描く技術、魅力的な人物像、非の打ち所の無い最高で完璧な作品だと思います。何度読み返しても心が熱くなる。
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大呼吸
大呼吸だったり、自ずと然らずに任せてゾーンに入る達人の極意は今を生きる極意にも通じると思えます。精神論芸術論のようになりがち内容が登場するキャラクターの魅力に魅かれてこれだけ面白く読ませるのは凄まじい
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面白い。
キングダムよりも達人伝の方が圧倒的に面白いと思います。
キングダム連載初期の時代に話が追いついてきたので、どういう書かれ方をしていくのか楽しみです。 -
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生き生きと描き出している。
大人気三国志の中で悪役で知られる曹操を主人公にした大長編作品である。ストーリー展開はある程度史実に沿っているとは思うが、かなりの創作を交えて主人公曹操を大変に生き生きと描き出している。また相当に大げさで派手な絵柄がそれに輪をかけて激烈ぶりを引き立たせている。三国志好きにおすすめの作品である。
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Posted by ブクログ
白起と盗跖の一騎打ち。廉頗の召還。趙括の抜擢。懐妊する朱姫。
終わりの始まりの14巻。
趙括の危うさに気づくには父親の光と、秦の影が強かったからなのか。どちらも個人の光彩を覆い隠してしまうほどの強さだったからか。
白起との一騎打ちで死亡した盗跖。彼の死は侠客たちだけでなく、士人であった孟梁にも大きく影を落とします。孟梁は、向こう見ずで意欲が空回りする管理職という立ち位置だったと感じてました。相容れない紳士と侠客を、わかりやすく風刺したような存在かな。その孟梁でさえ、盗跖の死には憤慨落胆してしまう。
盗跖の存在の大きさ。
孟梁は、この先どう進化するんだろう。
九代目・盗跖を継いだのは玄修。 -
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女性にもおすすめ
12巻無料で読み始め、歴史が得意でなくてもハマりました。どんなに自分らしく生きる事が難しい世であろうと、自分の立場や力を活かし達人を目指す有志達、いきいきとつながりあい人生を生き抜く様が魅力的に描かれ、現代にも通じる感覚で読めます。気がつくと大呼吸してます。荘子にも興味がわきました。
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Posted by ブクログ
「首級をあげること城を落とすことに価値を求めない
あるいは勝利にさえそれ自体の価値を認めない!
私は徹底的に戦に政(まつりごと)を求める!
政としての利を求める!」
蒙ゴウが軍を統べる理由がすっきりと描かれていた。
呂不韋の求めるものは、政に真っ直ぐ向く事象のみ。
戦の勝利にさえ、政に向いていなければ価値を認めない。
鮮やか。
実に鮮やかに、清々する程、真っ直ぐな新宰相の到来。
商人がゆえ道筋が一本であったんだ、と思わされました。
対して真逆にいながら、同じく真っ直ぐに吠える荘丹。
「人のためにあるのが法ではないのか!?」
清らか。
牢獄で叫ぶ姿が、何よりも増して清廉、静謐に感