王欣太のレビュー一覧

  • 達人伝 ~9万里を風に乗り~ 11

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    軍師・范束と捕虜とした趙軍。彼を取り戻そうとする王齕。范束の争奪を焦点に、上党の戦いは進みます。

    范束は渡さないが、上党は秦へ明け渡した趙軍。戦いの舞台は、廉頗率いる趙軍主力が布陣する長平へ。さあ、始まります「長平の戦い」が。

    范束を取り戻しに攻めくる王齕と、防ぐ廉頗の一騎打ち。
    楽しそうだな、あんたら二人とも。壮年いや、老年に差し掛かろうとする二人の生き生きとした表情と、切り結ぶ激しさ。11巻の白眉です。

    表紙は、戦場での丹の三俠。三人馬一体を体得して戦場を逍遥遊する三人。
    逍遙遊とは「とらわれのない自由な伸び伸びした境地に心を遊ばせること、とらわれのない自得の楽しさ」だそうです。

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    2020年08月09日
  • 達人伝 ~9万里を風に乗り~ 10

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    秦の公子・異人が開いた宴に招かれた平原君。そのお供として壮丹たち丹の三俠も同席。呂不韋の目論見は、異人と平原君をつなげることにあったはずですが、想定外の出来事が起こります。
    朱姫のお披露目。

    この瞬間、のちの中国が動き出した。

    中原への侵略を強める秦。韓の領土である上党を孤立させ、韓王から献上させるはずが、なぜか趙の軍勢に支配されてしまう。
    秦支配を嫌う上党の民が、王の決定に逆らい自らの意思を表明した結果。この選択が白起の出陣を促し、あの戦いへと繋がっていきます。


    表紙は平原君。
    異人との宴で踊っている姿です。裏表紙には相手の朱姫。

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    2020年08月09日
  • 達人伝 ~9万里を風に乗り~ 9

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    平原君、藺相如、廉頗と戦国末期の趙の大物たちと出会う壮丹たち。九巻表紙の藺相如は「完璧」の故事の真っ最中です。

    大将軍・趙奢の葬儀ですれ違う壮丹たち丹の三俠と呂不韋。そして秦の公子で人質生活を送っている異人。

    呂不韋が己の野望のために動き出します。自分の扱おうとしている商品の大きさに目が眩み、その結末がなにをもたらすのかを知らずに。
    しかし、完全に開発調教してしまった朱姫の艶やかさと妖しさ。
    エロと一言で片付けるには、物足りない。

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    2020年05月18日
  • 達人伝 ~9万里を風に乗り~ 7

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    白起による華陽陥落、鯨骨の信陵君暗殺未遂と、表に裏に秦の強さ危うさを喧伝する事件が続く。

    一方、秦の宮廷に人質として暮らす春申君は、搦手から弱体化を図るべく昭襄王へ疑心を埋め込みます。
    その春申君が表紙の7巻。

    ここで埋め込んだ毒が、少しずつ少しずつ昭襄王と白起の間に不和を呼ぶ。

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    2020年05月18日
  • 蒼天航路(24)

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    赤壁の戦いがあっさり終わってしまった。
    孔明も軍師として周瑜と腹の探り合いをするでもなく、曹操に一方的に惚れてしまっている状態になっているし(笑)
    小説とのあまりの違いにビックリ。

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    2018年05月03日
  • 蒼天航路(23)

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    表紙の絵が怖すぎる(笑)

    死線を彷徨う曹操。
    小説にはなかったシーンだけど、なかなか面白かった。ちょっと孫権軍が強すぎるかなぁ。。。

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    2018年05月02日
  • 蒼天航路(21)

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    劉備の逃走完了。最後に「天下三分の計」をブチまけるところが劉備らしい。
    この人は本当に中身がなくて、優れた考えをそのまま呑み込む人なんだな。

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    2018年05月02日
  • 蒼天航路(19)

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    いよいよ曹操の南征編に突入。
    荊州が降伏して、拠り所がなくなった劉備が数10万の民を連れて放浪する。しかしなんで劉備に人が集まるんだろう?不思議だ。

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    2018年05月01日
  • 蒼天航路(17)

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    三顧の礼で諸葛孔明を迎え入れた劉備。孔明のキャラクターを淫靡な雰囲気にしたことが面白い。
    赤壁の戦いで、どのように周瑜と絡むのか楽しみだ。

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    2018年05月01日
  • 蒼天航路(33)

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    三国無双の夏侯淵も嫌いじゃないけど、蒼天航路の夏侯淵は最高にカッコいい。夏侯何某のなかでももっともイカしてるのではないでしょうか。

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    2018年02月19日
  • 蒼天航路(29)

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    龐統がイケメンなのが他の三国志とちょっと違うところかな。
    簡雍も非常にいいキャラで、馬超も加わり劉備陣営はこの辺りが一番いい頃かもね。

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    2018年02月17日
  • 蒼天航路(20)

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    長板の戦いと言えば、趙雲がフィーチャーされがちですが蒼天航路では張飛がかなりカッコ良く描かれている。

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    2018年01月28日
  • 達人伝 ~9万里を風に乗り~ 6

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    丹の三侠の初陣は、なんだかんだと勝利。王齕率いる秦を退かせることに。
    とはいえ、この勝利で一息つくことはできません。
    本格的に戦略を学ばせられている三侠。目前を進軍する白起。暗殺の危機が迫る信陵君。
    状況は、刻一刻と変化し、常に動き続けます。

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    2018年01月08日
  • 達人伝 ~9万里を風に乗り~ 5

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    ぐるり王齕。
    闇夜の中、一定間隔で鳴り響く不快な金属音と共に、黒マントの爺が死を振りまく。
    圧倒的な恐怖。もう一人、秦の将軍で恐怖の対象の白起のカラーは白。王齕は黒。
    この黒白コンビたまらない。

    包囲された洛陽。信陵君の思いつきから、趙・魏の軍司令官になってしまった「丹の三侠」こと壮丹・無名・庖丁。
    初めて戦の指揮を執る彼らの戦いは?

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    2018年01月08日
  • 達人伝 ~9万里を風に乗り~ 3

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    孟嘗君・春申君・呂不韋。戦国時代に名をとどろかせる人物が次々に登場。

    楚の墓陵を焼いた白起に対する春申君の「地上からすべての王を消し去ってやるという意思表示か!?」という問。
    呂不韋を見かけた辻占の爺ちゃんの人物評。
    後の秦の行く末を暗示している台詞が、どうにもこうにもわくわくさせる。

    呂不韋が仕込んで、始皇帝が産み、劉邦が育てるんですよ。

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    2018年01月08日
  • 達人伝 ~9万里を風に乗り~ 1

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    元ネタは、史記かなぁ。
    秦がだんだんと強くなっていって、それを潰すみたいな話になるような感じがします。
    主人公は、荘氏の孫。得意技は、長い息。

    これが、今、「キングダム」の時代よりも、前か後なのかというのも、わたしにはわからないのですが(同じぐらいの時代かな)、まだ、秦の始皇帝による統一にはいたっていないみたいな感じです。
    弓の人って、もしかして中島 敦の「名人伝」の人かな。

    この時代は、「項羽と劉邦」とかは読んでますが、どっちかというと、秦が統一した後の話しかしらないのですが、これは、秦が崩壊するぐらいまで行くのかな。

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    2017年12月27日
  • 達人伝 ~9万里を風に乗り~ 17 【電子書籍限定特典ネーム付き】

    購入済み

    すぐ読み終わってしまう

    大ゴマが多いからなのか、この作品は読み終わるのが非常に早く感じる。

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    2017年07月09日
  • 達人伝 ~9万里を風に乗り~ 11

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    中国の春秋戦国時代の話。
    莊子の孫荘丹が主人公。
    廉頗遂に表舞台に。
    強烈な個のぶつかり合い、廉頗対王齕。今まではまさに莊子というか
    嘘くさいというか血が通っていない感じだったが、強烈な個のぶつかり合いにより
    一気に話が締まったように感じました。次巻が楽しみ。

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    2015年11月30日
  • 達人伝 ~9万里を風に乗り~ 9

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    「完璧」「奇貨居くべし」「刎頚の交わり」有名な言葉のエ

    ピソードがばんばん出てきます。秦の圧倒的な力に呂不イ

    も加わってどうなっていくか、丹の三侠がどう立ち向かって

    いくか楽しみです。

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    2015年07月26日
  • 達人伝 ~9万里を風に乗り~ 2

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    天下の経穴を抑えてつなげて、天の底をぶち破る。それが、秦打倒への方策。
    合従・連衡とは違った形で、団結してみようということか。

    王侯でなくて、民一人ひとりの力で、というのが中国らしい。革命ってそういうもの。

    そこに立ちはだかる秦の壁が、白起ですか。常勝と大量虐殺の白起。天下の経穴を糾合しようとする荘丹の目論見とは、真逆にいる存在。

    そっか、まだ白起がいる時か。なんとなく時代が読めてきた。

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    2015年04月06日